Only A Northern Song

ビートルズの曲の中から、今日はジョージの作品を紹介しましょう。

「Only A Northern Song」です。
メジャーな曲でないので、知らない方の方が多いかもしれませんね。
（こりゃ、コメントはもらえそうもないですねぇ。）

例によってなかなかタイトルが決まらず、正式タイトルが決まるまでは「Not Known」（タイトル不明）と呼ばれていたそうです。

ギタリストの作品にもかかわらず、レコーディングではギターは一切使われていません。
バックで聞こえるトランペットは、ポールが吹いています。

元々はアルバム「SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」のために、ジョージが作った作品であったが、他のレノン＆マッカートニーによる作品より劣るということではずされた屈辱的ソングでもあります。

同アルバムではこの曲に代わって「Within You Without You」が収録されていますね。
確かにこちらの方がインパクトのある曲ではありますねぇ。納得です。

ちなみにノーザン・ソングスとは、当時ビートルズの作品の版権を管理していた会社の名前。
レノン＆マッカートニーの下で思うように作品を発表出来ないジョージの心情を表していますね。

結局は、アルバム「YELLOW SUBMARINE」の収録曲として１９６９年にリリースされました。
（SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」は１９６７年にリリースされています。）

アルバム「YELLOW SUBMARINE」に収録されたバージョンは、擬似ステレオ。
１９９６年にはボツとなったテイク１２がステレオで「ANTHOLOGY 2」に収録されています。
これは聞き比べてもらえば、はっきり違いが分かりますね。