負けるが勝ち☆

及ばざるは過ぎたるよりまされり、とか。

世界選手権ベルリン マラソン

2009-08-23 22:39:51 | JIJI
佐藤敦之選手、6位入賞おめでとうございます。

レース前、テレビで「北京オリンピックで初めての挫折」みたいなことをいっていたけれど、それは違うーって思いました。もちろん「北京で最下位」は相当なな挫折だったろうけれど、彼はそんなにのうのうと競技人生を送っていた訳ではないのに、って。

今は読めないみたいですけど、「心のタスキをつないで」というHPがありました。実業団に入ってからの佐藤選手が、一人称で自身の競技人生を語っているというものでしたが、その中で彼は悩む悩む悩む!こっちが心配になるくらい。トップアスリートはメンタルな部分でもみなそれぞれ大変な苦労をしているのでしょうけれど、会ったこともない他人が(しかもどちらかというと情の薄い私(笑)が)心配になるくらいっていうのはねえ。
一番印象に残っているのは、「藤田敦史選手と誓った。自分たちは走るのをやめてはいけない。福島の人間として円谷選手の分まで走らなければならない、と」というような記載です。たしかに、たしかにだけどもっと楽にしてー。

彼の北京オリンピックでのレースぶりは、全く想像外でそして想像通りでした。レース前はいい順位までいけるのでは?と思ってました。でもついていけなくなってズルズル下がって最下位になっても完走する彼も「彼らしい」と思いました。
私はかつての中山竹通選手の「1位でなければビリでも同じ」発言について肯定派なので、金じゃないにしても入賞レベルを期待していた分「もう走るのやめていいよ」的な気分がありました。ただ彼は彼自身のため、というか彼の背負っている全てのために完走したのだと思います。彼にとってはそこに意味があるから。

彼はいつになったら楽に生きられるんだろう。今回のレース後に「会津の人間はあきらめてはいけない」っていってたし(私としてはすごくツボでしたが)、円谷選手に関する言及もそうだし、彼はいろいろ煮詰まったものを背負って生きているような感じがします。怖いくらい。

ともかく、今回は結果が出せてよかったですね。ゴールでの雄叫び、意外でしたが、苦悩の日々を過ごしたつらさとそれを乗り越えた喜びがすごく伝わってきました。彼に幸あれ!


さてさて、尾崎好美選手、銀メダルおめでとうございます!!! ごめんなさい、基本ノーチェックでした。お酒飲みながら札幌記念(GⅡ)見てハズして、ではマラソンまでひと眠り・・・と思ったらふた眠りくらいして、気がついたら女子マラソン始まってました。30㎞くらいからの途中参加(観戦)ながら、燃えましたぜ~。 

みんな素晴らしい!!!

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