毎日が好奇心

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東京インターナショナルオーディオショウに、行ってきました。

2019-11-23 01:05:28 | オーディオ

11月22日から24日まで東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されている、東京インターナショナルオーディオショウに行ってきました。


高級スピーカーをたくさん聴いてきました。有名なスピーカーを中心に紹介します。なお、あくまでも当方の個人的感想です。

1.やはりスピーカーは大型だ  TANNOY (エソテリックK.k)

各ブースで展示されているスピーカーの中で、一番大きい。低音用と中高音用のスピーカが一体となっていて、上部にスーパーツイーターが載っている。
低音から高音まできっちりと音が出ている。余裕のある音だ。

2.気持ちの良い音  YG ACOUSTICS (アッカY.k)

価格帯で下から2番目のVantage(バンテージ)のスピーカーが音を出していた。右端のスピーカだ。(距離が離れていて、左のスピーカーは撮れなかった。)
中音域を主体とした聴きやすい音だ。


スピーカーケーブルにフラットケーブルを用いていた。聞くと、エレクトリが取り扱うNORDOSTのケーブルとのこと。(NORDOST TYR2のWEBサイト)マイクロフィラメント構造が特徴らしいが、図が無いので不明だ。

3.人気スピーカー2種  B&W(Bowers & Wilkins)DALI (K.Kディーアンドエムホールディングス)
・B&W
B&Wのスピーカーをちゃんと聴いたのは初めてだが、低域主体の音だ。それとも、聴いたCDが低域ばかりなのかな?

・DALI



最初に、EPICON6、次に最上位のEPICON8の音を聴かせてくれた。
きれいな音だ。EPICON6では、高音域を強調するような音が聞こえたが、EPICON8ではそのような音も聞こえず、柔らかくしっとりとした高音となっている。

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真空管オーディオフェアに行ってきました。

2019-10-15 02:21:14 | オーディオ

10月14日に、御茶ノ水の損保会館、ホテルマイステイズで開催された真空管オーディオフェアに行ってきました。
それぞれの出展者ブースで、色々なシステムの音を存分に聴いてきました。その中から、印象に残ったブースを紹介します。

1.10cmバックロードホーン(BH)「ブーツ」  山越木工房

左右の一番外側にあるBHスピーカーシステムが「ブーツ」だ。正面からの画像なので分かりづらいが、10cmスピーカーのホーンが下方に伸び、床の部分で二分岐された後、2本のホーンが上方に向かって伸びている。
長岡鉄男さんの設計したスワン型BHの胴体部分の2分岐されたホーン部分を、一直線に伸ばして開口部を上方にした形だ。10cmスピーカーからの音とは思えない低域が出ている。

2.平面バッフルスピーカー  北三SOUND研究所



ホーンスピーカーのキュートロン・オーディオは出展を取り止めたようで、2WAYの平面バッフルスピーカーシステムが置かれていた。
1枚板のスピーカーの音を初めて聴いたのだが、良い音なのにびっくり。明るく伸びやかな音だ。フルレンジのスピーカーを1枚板に取り付ければ、安価に良い音が出せそうだ。

3.ブースはいつも満員  サンバレー

真空管アンプのキット製品を販売するサンバレーのブースは、いつも満員だ。
音は良い。そして低域がしっかりと出ている。
これをキットで安価に提供しているのだから、ファンが多いのは当たり前だ。

4.余裕のスピーカーシステム   GIP Laboratory

ドライバー(中域用)、ツイーターがホーン型の高級な大型システムだが、真空管アンプも含め、出力される音は気持ちの良い優しい音だとなっている。映画館、コンサート会場で聴く余裕のある音だ。
高級システムは、こうあるべきだろう。


5.真空管アンプには大型スピーカーだ  タムラ製作所

デモで、自作真空管アンプをALTECの銀箱で聴かせていた。真空管アンプには大口径スピーカーが似合う。
左隣のスピーカーは、小澤氏制作のBHスピーカーだ。一般の20cmBHスピーカーのサイズに比べ、大型だ。持ち運びできるように12mmの合板で造られているようだ。しかし、自作真空管アンプとは、相性が合っていないように思えた。

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高音質のフォノイコライザーアンプの選択--Bellari(ベラリ)のフォノプリアンプ VP549 を購入(3)

2019-10-11 23:32:51 | オーディオ

・経緯
前の記事で書いたように、過去2年間の間に2つのフォノイコライザーアンプを購入しているが、ART Pro Audioの DJPRE II Phono Turntable Preamplifierを超える、おすすめのフォノイコライザーアンプは出てきていない。

そんな中、USA Amazonでフォノイコライザーアンプを見ていると、赤色の製品(Bellari・Phono Preamp VP549)を見つけた。新製品のようだ。評価も五つ星です。早速購入してみました。

1.Bellari(ベラリ)のPhono Preamp(フォノプリアンプ)VP549の製品レビュー

製品サイト:https://www.rolls.com/product/VP549
USAアマゾンサイト:https://www.amazon.com/gp/product/B07D4JSD7N
USAアマゾンで購入:$149+送料・消費税(8%)$22.28=$171.28
アメリカで認知されてきて、品切れになっているようです。(2020年1月)

・規格
GAIN:41.5dB(ボリューム"0"で)
Max Output:不明

Bellari VP549の製造販売会社Rolis Corporationは、アメリカ・ソルトレイクのオーディオ機器メーカーです。

深い赤色の筐体が特徴で、前面に+4/-10dBの出力レベル用ボリューム、20Hzハイパスフィルタ(Rumble Filter)のON/OFFスイッチ、負荷容量選択スイッチが実装されている。

Max Outputの規格が記載されていないので、許容入力レベルが分からないが、視聴に使用したオルトフォンの2Mレッドのカートリッジは出力が大きい方(5.5mV)だと思うが、歪みを感じたことは無い。

・音質レビュー

Bellari VP549(右)はDJPREⅡ(左)と、同じ傾向の音だ。従い、双方をメカニカルスイッチで切り替えながら、比較試聴した。
Bellari VP549は音のバランスも良く、欠点は感じない。そして、音は確実に向上している。
ダイナミックレンジ(躍動感)が大きく感じ、クリアに伸びている。
高域のエコー音が爽やかだ。

Bellari VP549は、DJPREⅡに比べ、勝るとも劣る所は無いので、これから利用していこうと思います。おすすめです。.

2.Bellari VP549は、負荷容量を選択可能だ。なぜ負荷容量を選択するのか調べてみました。
・原理
MM型カートリッジの場合、20KHz付近でカートリッジ内のコイルと外部のコンデンサーで電気共振させている。
その共振ピークを利用してカートリッジの周波数特性が高域でダラ落ちするのを持ち上げ、さらに負荷容量を変更して共振ピーク点を移動させ、周波数特性をフラットに調整している。

ちなみに、オルトフォンの2Mレッドのカートリッジのマニュアルを見ると、負荷容量を150pF-300pFとの記述が有る。

この負荷容量の意味しているところだが、トーンアーム内の配線容量、接続ケーブルの配線容量を考慮しない、フォノプリアンプの入力容量のみの値と、理解している。しかし、接続ケーブルが長い場合は配線容量が無視できない容量値となるので、これではダメだ。

従い、「トーンアーム内の配線容量、接続ケーブルの配線容量、フォノプリアンプの入力容量の和が、既定値(150pF-300pF)の最大値300pF」と、捉えても良いと思う。
いずれにしても、そのカートリッジを開発した時の測定環境を想定して、全体の負荷容量を決めるのがベストだと思う。

これは、「スピーカーの開発環境におけるスピーカーケーブル」とも同類なので、今後話題にしようと思います。




高音質のフォノイコライザーアンプの選択
 1.高出力で、高音質のフォノイコライザーアンプを選択する。
 2.高音質のフォノイコライザーアンプを選択する。(2)
 3.Bellari(ベラリ)のフォノプリアンプ VP549 を購入しました。

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東京の有楽町・東京国際フォーラムで開催された "OTOTEN 2019" に行ってきました。

2019-07-01 00:59:13 | オーディオ

オーディオメーカーが一同に集まる"OTOTEN 2019" に、行ってきました。


OTOTENが開催されている7階から


当方の目的は、オーディオ業界を知る、DALIのスピーカー試聴、当方のオーディオシステムのレベルを識るの3点です。

1. オーディオ業界
オーディオ雑誌を読んでいないので、情報を仕入れるために出かけました。

・ ハイレゾ(DAC)の展示が消えている。
ハイレゾは、オーディオ業界で一番のエポックだと思うのだが、ソニー以外は展示が無かった。
中国にギブアップしたのかな。
Amazonをみると、最強のDACIC "ES9038PRO"を使った新製品が中国からどんどん出てきているし、ディジタル信号処理ができるかの時代になっているようだ。

・ レコードの高音質再生
音楽ソースの一つとして、レコードが完全に復活している。
ただ日本の製品はどれも高価だ。マーケットとして成り立っていないのは判るが、頑張ってほしい。


2. DALIのスピーカー(Epicon6)試聴
以前から聴きたいと思っていたスピーカーだ。最高の音がどんなものか体験したくて、D&Mのブースに行ってきた。

300ワットのClasseのパワーアンプと、DALIのスピーカー(Epicon6)です。


スピーカーより高価なスピーカーケーブル2本でバイワイヤリングしています。画像中心にある木製の円柱をスピーカーケーブルの下に置いていました。(スピーカーケーブルの振動防止?)


・DALIのEpicon6を聴いて感じたこと(音質評価)
周波数特性がフラットです。
低域は誇張して無く、透き通った音でしっかりと出ています。
中域は歪が無く、きれいです。女性ボーカルは優しいですが、きっちりと音を出しています。
高域は透き通っています。

オーディオの目標(媒体に含まれる情報を、すべて正しく出力する)を達成すると、こんな音になるのだろうと感じた。良い体験をさせてもらいました。


3.当方のオーディオシステムのレベル
標準的レベルだと認識できた。あまりお金をかけずに、工夫していこう。



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高音質のフォノイコライザーアンプを選択する。(2)

2019-06-27 21:44:05 | オーディオ

2年前の記事「高出力で、高音質のフォノイコライザーアンプを選択する。」で、ART Pro Audioの "DJPRE II Phono Turntable Preamplifier"(下の画像の"1")をベストとして選択し、ほぼ2年間使用しているが、実は、その間に2製品のフォノイコライザーアンプを購入している。

Pro-Ject Audioの"Phono Box MM/MC Phono preamp"(画像の"2")と、Cambridge Audioの "Alva Solo Moving Magnet Phono Preamplifier"(画像の"3")だ。


・製品レビュー
今回は、2:Pro-Ject Audio - Phono Box、3:Cambridge Audio - Alva Solo の2製品のフォノイコライザーアンプをレビューします。

2:Pro-Ject Audio - Phono Box MM/MC Phono preamp

製品サイト:https://www.project-audio.com/en/product/phono-box/
USAアマゾンサイト:https://www.amazon.com/dp/B007DB5I60/
USAアマゾンで購入。($99.00+送料$8.69=$107.69)

・規格
Gain, MM:   40 dB(100倍)
Gain, MC:   60 dB(1000倍)
Max Output:  9.5V (1kHz)

Pro-Ject Audioは、オーストリアのオーディオ専門メーカーだ。レコードターンテーブルの制作/販売から始まり、アンプやスピーカも手掛ける総合オーディオメーカへ発展している。

今回紹介する"Phono Box"は、Pro-Ject Audioの製品の中では、フォノイコライザーアンプとして、基本的な位置づけの製品だ。斬新なのは、製品上に電源ONを知らせるLED等の表示物が無いことだ。

・音質レビュー(MM型カートリッジでのレビュー)
全体的に、こもった音だ。女性ボーカルが暗い。
周波数特性を低域で上げている。といって、100Hz以下の駆動力は無いようで、音程が聞き取れない同じ音のベース音が聞こえる。

ちょっと、これは不可です。


3:Cambridge Audio - Alva Solo Moving Magnet Phono Preamplifier

製品サイト:https://www.cambridgeaudio.com/en/products/hi-fi/phono-preamp/solo
USAアマゾンサイト:https://www.amazon.com//dp/B0793363RG/
USAアマゾンで購入。($177.99+送料$27.49=$205.48)

・規格
GAIN:     39dB(89倍)
Max Output:  9.5V (1kHz) (NOMINAL OUTPUT:300mV、OVERLOAD MARGIN:>30dBより)

CAMBRIDGE AUDIO(ケンブリッジ オーディオ)は、イギリスの総合オーディオメーカーで、ビートルズと共に生まれ、50年の歴史がある。

紹介する"Alva Solo"は、CAMBRIDGE AUDIOの製品の中では、基本的な位置づけの製品だ。電源を内臓していて、コストパフォーマンスが高い。日本でも販売しているが、注文販売で納期が長いようだ。

前面に、押しボタンスイッチとスイッチの中央にLEDが付いているが、スリープモードのON/OFFスイッチだ。10分ぐらいでスリープモードがONになるようで、針を下ろして音が出ず、スリープモードに気づく事が多々ある。(設定で、利用不可に出来る。)

・音質レビュー
余韻(エコー?)のある明るい音だ。ダイナミックレンジも広い。
電源を備えているせいか、低域のパワーを感じる。ベースの音が、100Hz以下の音も聞こえ、ズーンという感じに聞こえる。

"1"のART Pro Audioの"DJPRE II"は、各楽器、音声がそれぞれ分離してはっきりと聞こえるのに対し、CAMBRIDGE AUDIOの"Alva Solo"は各楽器、音声に付属して余韻が聞こえる。

分かりやすい例として、ハイレゾ音源サイト"mora"内のDiana KrallのAll For You の試聴用音源データで示す。
どちらも試聴用はAAC-LC 320kbpsで帯域が同じだ。5番の曲を聞いてほしい。

1:ART Pro Audio - DJPRE IIの音:
https://mora.jp/package/43000006/00602567825180/

3:Cambridge Audio - Alva Soloの音:
https://mora.jp/package/43000006/00602567831884/


1:ART Pro Audio - DJPRE II Phono Turntable Preamplifier

上記2製品を聴いて、"DJPRE II"の全体の音のバランスの良さが確認できた。すべての音がちゃんと聞こえる。

欠点は、歪ませないために、出力レベルが低くなってしまう事だ。

オーディオテクニカのフォノイコライザーアンプも"DJPRE II"も、オペアンプICを歪むギリギリのところで使用して、いわゆる倍音効果による音造りをしている。
オーディオテクニカのフォノイコライザーアンプは、大入力により歪んでしまうが、"DJPRE II"は、大入力により歪むと赤色LEDを点灯させ、再生音を歪ませないようにボリュームを絞るよう知らせてくれる。

すると、どんな場合でも歪ませないようにボリュームを絞り込んで、出力レベルが低くなってしまう。もう一段バッファーアンプがあれば良いと思うのだが。




高音質のフォノイコライザーアンプの選択
 1.高出力で、高音質のフォノイコライザーアンプを選択する。
 2.高音質のフォノイコライザーアンプを選択する。(2)
 3.高音質のフォノイコライザーアンプの選択--Bellari(ベラリ)のフォノプリアンプ VP549 を購入(3)
 
コメント (2)
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