晴れ、ときどき虹。

yaplog!から移行しました。

あの空の色

2009-03-06 22:16:48 | 日常生活
午前中雨。
今日は、娘の幼稚園の「お別れ遠足」。
もっとも、保護者同伴ではないので、普段とそんなに変わりない。
ちょっとお弁当を豪華にしたり、いつもの鞄がリュックサックになって、敷物とおしぼりが入っていたり。
しかし、雨が降っていたので、今日は園内遠足になりそうだ。
最後なのに、かわいそうだな・・・。

昨日、必至に乾かしたリビングマット。
掃除が中途半端で、悲惨な状態だったので、やっとリビングマットを敷くために掃除の仕切り直し。
まぁ、そこそこ片付いたのか??

カラーボックスの位置を、ちょっと変更してみたり。
乾いてなかった昨日の洗濯物をたたんだり。

ばたばたと時間が過ぎていった。

廃品回収の日程が決まったので、夕方、案内の配布をする。
各世帯に1枚ずつ、日程を書いた紙を配りに行くのだが、けっこう時間がかかる。

でも、そんなに寒くもなく、暑くもなく、やっと過ごしやすい季節になりつつあるのかな・・・と、配りながら考える。


ちょうど日没過ぎた頃の時間帯。
雨上がりの夕焼けは、まだ雲も多く、西の空が少し茜色に染まる。
東の空は少しずつ暗くなり、その稜線がぼんやりしてくる。
水も張っていない水田や、葉が落ちた木々を眺め、もうしばらくすると、緑があふれる季節を迎えるだろうと、どことなく漂う花の香りに、春の息吹を感じる。

そうか3月か・・・。

まだ住宅が建っていない整地された土地の間を歩き、日が沈んだばかりの西の空を眺める。
遠くを走るJRの車両の音が聞こえ、なぜだか急に泣きそうになる。


高校時代、校舎の屋上から見た夜の飯塚市。
大学時代、九産大駅前付近の歩道橋から眺めた、旧3号線の夕日。
いつか、こんな日が思い出になるんだねって、友達とたわいないおしゃべりをしたこと。

香椎浜から海を見て、駅まで歩いたこと。
電車の高架線を見ながら、香椎にいる自分がとても好きだったって気がついたこと。
電車に乗るのが好きで、車両からの風景は見飽きなかったこと・・・。

普段なら、あまり思い出さないような些細なことが、急に頭に浮かんでは消え、まもなく迎える「漠然とした不安」と当時の気持ちが重なり、胸が締め付けられそうな思いだった。


そうか・・・。

新しい日々を迎えるにあたって、今までの出来事がよぎったんだな・・・。

今から迎える日々が、私にとって「輝ける日々」であるように、あのときの私が出てきたのかな・・・。


それぞれの家に明かりがともり始めた。


帰ろうか・・・。


明日が晴れますように!



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (momomama)
2009-03-07 07:32:18
おはようございます。

季節によって想い出すことが違ったり
同じことでも胸が痛かったり 温かかったり。。。

今 中学の同級生が闘病中で風前のともしび。。
半世紀になろうとするのに昔の顔が浮かびます。

なっちゃんの遠足 今日ならよかったのにね。
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Unknown (りあら)
2009-03-07 11:06:14
>momomamaさん
普段思い出さないことを、こんなときにフッと思い出して、なんだか急に切なくなる・・・。
3月は、特に多いですね。
時期的なものでしょうか。

闘病中、ちょうど私たちの親の世代が多いです。
私の両親はともに元気ですが、葬式を出した友人もいますしね・・・。

momomamaさんのお友達、精一杯生きて欲しいです・・・。

そうそう、遠足、昨年も雨だったんですよね{雨}{グズン}
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Unknown (頃南)
2009-03-07 21:38:59
春は相反する感情が入り乱れる季節です。
幸せなはずが涙がでたり、悲しいはずが笑みがこぼれやすらいだりします。
過ぎ去った取り返しのつかないものは美しくなります。
これをあこがれの痛みといいます。
詩人の頃南でした。
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Unknown (りあら)
2009-03-07 22:28:22
>頃南さん
そうですね。
春って、生きる活力が漲る季節なのに、やっぱり寂しい。
相反するものを、あらゆる場面でしみじみと感じる季節ですね。

過ぎ去ったものは、楽しい・美しい思い出になって、今の自分があります。

今からの時間も、振り返ればいい時間だったって思うことができますように・・・{スマイル}
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