ご案内が遅くなりましたが4月28日から5月4日まで
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演中の
ミュージカル「神戸 はばたきの坂」をご案内いたします。
新天地ブラジルへ移住する人々が祖国最後の一週間を過ごした場所、
旧国立神戸移民収容所を舞台に、希望と不安を胸に一歩踏み出す人々、
それを見守る人々のドラマを描いたミュージカル、
「神戸 はばたきの坂」
《詳しくはオケピさんの写真満載の感動リポートがアリマス♪ぜひご覧ください》
ここをクリック!「神戸 はばたきの坂」
エンタメターミナル*取材記事
《はばたきの坂》と言うのは、収容所から港に続く坂道の事だそうです。
演出・振付(TSミュージカルファンデーション)
謝珠栄 先生
メインキャストは
坂元 健児さん
彩乃 かなみさん
宮川 浩さん
戸井 勝海さん
萬 あきらさん
照井 裕隆さん
土居 裕子さん
剣 幸さん
犬飼このりさん
謝先生はミュージカルの第一人者としてとても尊敬している演出家さんでアリマス。
とにかく謝先生のミュージカルは面白いですよ。
「こういうの見たかったんだ」ってところが揺り動かされる。
エンターテイメントでありながら、魂の深いところにドスン、ジーンとくるのです。
いっつもいっつも声をかけてくれる、やさしくて人間味のある
そしてわんこ好きのとっても素敵な先生なのであります(^^)
そんな先生の演出、素敵な作品にならないわけがないよねーーー。
また今回もキャストがすごい!ヅカのOGの皆さんもいっぱいです!
相方さんの心友さんで、そして私の大切な友人の一人でもある坂元さん、
(ライオンキングのシンバ役・レミゼのアンジョルラス、ミス・サイゴンのジョンなどでおなじみ)
レミゼでとってもとってもお世話になったおちゃめな戸井さん、
(レミゼではマリウス役を演じておられました、いろんなミュージカルで活躍)
そしてだーい好きな、私の心友、犬飼このりちゃんが
(四季では美女と野獣など、レミでは少年役を、42ストリートなどに出演でござります)
この作品の主役、メインキャストで出演しております!
兄と慕う四季の先輩が大変にお世話になった宝塚の剣さんや
音楽座に入るか入んないかって時に優しくお声をかけて下さった土井さん
本当に人間的にも素敵な人たちがいっぱいいっぱい出ていらっしゃいます。
いずれもとっても素敵な俳優さん達です。
このキャスト、このれべるのさくひん、このお値段では普通観られません。
ぜひぜひぜひぜひ、お時間のある方ご覧になっていただきとう御座います!
あたしも飛んでいければ観たい!
ぜひ誰か代りに見に行ってくださいまし!
《ストーリー》
舞台は神戸
日本人としての誇りを胸に新天地へ渡った人々の物語
1908年 笠戸丸(かさとまる)の神戸港出港で幕を開けた、日本からのブラジル移住。
1928年には神戸に「国立移民収容所」(のちに「神戸移住センター」に改称。
現在の「海外移住と文化の交流センター」)が設立され、
ブラジルの農園等での就労の為に全国から集まった移住者たちは1週間ほどを、
そこで準備をしながら日本に別れを惜しみ、異国の地に思いをはせました。
そして彼らは、収容所から神戸港に至る坂道(現・鯉川筋)をくだり、
遠いブラジルへと船出していったのです。
その後、苦労しながらも勤勉に働き続けた彼らは、やがてブラジル社会に定着し、
「尊敬すべき日本人」としての地位を築いてきました。
ミュージカル『神戸 はばたきの坂』では、希望と不安が交錯する移住者たちの人間ドラマが刻まれた
この「移民収容所」を舞台に、移住者たちが日本で過ごした最後の1週間を描いています。
主宰するTSミュージカルファンデーション制作でオリジナルミュージカルを発信し続け、
東宝ミュージカル、宝塚歌劇団公演でも常に精度の高い作品を演出して
日本のミュージカル界を牽引する謝珠栄が演出・振付、
ミュージカル界で定評のある実力派俳優陣が出演し、
ミュージカルの醍醐味と人間ドラマを堪能できる作品となっています。
また今回は、コロス役の28名のアンサンブル出演者を昨夏オーディションで選抜し、
2011年12月から神戸で熱い稽古が定期的に行われています。将来舞台人を目指す若者の奮闘にも注目です。
-オーディションで選抜されたアンサンブル出演者-
岩橋 希 牛島 豪 岡野 一平
郡司 達也 下村 唯 鈴本 務
種市 陽介 増田 雄 松本 崇彰
森本祥太郎 上田 悠未 梅澤 紗耶
片岡 彩乃 喜多村夏実 河野よしみ
児玉 彩愛 櫻本 麻衣 佐々木穂香
島本 紗智 清水 瞳 清水 美優
Schmok Asia 杉村由紀子 長野 愛梨
沼館 美央 原田 智子 守屋 由貴
山内美佐紀
ミュージシャン
ピアノ:阿部篤志
ヴァイオリン:長崎真音 南部れいな
ベース:永井健二郎
ドラム:萱谷亮一
新作ミュージカル『神戸 はばたきの坂』
演出・振付:謝珠栄
作:高橋知伽江
作曲・音楽監督:笠松泰洋
【兵庫公演】
日程:2012年4月28日(土)~5月4日(祝)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
企画・制作・製作:兵庫県立芸術文化センター http://www1.gcenter-hyogo.jp
企画協力・制作:TSミュージカルファンデーション
協力:株式会社パソナ
主催:兵庫県 兵庫県立芸術文化センター
お問い合わせ 芸術文化センターチケットオフィス
0798-68-0255(10:00~17:00月曜休 ※祝日の場合翌日)
【東京公演】
日程:2012年5月6日(日)開演:14:30
会場:新宿文化センター 大ホール
企画・制作:兵庫県立芸術文化センター
企画協力・制作:TSミュージカルファンデーション
主催:パソナグループ
皆様ぜひ、ご覧になってくださいね!
そして、出演者の皆様、お怪我なきよう
舞台の神様に守られて、素敵なステージとなりますように!
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さて、ここまで来てもう一つ、皆様にご紹介したいのは、
この作品でブラジルに渡った後の人々が作られた共同体です。
私には劇団四季時代の同期に小原ジャネットあやちゃんと言う友人がいます。
とっても仲良しで、この南国に連れて帰ってきたことも(笑)
そのあやちゃんが生まれ育ったのがこの日系人共同体
「弓場農場」
弓場農場のプロフィール
ウルルン滞在記でも紹介されたブラジルの「弓場農場」
ここは普通の共同体ではありません。
さて、どんなところかと言いますと~、
1935年。 同じこころざしを抱く仲間達ともに、
「耕し、祈り、芸術する」共同体として建設された農場。
なので、アリマス。
あやちゃんは、ユバの話をしてくれた時、こういいました。
「ユバでは労働すること、祈る事(宗教ではなく、祈り、つまり自分を持って生きる事)
芸術すること(音楽、踊り、何でもいい、詩を書いても、空を見上げるだけでもいい)
それだけが決まり。唯一、してはいけないことは、何かを皆で決めたとき、
失敗したとしても、言いだした人を決して責めない、それだけ。
食べるものも、家も、生活の道具もみんなで作る、お金は一円もいらないの。
そして沢山の人を手作りの劇場に呼んで、そして自分たちもアマゾンの奥まで公演に行くの。
昔、一番最初に移民してきたとき、弓場農場の人は頑張ってお金を得たのに
悪いブラジル人に騙されて、みんなお金を失った。
そしてお金をまた借りて、もう一度、必死に頑張ってお金を得た。
その初めて得たお金で、弓場さんは「ピアノ」を買った。
こんな苦しい思いをして、こんなくだらないものをと怒った人は出て行き、
なんて素敵なものを買ってくれたんだ、おかげで私たちも芸術に触れられ癒される、
そういった人たちが残り、そして今のユバを作ったんだよ。
いつかおいで。来るお金だけあれば、あとは何にもいらないから」
そして、その年、ユババレエ団(農場)の人々は日本公演に来て私はお手伝いに行きました。
楽屋では、お兄さんがギターを弾いて、おじいちゃんやおばあちゃんが歌って
めっちゃ太ったお姉さんが身体を揺らして踊って、
子どもらは手を繋いで、笑って、その周りをぐるぐる回ってた(笑)
みんな笑って、その輪の中に私を引っ張り込む。
それが私の体験した「ユバ」でした。
小原あやちゃんのお母さんが今もバレエ団の団長さんです。
その素敵さはきっとHPからご覧になることが出来ますよ。
あえて写真は載せません。検索して覗いてほしいから(^^)
今の日本が学ぶことがいっぱいある、とても素敵な場所なのです。
サンパウロから600キロ。
アリアンサにユバ農場はアリマス。
(以下はHPから)
弓場農場プロフィール
1. 訪問者を迎える顔
訪問者を大事にするのは創立以来のユバの伝統であり、
奥地にあってもいつも開かれたユバである。
昔から有名無名を問わず多くの人々がユバを訪ねてきた。
慶応や早稲田大学、本田技研などの野球チームが訪ねてきたし、
賀川豊彦や長谷川保、大谷光暢などの宗教家、大宅壮一や北杜夫などの文学者、
お茶の裏千家宗家、州政府の労働長官、連邦の文化大臣などが訪れている。
また、日本全権大使もユバに逗留している。
日本や諸外国からの若い旅行者も訪ねてくる。
中には、そのままユバの仲間として住み着いてしまう者もある。
滞在者は特別扱いはしない代わりに、ユバの一員として扱われる。
2.働く顔
果樹、野菜、稲、養豚、養鶏、牧畜、シイタケの栽培などが行なわれている。
牛乳や野菜、鶏卵など、日常の食料は自給できるように、
それぞれの担当者がプランをたてて取り組む。
なるべく化学肥料を使わない果樹や野菜の栽培を心がけている。
食事のメニューは炊事当番が工夫をこらして決め、
日曜日にはケーキやシュークリームなどの凝った手製のお菓子が作られる。
洗濯当番は独身男性や訪問者、長期滞在者たちの寝具などを毎朝まとめて洗い、
午後小学生の女の子たちが取り込む。男の子は野菜畑の手伝いである。
3.感謝する顔
朝6時のカフェ、12時の昼食、午後2時のランチ、夕6時15分の夕食と
1日4度、準備ができると角笛が鳴る。
訪問者もふくめて広い食堂で一緒に食事をし、雑談を楽しむ。
日本人は食事をするとき、「いただきます」と言う習慣があるが、
ユバでは全員一緒に黙祷をしてから食事をする。
所用で訪ねてくる村人や訪問者にはそれぞれの宗教や習慣があるから、
それぞれが心のなかで感謝のことばをささげればよいということである。
ユバの食卓には様々な自慢のメニューのほか、とれたての生野菜、
卵、牛乳は必ず並び、みんなほしいだけ皿に取って食べる。
毎日のカフェやバターやチーズ、ジャム、みそ、醤油、豆腐や納豆なども自家製である。
4.芸術する顔
夕食の後は文化活動の時間である。
月、水、金曜はバレエの練習。子どもたちのバレエは水、金曜の夕方。
火、木曜は合唱の日だが、クリスマスが近くなると演劇の稽古がはじまる。
美術教室もユバの伝統で、毎週テーマを決めて制作にはげみ、その新しい作品がユバの食堂の壁を飾っている。
また、陶芸をする者もあり、原始林の中にある大きな登り釜では食器や花器なども焼かれている。
近年はバイオリンやビオラ、チェロなどの教室も行っている。
5. 学ぶ顔
ユバには色々な専門家が訪ねてくる。
演劇の話を聞くこともあれば薬草の講義が行なわれることもある。
シイタケ栽培の研究、無農薬栽培、炭焼きによる木酢の研究も行なわれている。
ユバの図書館には一万冊の蔵書があり、無料で近在の人々に貸し出しもする。
小さいながらインディオの土器、装飾品を収集したサトウ・オサム記念博物館もある。
6. 交流する顔
テアトロ・ユバは村人の交流の場としてアリアンサで大いに役に立っている。
巾10メートル、奥12メートルの舞台に照明、音響の設備があり、
客席は500席前後だが、拡張して800人まで収容することができる。
クリスマスには村人はもちろん、サンパウロや日本からも客がやってくる。
日本の唐十郎一座や、現代座、劇団1980、国内の演劇、
楠野孝雄のグループや、丹下節子劇団、
歌手のエリエッチ・ネグレイロさんなどもここで上演しているし、
州文化庁主催のバレエや演劇コンクール予選も行っている。
ユバのコーラスも室内弦楽団カメラッタと共に音楽会を開いたり、
近くに住むカイガンゲ族と踊りの交流をしたこともある。
毎年クリスマスには、日々行われている文化活動の発表会が行われる。
7. スポーツの顔
弓場勇がブラジルに野球を広めた草分けでもあり、
現在もユバには野球チームがあるが、陸上競技も大変盛んで全伯大会にも出場している。
テニスやピンポンもあるし、もちろんフットボールも皆大好きである。
また、趣味を兼ねて近在の河に釣りに出かける者もいる。獲物はその日のユバの食卓に並べられる。
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