あにといもうと

今日の夕食。

「卵と鶏そぼろの袋煮」
「スライスチキンと野菜サラダ」
「タマネギとわかめの味噌汁」

「卵と鶏そぼろの袋煮」は、油揚げの中に、生卵と鶏そぼろを入れて爪楊枝で留め、出し汁とみりん、お酒、砂糖、醤油で煮たものである。

夕食前、娘は疲れてリビングで寝ていた。

出来上がったおかずをテーブルに並べていく。

おかずを見た息子。

「今日、これなん？おいしそう！！」
「そう？？」
「あ、この油揚げ、爪楊枝で留めた？」
「うん」

すると・・・。

「これ、なっちゃんが刺さったら危ないね」

息子は、娘のおかずを手元に引き寄せ、油揚げから爪楊枝を抜いていた。

・・・ほーーー！！

息子、優しいんやね・・・。
思いがけず、びっくりした。

しばらくして、娘が起き出して、食事を食べ始めた。

「お母さん、これ、爪楊枝刺さってない？？」
「うん、大丈夫。さっき、お兄ちゃんが取ってくれたよ。ねっ！」
「違うもーん。そんなことせんよっ！」

・・・まったく、ツンデレというか、なんというか・・・。


でも、なんか嬉しかったな・・・。