晴れ、ときどき虹。

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ぽろぽろ

2009-07-31 23:09:44 | 腰痛日記
夕食の準備の後、整骨院に行く。
受付時間、ギリギリか?
なんでこんなに時間に追われるのだろう・・・。
もう、イヤになる。

かなり広範囲に肌を出し、腰、背中、首、肩、頭と鍼を打ってもらう。
本数もいつもよりも多く、静置の時間もいつもより長かった。
鍼は痛くなく、ただ、ふと楽になるような・・・そんな感じだ・・・。
もちろん、打ったのは院長だった。

診察室に入り、向かい合わせに座る。

「保険会社から電話があったよ」
「うん」
「向こう向いて」

先生に背中を向ける。
服をめくられ、皮内鍼を打ってもらう。

「昨日、整形外科に行って、今日、警察に行ったよ」
「うん」
「・・・・・・」

背中をさすられているとき、ふと涙が出た。

・・・やばい!こんなところで泣いちゃダメだ・・・。

私の思いとはうらはらに、涙が次々にあふれ出して止まらなくなってしまった。
あの事故以来、家族の前でも泣かなかったのに・・・。

「先生、ごめんなさい。涙が出て来た」
「え?」

再び向かい合わせに座るが、泣き顔を見られたくなく、終始、下を向いたままだった。

「はい」
「え?」

目の前にティッシュの箱を出される。
「使っていいよ」
「・・・じゃぁ、1枚だけ・・・」
「1枚で足りる?」
「・・・じゃぁ、もう1枚・・・・」

しばらく涙が止まらすに、ずっとティッシュでぬぐっていた。

その間、顔を上げず、ずっと下を向いたままだったし、先生も何も言わなかった。

「ごめんなさい・・・」
「うん」

やっと落ち着き、冷静さを取り戻した。

なんなんだろうな・・・。


「自分(私)は基礎疾患があるから、それに上乗せした状態なんよ。ちゃんと治療に来なさい」
「はい」


不覚にも泣いてしまったが・・・。

私は誰かにすがりたかったのかもしれない。


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