ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

朝鮮学校無償化の議論をさらに

2010年07月27日 | Weblog
 今朝鮮学校の無償化についての議論がさらに高まっている。

 特に最近の朝鮮半島情勢の緊張と、拉致問題の進展との関係で北の支持団体の総連が運営するだけに反対する意見も多く聞かれるところだが、実際のところ民族教育の重要性を感じた在日があ戦後日本社会のなかで、民族性を守っていく重要性から始まったのだが、結果的に本国の分断による思想の違いよりさらに激化する、南北の争いが今日的にあっても、教育の場という状況から、思想教育の場として捉えられて、朝鮮学校への見方は、まだまだ日本にあっては厳しいところがある。

本音からいえば、衰退し自然消滅をして欲しいというのが、日本の国の正直なところであり、在日の静かなる日本への同化を望み、民族問題をこれ以上発展させたくないのだが、民族問題にあってあは、押さえ込めればさらに反発し、無視すれば逆に主張が高まり、放置すればさらに多様化した要求が噴出するといったことは、どの国に在っても、外国人を受け入れた場合に生ずるリスクであり、問題である。

 特に、こういった問題を予測せずに、朝鮮半島の統治からそのリスクは生じており、その清算の方向を定めることが出来なかった、戦後処理をいまだ続けなければならない視点から一度見る必要があるのではないか。