アパートやマンションの大家の仕事をしているとトイレの交換も大切です。
入居者の入れ替わりについでに行うと入居率が上がります。
35年間使ったtoto制の3角タンクトイレは時代を感じさせますが
今でも後継機種が販売されています。
排水芯や給水圧や排水勾配等を考えると同じ物に交換した方がよろしいのです。
特に狭いトイレ空間に今流行りの物を入れてしまうとドアが邪魔したり
便座に座り辛かったり汚物が排水されなかったりします。
今回は2階に有るトイレを交換しました。
根太はシッカリしていますが経年で床が撓んでいるのでそのまま12mmの合板を
増し張りの方法で上から被せました。
トイレへ入る室内生活動線上も12mmの合板で増し張りをしているので
段差は生じません。
既存の便器を解体して床を増し張りしてクッションフロアー仕上げの工程で
半日で完了します。
既存の便器を剥がすと排水用のフランジが現れてきます。
35年前のフランジは鉄で出来ているのですが当時の職人さんの仕事が丁寧に
フランジを塩ビ管と接続してありました。
排水の塩ビ管がフランジから抜けない様にトーチランプで炙りフレア加工
の様に仕上げてありました。
クッションフロアーを敷いてからプラスチック製の新しいフランジと
塩ビ管とを糊付けします。
12mmの合板にフランジが納まる穴を空けて床に固定します。
先に3角タンクを仮合わせで設置してからフランジにパテを盛って
便器本体を床に固定させます。
結露が有ると陶器が収縮して割れるので3角タンクは本締めまで
固定してはいけません。少しばかりの壁面との隙間加減を要します。
排水パイプをモーターレンチ等で締め付けていきますが長さは
現場合わせなので耳栓をしてグラインダーで切断します。
最後に給水フレキ管を繋いで給水排水確認をして終了となります。
3角タンクの短所はタンク一体型と比べて排水管の接合部が3か所ある為に
水漏れしやすい事です。
しかし大家側としては入居者とのコミュニケーションを兼ねて安否や部屋の
中を確認出来ることです。
因みに此処の部屋はこの後すぐに女性の入居が決定し現在も入居中です。
湯沸器・エアコンの交換工事承ります。
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