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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

新型コロナの感染者数が下げ止まって反転上昇。全国も東京も3日連続で前週を上回る。脱マスクなどコロナ対策の緩和ばかりでコロナ第9波を迎えたらひとたまりもない。感染症法5類移行は延期すべきだ。

2023年03月25日 | 自公政権の拙劣なコロナ対策

大阪大学の忽那賢志教授の『日本でも4割の人がすでにコロナに感染 抗体調査から分かることは?国内でもコロナは広がりにくくなる?』より、新型コロナに感染した人だけが持つN抗体の都道府県別分布。

都会ほど感染率が高いことがわかるが、感染者数が減るかどうかはまだわからない。

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 厚生労働省が2023年3月25日に発表した新型コロナウイルスの新たな感染者は全国で8286人で先週土曜日(18日)と比べて1204人増え、東京都では863人でこちらも先週土曜日(18日)と比べて236人増えました。

 これで、全国、東京ともに3日連続で前の週の同じ曜日より増えたことになります。

 もちろん、コロナ第7・8波の最盛期に比べると感染者数は30分の1程度ですから、とてもコロナ第9波が始まったとは言えませんが、感染者数が完全に下げ止まったとはいえるでしょう。

岸田首相の地元広島でのG7サミット(5月19日~)の前に屋内ノーマスク解禁と新型コロナの感染症法5類への格下げをする!市民の命と安全より「見栄え」を気にする岸田政権の本末転倒。

 

 

 12日前の3月13日から原則として、国が屋内でもマスク着用を推奨しないことになりましたので、もうコロナ感染者数が減る要素は全くなく、コロナ感染者数が下げ止まって増え始めたのは自然なことです。

政府が屋内マスク不要を検討中というだけでマイナスのアナウンス効果があるのを岸田政権は理解しているのか?次の変異株が続々と出ている中、新型コロナを4月1日から感染症法5類扱い格下げ決定とは論外だ。

 

 

 そして、厚生労働省が2月19~27日に、献血時の検体で実施した新型コロナウイルスの抗体調査の速報値がまとまり、愛知や大阪、福岡など6府県で50%を超えるなど、第8波を経て抗体保有率が大幅に上昇したことが分かりました。

 全国平均は42.3%で、2022年11月の調査時(28.6%=年齢などで補正)から約13ポイント上昇したということなのですが、逆に言うと全国ではまだ6割近い人に抗体がありません。

 この検査は献血を対象にしているので69歳までしかわからないのですが、60代は28.3%と年代が上がるほど低い傾向が見られたので、これまで重症化の危険性が高いために感染しないように注意してきた高齢者はさらに抗体保有率が低く、まだまだ危険と言えます。

 

新型コロナ国内初確認から3年、ウィズコロナはまだ早い。コロナ第8波で最多のコロナ死者数を出している中、室内でのマスク解禁や感染症法5類への格下げはさらに市民の警戒心を緩め、被害を拡大するだけだ。

 

 

 そして、5月19日からのG7サミット前にどうしてもウイズコロナに移行したと見せたいということで、岸田政権は5月8日に新型コロナを感染症法5類に格下げします。

 これによって、新型コロナは季節性インフルエンザと同じ扱いになり、感染者数も1週間に1回、特定の病院に患者が何人来ているかという数字から推計するだけになります。

 コロナ死者も同じです。

 新型コロナの感染者数がまた爆増していても、もう正確に何人の感染者が出ているかはわからず、現実に直面しないままコロナ犠牲者が増えるということになりかねません。

新型コロナ1月死者1万人ペースの中、施政方針演説をノーマスクでやるパフォーマンスの岸田首相(呆)。中身はスカスカで防衛増税・原発推進隠し。愚かで不正直な岸田首相は内閣総辞職せよ。

 

 

 他方で、新型コロナが5類扱いになることで、PCR検査やワクチンがすべて有料化して受ける人が減る一方になりますから、コロナの感染爆発と重症化は死者数最大で1月だけで1万人以上が亡くなったコロナ第8波を超えるかもしれません。

 また、新型コロナを感染症法5類にする大義名分はすべての病院で診察・治療ができるようになるということだったのですが、実際にはこれまでコロナ患者に対応していれば医療機関に出されていた補助金が削減され、コロナ対応をする病院もかえって減るでしょう。

 少なくともPCR検査を病院負担でするのは多くの病院では無理ですから、各病院でクラスターが多発することは避けられません。

 せめて、PCR検査とワクチン接種の無償化は今年中は継続し、コロナを感染症法5類にするのも延期するのが市民の安全のために必要不可欠だと思います。

 
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岡 秀昭  | 2022/3/31

 

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新型コロナ 全国8286人、東京都863人 ともに3日連続で前週の同じ曜日より増加

配信

日テレNEWS

新型コロナウイルスへの感染によってできる抗体を持つ人は、献血の血液を分析した結果、ことし2月時点で全国で42.3%だったとする結果を厚生労働省が示しました。抗体の保有率は去年11月の調査から、感染の第8波を経ておよそ14ポイント増加しました。

厚生労働省は、ことし2月下旬に献血に訪れた16歳から69歳の1万3121人の血液を調べ、新型コロナに感染した場合にだけできる抗体を持つ人の割合を分析しました。

それによりますと、抗体の保有率は全国で42.3%で、去年11月時点の28.6%から感染の第8波を経ておよそ14ポイント増加しました。

年代別では16歳から19歳が62.2%、20代が51.6%、30代が52.2%と30代以下では2人に1人以上となりましたが、40代は46.0%、50代は36.7%、60代は28.3%と年代が上がるほど低い傾向が見られました。
地域別では、福岡県が59.4%、沖縄県が58.0%などと高かった一方、岩手県は27.4%、福島県は31.7%などと地域によって差が見られています。

また、東京都は42.2%、大阪府は50.2%、愛知県は51.8%でした。
厚生労働省の専門家会合の脇田隆字座長は「欧米では抗体保有率が8割を超える国もあり、そうした地域に比べてまだ低い水準と言える。抗体保有率の低さが今後の感染状況に影響してくる可能性もあるため分析を続ける必要がある」としています。

新型コロナ抗体保有率、6府県で50%超え、2月時点

レポート 2023年3月25日 (土)  小川洋輔、千葉雄登(m3.com編集部)

 厚生労働省が2月19~27日に、献血時の検体で実施した新型コロナウイルスの抗体調査の速報値がまとまり、愛知や大阪、福岡など6府県で50%を超えるなど、第8波を経て抗体保有率が大幅に上昇したことが分かった。全国平均は42.3%で、2022年11月の調査時(28.6%=年齢等で補正)から約13ポイント上昇した。

 厚労省は日本赤十字社の協力を得て、2月19~27日に献血に訪れた1万3121人を対象に、自然感染によって得られる抗N抗体の保有率を調べた。献血の対象年齢は16~69歳。3月13日の厚生科学審議会感染症部会で、年齢や性別を補正していない速報値を報告した(資料は、厚労省のホームページ)。

 11月にも同じ方法で抗体保有率を調べており、最高の沖縄県で46.6%に上る一方、最低の長野県では9.0%(いずれも速報値)にとどまるなど、地域差が浮き彫りとなっていた(『新型コロナ抗体保有率、東京都で31.8%に、第8波前』参照)。その後の第8波では、それまで感染者数が比較的少なかった東北などで感染が拡大した。

 今回の調査では、岩手県(27.4%)以外の46都道府県で3割を超えるなど、地域差が縮まった。

 最も高いのは福岡県(59.4%)で、沖縄県、佐賀県、愛知県、鹿児島県、大阪府と続いた。この6府県は50%を超えており、既感染で抗体が保持される前提で単純に換算すると2人に1人が新型コロナに感染したこととなる。最も低いのは岩手県で、福島県、新潟県と続いた。

 年齢別に見ると、16~19歳で62.2%(前回速報値38.0%)、20~29歳で51.6%(同35.7%)、30~39歳で52.2%(同33.6%)と若年層で高く、60~69歳は28.3%(同16.5%)だった。

 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの脇田隆字座長は「速報値とその後の調整した後の数値が変わる可能性がある」とした上で、今回の結果について「欧米では8割程度という調査結果もある。それらと比べるとまだ低く、今後の流行状況にも影響する可能性はある」と述べている。

 

 

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1 コメント

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[コロナ5類厨(虫よりバカ)喜ぶ] (バードストライク)
2023-03-28 11:27:06
いやーマスクの感染予防効果ってすごいものです。
自民党の無責任無策でもなんとか社会が回ってきたのは、マスクのおかげ!
「マスク」なんて呼び捨てにしたら失礼極まりない。
「マスク大明神」と呼ぶべし😎

そのマスク様を着用しないことを推奨している政府。
どんだけバカなんだ。どこかの記事で「マスク外しが進まない、政府 苦心」みたいなのあった。
マスク様の防御力が偉大で、日本人はほとんどマスク着用していたから社会が崩壊しなかったことを忘れたのか、恩知らず😡

だったらなぜ老人施設や病院でのマスク着用は相変わらず推奨しているのか。
ダボス会議の各国参加者はマスクしてねえー、という声もあったが、実は頻回のPCR検査実施とHEPAフィルター使用の強力空気清浄システムが稼働していたという。
またアメリカでは莫大な予算(60兆円?)を公共施設への換気システム設置のために投じたという(日本の大手メディアは報じていない模様)。

11月の終わり頃、一家でコロナに感染しました😰
発症一番目は子どもで、次が私、三番目が夫だった。
それぞれ1日違いで、立て続けだった。
うちはリビングが吹け抜けで、全館空調装置もついているんだけど、至近距離でご飯食べて喋るから駄目だった。

うちの子は用心深いタイプで、マスクを外したのは職場で弁当を食べる15分間だけだし、発症1週間前は外食もしていないと言っていた。
職場に無症状感染者がいて、ランチタイムにうつされたのだろう、後ろのシマの再雇用のオバハンが怪しい、いつも口角泡で喋っていて、食事時もお構いなしだから……とのこと。

全員軽症だったが、喘息のある私はコロナが一旦おさまった後すぐ喘息発作のような症状が起き、検査も病院も行かず(つらくて動けない)、家にあったステロイド吸入薬を使用してしのいだが、熱が出てしんどかった。
喘息は呼吸は苦しいが熱は出ない(気道狭窄だから)ので、もしかしたら肺炎だったかもしれない。
しかもそれがおさまったと思ったら、今度は急性副鼻腔炎になったらしく、顔と前頭部の副鼻腔のあるあたりがとにかく痛くて。
前頭部の頭皮がパリパリに緊張し、髪が抜けました😭
その1ヶ月間、ほぼ寝たきりでした(簡単なごはんと弁当のおにぎりは作った)。

家庭内でマスクは着用しないから、家庭内感染は防げない。ウイルス排出量が最大になるのは、発症前日だし。
なお夫はワクチン5回目接種したばかりでした😂

検査を受けてないので、私は感染者にカウントされていません。
これがネットにもアクセスできない高齢者で、基礎疾患があったら、独居だったら…死ぬ可能性もありますね。そうやって数多の高齢者が亡くなっていったのでしょう。

自民党も厚労省も5類厨などの5類推進勢力は、老人や基礎疾患のある人たちがどうなろうと、どうでもいいんでしょう。
成田祐輔やたかまつなな、さらにはひろゆき堀江橋下徹など(三浦瑠麗は自滅したが)、“他人の命”を軽視する連中が大手を振ってメディアに出続けているのも、彼らがそういう世論形成のための尖兵だからだと思います。

命の尊さは、老若男女みな同じなのに。
命の軽視の世論形成は、単に年金・社会保障費の削減だけではなく、戦争に誘導しようという政府自民党の策かもしれない。
戦争って最大最悪の命の蹂躙だから。
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