Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
著作権:REN(無断引用転載禁)

2016年2月号 編集長からの手紙

2016年04月19日 | 編集長からのメッセージ
愛なるKANERE読者の皆さま

この号は、読者の皆さまが理解しやすいように、密度の濃い有益な内容を提供するという私たちの基本的原則に則っています。

まずお詫びしたいのは、2015年のKANEREの発行が長いこと滞ったことです。効果的な報道をするには資材が必要ですが、その資材を調達する資金が足りなかったからです。こうした資金なくして、組織の円滑な活動はできません。

この号では、我々はキャンプと地元地域からの様々な話を集めたので、内容は通常の倍になっているとも言えます。10月というとだいぶ前のことですが、難民がキャンプで、身元が判明している襲撃者からAK47ライフルを奪ったという話がありました。また、難民女性が強盗団に強姦されるという事件もありました。性にかかわるいくつかの暴力事件がキャンプでは引き続き起きています。昨年秋は、危険な状況がさらに悪化し続けた時期でした。

その上、エルニーニョによる大雨の後、少なくとも4人が死亡しました。 交通システムをたびたび脅かした洪水の結果、キャンプ内の何百もの家族が住居を失いました。一方、世界食糧計画が主導するバンバチャクラの導入は、食糧援助を受ける者からは否定的な反応を得ました。我々は金券による新しいシステムについて、キャンプ住民の意見をまとめました。その結果、公共の利益の命にもかかわる問題点を共有することができました。

この号のための寄稿は、リンダス研究所の創設者で、人道主義者であり社会正義のために仕事をしているキャサリン・アゲナによるものです。キャサリンは、難民危機への現実的なアプローチとして、難民危機にグローバルに取り組まなければならないと主張しています。

その他、いくつかの記事を掲載しています。課題はありますが、これからも報道を続けていく所存です。

難民の真の声を伝えるKANEREは、カクマの住民と地元住民に引き続き知る権利を提供するために、財政援助を求めています。

皆様の寄稿とフィードバックは、私たちにとって大きな力となります。

2016年が良い年になりますように!

敬具
KANERE編集長 カバタ・ボル 


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