KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

ほしのぎんか

2008-08-02 | 相方さん(米澤観児氏について)
皆さんは「募金」や「基金」に参加したことがありますか?
私はずいぶん大きくなるまで、とても貧しい家庭に育って、
募金をしたくても、することが出来ませんでした。
でも、どんなに貧しくても「募金」で助けられたこともありませんでした。
だから募金をしたことはなかったけれど、
私の家族は長い帰り道を電車やバスを使わず歩いたりしてお金を浮かし、
パンや食べ物を買って自分と同じような環境にある人に分けてあげたりしていました。
それが私たちの中では募金のような心持のものだったのです。

シュタイナー幼稚園などで語られるお話の中に「星の銀貨」と言うお話があります。

一人の貧しい女の子が身寄りもなにも無くなったので、
神様への信頼だけを胸にひとり野に出てゆきます。
すると次々に寒さに震える人々が現れ、
女の子は自分の着物を一枚、また一枚とあげていくのです。
「あなたの足しになりますように」と祈りながら。
  
そして最後、夜になり、森の奥で女の子は下着だけになってしまいますが、
そこにまた子供が現れ、下着までをねだります。
おんなのこは「夜だから誰も見ない。下着だってあげられる」
といって下着を脱ぎあげてしまうのです。
「あなたの足しになりますように」と祈りながら。

そして一人裸の身体を抱きしめて夜の闇の中かがみこんでいると
空の星がきらきらとまたたきはじめ、おんなのこの周りに降って来て
それは輝く銀色の銀貨でした。
そして気がつくと女の子はあたらしいあたたかなリンネルの下着を身に着けていました。

と言うお話です。

私はこのお話が大好きです。そしてこの女の子にならって、
こころから「誰かの足しになりますように」と祈りながら募金をしたいと考えました。
それが「星の銀貨募金」です。
私は以前から基金を作りたいと望んでいました。
ずーっと、そんな話をいろんな人と繰り返してきました。
いつか自分たちでそんな呼びかけが出来たらいいなあ、と。
そしてそれは「何々の為に」と最初から決まった基金ではなくて、
その都度、周りを良く見渡して、一番必要とされるとおもえるところに届けられるものにしたかったのです。
それを行うことで、誰かが生きる価値を見出せるような基金でありたかったのです。
ところが今日人様に教えられて知ったことがあります。
募金という行動そのものものに不審を抱かれる方がいるということ。
スクールや何か事業をするものがそういうことをすることで、
つまり不審な目で見られるかも知れないという懸念が生まれると言うこと。
実際、そういうお話は良く聞くので、そういった意見を聞きながら
「そういう方もいるのだろうな」と思う反面、悲しく寂しい気持ちになりました。
でも私の何かをしたいという願いは変わりませんでした。
誰かがそういう気持ちを持っても仕方ない世の中にしてしまったのは、きっとこれまでの私たちのあり方の結果なのです。
だから、これからも何かひとつでもいい、みんながそんな気持ちを喜びにかえていくためにも、自分の出来ることを行って行きたいのです。
だから出来るだけ透明な活動を展開する為に、このブログ「あんじゅのGOD HUG YOU」で毎日の集計を出して行こうと思います。
どこにどういう流れで協力してくださった方の心が届いていくのかも折に触れて細かくお伝えしていきたいと思います。
それが真実の出来事でであるかどうかは、もう信じてもらうしかないのですが。
それでもいいよ、と言う方、この夢の街に遊びに来たら、ぜひご参加くださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。

これから夢の街では特定のショップ商品などの収益の一部やイベントやスクールでの呼びかけによって「星の銀貨募金」を行って参りたいと思います。
夢の街の中に星の金貨募金と書いた大きな木の器が御座います。
どうぞその中にあなたの星の銀貨とお祈りを入れてください。
そのお金は年に一度か二度、きちんと集計を出して、星の銀貨が必要なこの地上の仲間達のところに届けます。
その経緯は皆さんに集計とともにお知らせいたします。

星の銀貨募金が誰かの上に降り注ぐ、星の銀貨になりますように

8月2日の募金総額
51円
ありがとう御座います(ぺこり)