天に星、地に花、人に愛

30代後半にして一児の母となった、三十路サラリーウーマンの徒然日記。

女性の再チャレンジ支援

2005-06-05 21:45:33 | キャリア・雇用
女性の再就職支援で閣僚会議、政府7月にも設置

やっと、やっと、政府が動き始めた。このブログでもワーキングマザーについては何度も触れている。女性が自分のキャリアを考えた時、出産は大きな障害になる。実際私の勤務する会社でも、課長以上の女性は全て子供を持たない。逆に子供を産み、産休・育休を取得し復帰している女性は、どんなに長く勤務しても出世していない。出世だけが全てではないが、出世は企業人としての評価の大事な一部分である。
幼い子供を持ったワーキングマザーは、必死の思いで働いている。限られた時間のなかで、出産前より仕事のレベルを落とさないように。課されるものは大きい。そして、自分がきちんとやり遂げなければ、後のワーキングマザーに迷惑をかけるというプレッシャー。長い時間保育園に預けてしまっている子供への負担。そんな思いをして働いていても、産休・育休によって大幅に査定は下がっているのだろう。。。評価される事は難しい。

女性の再就職支援はとても大事な事だし、待ち望んでいた事だ。しかし、現実は厳しい。保育施設の確保。病時保育施設の充実。時短勤務や在宅勤務の拡大。ワークシェアリングの普及。これらの条件が満たされて初めて、女性の再就職支援が現実のものとなる。

政府はどういう取り組みをするのか?形だけでなく、本当に有効で、実行され得る方法まで検討して欲しい。

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【ニュース概要】
政府は女性が出産した後に再び就業することを支援するため、関係閣僚による「女性の再チャレンジ支援策検討会議」を新設する方針を決めた。出産や育児のしやすい環境を整備することで、少子化対策につなげる狙い。7月にも初会合を開いて具体的な支援策を年内にまとめ、来年度予算に反映させたい考えだ。
会議は男女共同参画担当の細田博之官房長官が主宰し、少子化対策担当の南野知恵子法相や中山成彬文部科学相、尾辻秀久厚生労働相、竹中平蔵経済財政担当相らで構成する。