田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

2 months Birthday

2013年08月12日 02時55分40秒 | 日記


☆もこ☆


♪りこ♪



もこ、りこ、2ヶ月の誕生日おめでとう!!

激動の2ヶ月。すくすくと大きくなったね。
現在、もこが5kg、りこが5,6kg。
泣き声も立派になった。少しずつ表情もでてリアクションができるようになってきた。
そして暴れん坊のまー坊あにきの頭突きやパンチ、目潰しに耐えながらよく頑張った!



お宮参りをそろそろと考えていたが、僕のベトナム出張や豪雨が重なり、いまだそれどころではないため
まだできないでいる。早く揃って写真をとってあげたいな。

いま使っているおくるみは、僕が前回東京へ帰省した時にPLAZAで見つけたもの。
「aden+anais」というブランドで、絵柄のゆるさが可愛く衝動買いしたのだが、これがいまや入手困難の代物。
先月生まれた英国ロイヤルベビーが退院時に使っていたのと同じもので、人気急上昇。
やっぱり我が家は田万川のロイヤルファミリーと呼ばれるだけはある(木造築25年)。

さて、未来のプリンセスのお釈迦様顔を拝んで寝よう。







ベトナム出張

2013年08月10日 02時23分26秒 | 日記


8月2日から7日まで、ベトナム・ホーチミンへ行ってきた。

2年前からNPO法人アジア高齢者障害者介護福祉協力会という団体に参画しこの度は毎年恒例となっている現地研修へ同行させてもらった。
そもそもなぜこの活動かというと、妻みー坊が以前の仕事でベトナムの開発に携わっていて大のベトナム好き。
我々の結婚パーティーでも出席者にはベトナムのバチャン焼きという陶器を配ったほど。
僕にも是非ベトナムを見てもらいたいとこれまでもずっと言っていたし、僕自身も行ってみたい国のトップであった。

仕事を介護に移したが、何か係わり合いがないかと両面から探した結果、「ベトナム」で「介護」をするこの団体にめぐりあった。
この団体はベトちゃんドクちゃんの誕生以来支援をしてきた藤本文朗先生(滋賀大学名誉教授)を中心として、大学教授や会社役員、看護師や介護業者、学生など様々なスペシャリストが参画し、年数回の会合と、年1回の現地ツアーを行っている。

地元萩市は豪雨大災害のあとで参加を取りやめようかと考えたが、あまりに出発が迫っていたし、周りの理解もあったため申し訳ない気持ちいっぱいで久々の海外渡航に出た。

現地ではまずホーチミンから車で約3時間ほどのベンチェ省ディンチュン村に入り、現地のボランティア団体との共同で
介護実技講習会を実施。この地はベトナム戦争での激戦地で、現在は若者が都市へ流出し高齢者と子供で支える
過疎高齢社会であり、同国でも最も貧しい地域の一つである。



介護という概念のない、まして介護技術なんてない村の老人たちに、日本の介護スペシャリストが講習をするのは
おそらく2国間でもはじめての試みだろう。
はじめは皆こわばった顔をしていたが実技に入ると笑いが出始め、積極的にベッドからの移乗などを学んでいた。






2日間の講習会の後は、最終日にはホーチミン市開発研究院という研究機関へ日本の現状を伝えると共に、今後の介護政策について協議を持った。ここでは午後に僕の職場をプレゼンするはずだったのだが、さすが途上国、急にパソコンがなくなったと言って
結局できず。資料のみが相手へ配布された。残念!



中日の自由行動では、同行していたベトちゃんドクちゃんの関係者と一緒に、彼らが生まれ、そして育ったTudu病院と併設施設を訪問することができた。
この病院はベトナムでも最高の産婦人科専門病院。一日外来1000人を越え、100人程度の出産があるという。
中は人であふれ、診察を待つ妊婦が道端で寝ていた。





現在ドクさんは31歳。併設する障害者施設に勤務している。
恥ずかしながらこれまであまり知らなかったベトちゃんドクちゃんのストーリーも関係者から生の話を聴くことができたし、
実際にお会いもできた。とても忙しい方なので、挨拶程度だったが会えたことにとても感激した。



施設には多くの障害児が暮らしていた。とても笑顔の素敵な子供たち。デジカメが大好きで、一緒に撮れと言ったり、撮ってあげるとシャッターを押してくれた。たくさんの写真をとったが、許可を得ていないため掲載は控えることにする。彼らはベトナム戦争時の枯葉剤(ダイオキシン)の影響で様々な身体・精神に障害を持っていた。枯葉剤を浴びてから数世代を経てもなお続く影響は罪のない彼らを苦しませている。

途中で、ある部屋を見せてもらった。関係者でもなかなか入れない場所。
奇形で生まれてきた胎児たちのホルマリン漬けが並んでいた。
あまりにショッキングなためこれも掲載は控える。
二つの顔がくっついている胎児、顔の真ん中から体が生えているる胎児、目の3つある胎児や脳がない胎児。
目を疑う姿が部屋の隅から隅まで並んでいた。
これが現実なんだと唾を飲み、彼らの姿を目に焼き付けた。

5年前になくなったベトさんが眠っているお寺にも足を運び、お参りさせて頂いた。



街に戻ると得意の個人行動に走り、久々の途上国の喧騒を存分に堪能。
市場では値切り交渉し、迷子になるほどわき道を攻め、必ずいる変な日本語を操る現地人と話をした。
こうなるともうアドレナリンぎとぎとで疲れを忘れてしまう。



あっという間に過ぎた5日間。
同年代の仲間との出会いや、先生方との出会いも大きな収穫。
なにより、今後日本と似たような道を辿るであろう介護途上国の現状を見れたことは
今後の自分たちのあり方のヒントともなった。