私は彼より先に帰って来ました。
もう今までのモヤモヤと、今日のことで耐えられない!!と思ったので
Bくんに思っていることを全て話そうと決心しました。
今度こそ別れになるかもしれない。
でも、言わずにはいられない!!
会社でガマンしてた分、家に着いた途端、カラダがガクガク震えだし
ました。怒りで震えるような震え方でした。
いろんな気持ちが交じり合ってました。
怒りと不安。。。
「今日は来ないの?話があるんだけど・・・」とメールを送りました。
すると、彼から返事が来ました。
「何の話?」
明らかに、彼は既にイヤな予感がしていました。
私が話があるって時は、必ずもめるので・・・
で、彼がうちに来ました。
珈琲を淹れて、飲みながら・・・緊迫した雰囲気が続きました。
彼が「話は?」と切り出しました。
話そうと思った途端、涙が溢れてきました。
何から話したらいいんだろう・・・
彼を目の前にしたら、苦しくなって、話せなくなった。
「膝の上に座って良い?」と言ったら、彼が「いいよ!おいで!」と
膝の上に座らせてくれました。
そして、鼻水を啜りながら話し始めました。
「土日にな・・・一人でいると、考えないでおこうと思っても、
やっぱりBくんのこと考えてしまって・・・Bくんに色々話したいし、
会いたいと思うやん?!」
「普通の付き合いだったら、会いたいと思えば会えるし、
声が聴きたいと思えば聴けるし、メールしたいと思えばいつでも
メール出来るやん?!」
「それが出来ないから・・・Bくんからの連絡をずっとずっと待って
るのに・・・待ってた挙句に何も用ないとか言うやろ?そんなんされたら
こっちは何か話したくてずっとずっと待ってるのに、やっぱり
私のこと私と同じようには思ってないんやって思った。」
「Bくんが私にメールするのって、話したいからとかじゃなくって、
ただ単に目覚ましと同じような感覚なんじゃない?時間になると
しないといけないと思ってやってるだけ・・・」
「後、最近Lさんと週末に飲みに行ってるでしょ?それは、決して
行きたくて行ってる訳じゃない。家で一人でいると、ずっとBくんの
それも余計なことばかり考えてしまうから・・・
でも、行ったからといって、気持ちが楽になることはない。
帰ってきたら、結局また考えてしまって・・・余計に辛くなる。」
「それに、Lさんにも誰かは教えてないけど、Lさんが私の不倫相手は
ずるい!って言うねん。奥さんにばれなかったらそれで良いって
思ってるって。土日は家を守ろうとするから、家をあけないでしょ?って
言われたし・・・“そんなことないよ!”って言いながらも、そうやなぁって
心の中で思った。」
「私も前にも言ったけど、結婚もしたいし、このままじゃアカンって
思ってるから、誰かとつきあってみようかなぁ・・・と思うねんけど、
(略:Jさんの話を出す)誰かを好きになろうと思っても、やっぱり
Bくんへの想いは消せないし・・・そんなの中途半端やと思うから
なかなか踏み出せないし・・・」
「そんなんで、毎週土日に色々考えすぎて、言いたいことあるけど、
会ってる時はちょっとでも楽しくしようと思うから、言えないし・・・
どんどんどんどん色んなことがたまっていって・・・
もう限界。。。
常にイライラしてて、ちょっとしたことでヒステリックになるし、
Bくんにもあたってしまって・・・自分でもイヤになるねん。
もう、どうしていいのかも分からなくなってるし、今日みたいに
会社で奥さんの話題が出ると辛くてしょうがないし、ホンマ・・・
病気になりそうや・・・
(号泣)」
とにかく、自分の中に溜めていたことを休み休みではあったけど、
ほとんど全部吐き出した。
Bくんは私の涙と鼻水を優しく拭きながら、黙って聴いてくれた。
そして、彼が話し始めた。
「Lさんの言うように、確かにズルイかもしれない。
第三者から見たら、そう思われてもしょうがないと思う。
もしかしたら、renkaから見ても、何も考えてないように思ってる
かもしれんけど、これでも色々考えてるんやで。。。
renkaよりも考えてることは多いと思うで。
ハッキリしないとrenkaにも悪いと思うし、俺は俺なりに考えて
奥さんとどうやって別れるかとか考えてたけど、奥さんが妊娠して
状況が変わってしまった。
このまま続けるとrenkaが辛い思いをするだけだから、別れた方が
いいのかなぁ?と思ったこともあるけど、、、考えてその結果、
renkaのことを想う気持ちは消せないっていうのが自分の答えだった。
それに、renkaは別れたら友達には戻れないって言ったでしょ?
そうなるとどっちかが会社を辞めるしかないって思ったり・・・
私はそこで
「それやったら、私が辞めたらいいやん」と言った。
それは本心だった。
彼は
「それはダメ!!renkaは辞めたらダメ!!必要な人なんだから」と
言ってくれた。
そして、私が前から心に留めておいたことを吐き出した。
「私はね、妊娠のことを聞いた時、私のことを本当に真剣に考えて
くれてるんだったら、奥さんにおろすように言ってくれるとか
出来たと思うねんやんかぁ!それをせずに、そのままにするって
ことは、結局、Bくんは私じゃなく、奥さんと子供を選んだって
ことでしょ?子供が生まれてから、どうにかしようなんて思っても
そんなの余計に無理に決まってるでしょ?
子供が生まれたら、もう終わりやん?!
その前に、なんとかしてほしかった。」
すると彼は
「renkaを選ぶとか奥さんを選ぶとかそれは違うよ!
自分の子供はやっぱり殺せないと思った。自分には罪があっても、
子供には何の罪もない。おろせなんてとても言えなかった」
それは、彼の本当の気持ちだと思った。
私は言った。
「でもね、それだったら、やっぱり私を切るべきだと思うよ!
だって、子供が生まれてきて、その子供がもし自分がお母さんのオナカ
の中にいる時に、お父さんは他の女性を愛していて、お母さんを騙して
その人と会っていた・・・なんて知ったら、ショックだと思うよ!」
彼は涙目になった。
「でもね・・・ズルイと言われても、なんて言われても、renkaのこと
好きだし、この気持ちをどうすればいいのか分からない。
オレが何も考えてないと思ってるかもしれないけど、明るくして
表に出さないようにしてるけど・・・オレも辛いんだよ。。。」
私は彼を抱き寄せた。
男だから、強いところを見せないといけないって必死に頑張ってる彼
を見て、ヨシヨシしたくなった。
「分かってるよ!Bくんが何も考えてないなんて、私も思ってないよ!
Bくんもどうしていいのか分からなくて悩んでいるってのは分かってたよ!」
と彼に言った。
彼は私をギュッと抱き締めた。
私がやっと笑うと、彼はまた泣きそうになる。
「やっぱりrenkaの笑ってる顔が好き!その顔でいて!笑ってると
可愛いけど、怒ってるとコワイから!」と言われた。
結局、結論は出なかったけど、彼の本当の気持ちも聴けて、
自分の気持ちも全部聴いてもらったし、スッキリはした。
彼が
「明日、焼肉食べに行こうか!」と言った。
焼肉を食べに行こうってのは、前から約束していた。
でも、、、私はこのまま会うってのでいいのかなぁ・・・って
少し考えて、止まっていた。。。
彼は不安そうに、「ダメ?
」と訊いてきた。
「う~ん・・・いこか?」と答えると、ホッとした顔していた。
そこに彼の携帯に電話が・・・
お母さんからだった。
「まだ仕事してるの?!いつ帰って来るの?!」と怒鳴られていた。
ついつい喋りこんでしまい、既に21時半だった。
彼を見送って、ドアを閉めた瞬間、帰ってきた時と、自分の気持ちが
明らかに変わっていることが分かった。
胸につかえていたものがなくなっていたんです。
結果は、今までと変わらずだけど、ついでにベタベタ女に関する
不満も訴えたので、かなりスッキリした。。。
この先はどうなるのか分からない。
でも、明日はなんとか頑張れそう!!