ALL THOSE YEARS AGO~過ぎ去りし日々

なんでもありの気まぐれブログです。

アナログ全盛の時代(前編)

2006-07-16 20:37:18 | 日記
昔々のお話です。
今日は話が長いですよ。覚悟してください。
それはアナログ全盛の時代でした。
というより、当時はそれが当たり前でしたから、デジタルなんて影も形もありませんでしたので。

私にとっては大変なつかしくて、大変貴重なサイトを見つけました。
ラジカセ博物館です。

私が一番最初に買ってもらったラジカセ(この言葉自体もう死語ですねぇ。正式にはラジオ付きカセットテープレコーダーといいます。)は、日立パディスコ GF-XOでなかったかなぁと思います。

たぶんこれに間違いありませんねぇ。
本体に四角いマイクがセットされていて、直接取り出せて音が拾えるんです。
FM電波を通してです。
これは当時画期的なことでした。
有線マイクが当たり前でしたからね。

しかもこのパディスコは、カセットの音をFM電波で飛ばせたんです。
ですから大きなステレオにFM電波で飛ばせるので、それはもう大迫力でした。
この時代のラジカセは当然、モノラルでしたので、モノラルでしか飛ばせません。
ステレオとは比べものになりませんが、当時はすっごく画期的でしたね。
中学生の時でしょうか。
これで好きな音楽やラジオ番組を録音しては聴いてました。
懐かしい。

だけど、高かったんですね。
定価42,800円ですって。
よく親がこんな高いもの買ってくれましたねぇ。
感謝しなくっちゃねぇ。
当時はそんなこと思ってもいなかったです。

時は流れ、ラジカセもステレオ時代へと移ります。
そこで遂に二代目ステレオラジカセの登場です。
中学3年生位でしたかねぇ。
ナショナル RS-4100 「STEREO MAC」です。
定価46,800円だって、高っけえなぁ。

これは今は亡きおじいちゃんに買ってもらったものでなかったでしょうか。
これは本当に感激でしたね。
FM放送がステレオが聴けるんですから。
このラジカセでFM放送から流れる「ビートルズ特集の番組」をカセットに録音しては聴いていました。

このラジカセは何といっても高音質で録音できる「クロームテープ」が使用できたんですよ。
所詮はラジカセなので、ノーマルテープと比べてどこがどう違うのかよく分かりませんが、いい音だ、いい音だと信じて聴いてきました。

このラジカセは今でも家にありますよ。
かなりくたびれております。
テープも聴けますが、テープヘッドがもうだめみたいですね。
音がこもって聞こえるんです。
FM放送なんかは、がんがん聴けますよ。

時代はさらに流れて、ラジカセからカセットデッキへと移りますが、カセットデッキについてはまた別の機会にとりあげますね。


正面から見た写真


このレベルメーターがいいんですよね。録音してる時の針の振れがなんともいえません。


見やすいチューナー部。選局が簡単です。FMステレオ放送受信時に赤く点灯するステレオアイがかっこいいなぁ。


上から見た写真です。ちゃんと左右スピーカーのバランスをとれるつまみがついているんです。


それにしてもすっごい重量ですよ。とっても重いんですよ。

まだまだ続きそうなので、後編に続く。