国立新美術館ってスタートレックみたいで楽しい。
そういえば随分昔、民芸の滝沢修氏演ずる「炎の人 ゴッホ」を観に行ったな~。
舞台全体が暗く、内容も暗く、そして会場も暗くて、
客席の階段で、でんぐり返りのように頭から転げ落ちてしまったお客さんがいて
(3階席で凄い傾斜だった!)その人の事が舞台よりも気になってしまったことを思い出した。
ところでゴッホ展。
ゴッホの作品だけでなく、
彼が影響を受けた画家たちの作品も展示してありなかなか面白かった。
農民たちの生活を描いたり、ものすごく研究熱心で努力の人であったことや、
浮世絵をたくさん購入しその色彩を勉強していたことなど、
わたしが思っていた「不幸な天才画家」というイメージが随分変わった。
肖像画の前にはたくさんの人がいた。
若い男性がいつまでもその前から動かなかった。
ゴッホの絵には心の奥深いところをかき回すような何かがある。
12月20日まで。火曜日休館ですのでお間違えなく。
わたしは先月火曜日に行きました・・・。