21日、日曜日は新宿で紅茶セミナーに参加した。
当店でお出ししているダージリンはタルボ農園のもので
そこのマネージャ、J.D.ライ氏の講演だった。
今月のBRUTUS(ブルータス)のお茶特集にも
タルボ農園が載っている。
米に例えるとわかりやすいが「コシヒカリ」といっても
どこの産地かによって値段も味も違うように、紅茶も同じ
どこの産地、農園かによって品質、味、値段に差がでる。
紅茶専門店のリーフルさんからすべて仕入れているが、
このタルボ農園のダージリンを飲んだ時に
「紅茶って、美味しい・・・」と感激した。
実は、今まで紅茶の美味しさがあまり分からなかった・・・というか美味しい紅茶を飲んだことがなかったのかもしれない。
リーフルの代表の山田さんの司会で、ライ氏の紅茶への熱い思いが語られた。
「紅茶づくりは仕事ではなく、情熱です」との印象的な言葉。だから毎日が楽しいと。
この農園では1500人が働いているが、忙しい時期は3000人となるらしい。
100年以上の歴史ある農園だ。
今年のファーストフラッシュ(春摘み)を水出しでいただく。
その香りに圧倒された。
次から次とテイスティングの紅茶が運ばれ、茶葉の香りをかいだり楽しい時間だった。
しかしおっちょこちょいな私はそこでも茶葉をテーブルにこぼして
「あささ~」とガタガタしていた。が、隣のマダムはにっこりと「大丈夫ですよ」と言ってくださる。
写真はそこでいただいたお菓子3種類。
ポルボロン・枝付きレーズン・ソーンパプリ(インドのお菓子)
標高2000mで常に霧に覆われたインド北東部、ダージリン地方。
たくさんの茶摘みの人々が霧の中で丁寧に摘み取る風景が目に浮かぶ。
次回も東京編。