少しずつの形

曇り。
生暖かい朝だったが、やっぱり冬の寒さ到来。
最高気温は朝かよ・・・。

午前中、別件の会議。
私は参加しないが、次年度に向けてのメンバー構成についての臨時会議だ。
正直、気になって仕方がない。

私の担当の委員長が、まだ会議室から出てこない。
次年度継続の返事をもらい、ホッとした。
と同時に、今度は副委員長の選出に向けて、難航する・・・かと思いきや、夕方、良い返事をいただく。

ちょっとだけ、肩の荷が下りた。
私がどうこう言う問題ではないが、やっぱり担当しているだけあって、気になって仕方がない。

「りあらさん、もう来年はいないんでしょ？」
「そんな、勝手に人を遠くに飛ばさんでよー。また頑張ろう」
「はい・・・りあらさん・・・」
「はい」
「でも、担当じゃなくなるんでしょ？」
「私よりもきちんとした人が、今度は担当になってくれるよ、大丈夫」
「いや・・・りあらさんには、いろいろ話しやすいから・・・」
「・・・ありがとう・・・」

それだけのことだ。

長く仕事をすることを思えば、そんなに思い入れをしちゃだめなのかもしれない。
でも、私は・・・。
一緒に過ごした時間を忘れない。


報告書を書き、書類を用意する。
来週は機関会議だ。




全然関係ないが・・・。

ああ、やっぱり私・・・こんな感情を抱いてはいけなかったなぁって、思った。
どうにもならない。

ただ、苦しいだけ。

自分で気がつかなければ良かった・・・。
わかっていたんだろうけど、敢えて目をそらしていた。

だって、直視したら、あまりにもツライから。

でも・・・。

この感情だけは、踏みにじられたくないって、ね。

昇華されてしまうのを、待つだけだ。