FROM FUKUOKA TO KAGOSHIMA

実は、夫が感慨深く運転している間、私は担当の委員長から電話があった。

「りあらさん、お休みのところすみません」
「いいえー、大丈夫ですよ。どうかしましたか？」
「はい。今ですね・・・（以下略）」

どうやら委員長宅にみんなで集まって、店舗のディスプレイを作成しているようだ。
私に電話をしたのは、ディスプレイのことも含めて、試食や班会のセットなどでのことだった。

私も手元に資料がないから、詳しく話が出来ないが、それでもスラスラと言葉が出るのには、我ながら驚く。

「一旦、この２つで提案しましょう。だめだったら、こっちの案でいきましょう」
「はい。また電話します」
「みんなによろしく伝えてね」
「はい。ありがとうございました」


で、夕方。

宿泊先に戻り、夕食を食べるまでの間に、友人からメールが。
結婚して富山に引っ越したＦちゃんだった。
福岡に帰省するので、みんなで会えれば・・・と、先日メールがあったが、そのことで、他の面々も同様に考えているので、場所のセッティングなどの件だった。

地元にいないので、帰宅したらもう少し調べてみるねと返事。

すると、Ｙちゃんからもメール。

うちでバーべーキューをするから、場所はうちの実家でいいよー・・・とのこと。

Ｆちゃん、Ｋちゃんにも連絡が行き、１２日はバーベキューに。



夕食後、出先から宿泊先に戻り、風呂の用意をしていたら・・・。

taga-mixから電話。
何事か？と思った・・・。
この日は、恒例の焼き肉会で、私も誘われていたのだが、鹿児島に行くから・・・と連絡していたのだ。
あれー？？？確かメールしたけどなぁ・・・。

電話を取ると・・・。

「りあらーー！！鹿児島どう？？家族旅行の最中に、すまんのう！！今度、花火には来いよ！！」

電話の向こうでは、taga-mixの声以外にも、たくさんの賑わった声が聞こえた。

「じゃぁ、naoに変わるぞーー」

「こんばんは。鹿児島、灰はどう？？」
「あーー今日、すごかったよ－」
「じゃぁ、たてに変わるね」

naoは、現在の赴任先が鹿児島なのだ。

「こんばんはー。お疲れ様です」
「お疲れ様－」
「俺、花火行かれんかど、よろしくね」
「うん」
「じゃぁ、hideに変わるね－」

たての次はhideに。

「りあらさん、大変やったね」
「うん。ありがとう。子どもさんと奥さん、元気？」
「うん。元気よ－」
「また見せてね－」
「じゃぁ、Ｋ工房のオヤジさんに変わるね」

電話はオヤジさんに。

「こんばんは」
「こんばんはー」
「車、まだ頑張るねー」
「うん。大変やったけどね」
「taga-mixに変わるよ」

で、再びtaga-mixに。


「花火の件やけど、いつもの場所で７時ね」
「うん」
「来いよーー」
「うん」
「じゃぁ、またね」
「うん、ありがとう」



・・・・なんというかな・・・。


すごく嬉しかったな。


みんな、ありがとう