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身寄りが居ない単身入居者の孤独死、その後の家財類の後片付け・その2

2017-05-01 | アパマン大家さん

身寄りが居ない単身入居者の孤独死を防ぐには隣近所を含めて
マメなコミュニケーションがとても大切です。
特に投資目的で不動産を運用している大家さんは不動産会社に
丸投げでは無く入居者への気配りや配慮が大切ですね。

安否を確認する方法は電話が一番早いです。
しかし圏外になっていたり数日間連絡が取れない時には孤独死に
遭遇しているかもしれません。
これが事件事故だったら資産価値が大きく下がります。


 

身寄りが居ないご遺体は血縁関係者等の身寄りが引き取りに来るまで
警察で保管されています。
約3か月程待ってもご遺体は結局引き取り手が現れなかったために
無縁仏となり葬られました。

その3か月間のご遺体は冷蔵庫で安置されていました。

生活雑貨や寝具衣類そしてコレクションや思い出の品等を一つ一つ
慎重に確認しながら廃棄処分するか転売するか一時預かりにするかの
選別に入り燃やすごみはそのまま可燃ゴミとして廃棄処分しました。

箪笥やテーブル等の家具類は自分で解体し電化製品等や現金化出来る物は
買い取りへと回しました。

本来は保証人や血縁関係者が責任を持って引き取り処分をして欲しいですね。

亡くなられた方は保証人や血縁関係者が居ませんので全て大家の責任で進めます。

区役所で戸籍を取り血縁関係者へ連絡を何度か取りましたが亡骸も含めて
全て引き取り拒否されました。

唯一の救いは近くに先祖代々のお寺とお墓が有った事でした。

遺品や通信物の中に手掛かりとなる連絡先や手紙類が見つかったのです。

仏壇に有ったご先祖の位牌や写真類等は仏壇も含めそのお寺へ運び
処分してもらいました。

この時は住職さんにも事情を説明して快諾して引き取ってもらいました。
この時は故人の預かり物の処分が出来て肩の荷がやっと下りました。

最後にとても残念でしたが亡骸は引き取り手が居ない為に
先祖代々のお寺に有るお墓には入れなく無縁仏の共同墓へ葬られた事です。
日を改めて無縁仏の共同墓へ線香をあげに向かい故人へ結果の報告をしました。

空室となった物件はこれからリニューアル工事が始まります。

合掌。



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