ガンのリスクは脂肪分の多い食事や、肉中心の食事など、不健康な食事により高まると従来考えられてきた。
しかし、四月に開催された全米ガン研究会議で発表された研究結果によると、
食べる食事とガン発生リスクとの間にはほとんど関連性が見られなかった。
長年食事とガンの関連性を研究してきた、ハーバード大学の ウォルター・ウィレット氏が発表。
リスク上昇だけでなく、食事がリスクを軽減する効果もほぼ認められないという結果。
学会での関心は、すでにガン細胞の慢性炎症などに対する免疫療法へとシフトしており、従来の食事によるガン抑制はすでに時代遅れ、といった状況。
但し、肥満の管理がガン発生に影響がある、という事は一定の信頼性があり他の病気を予防する意味でも健康的な生活を心がける意味はある。
