あそびなんかじゃない

「キャプテン翼」を愛する一個人による、極めて個人的な考察や雑感などをつらつらと。
可能ならばパソコン閲覧推奨です。

「反町一樹」と私。

2021-07-24 01:19:30 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。
【2021.7.24 午後】忘れていたところがあったので、追加しました。


このブログでの私の呼び方:反町くん (たまに反ちゃん、そりりん)

反町くんについては、なぜかアクセス数が多い 岬太郎くんと反町一樹くんの見分け方の練習 や、なぜかアクセス数が少ない 反町一樹くんの髪の色 などで取り上げてるのですが、ネタではないものをやりたいです。

反町くんの評価って、難しい……。
私はお顔が好きだから(←メンクイだからしょうがない)、出てくるだけで目の保養になって、嬉しいんだけど。

私みたいに単純に「ハンサムだから好き」という見方の人たちもいれば、「コジケン好きさん、あるいはケンコジ好きさんに欠かせない人物」という見方の人たちもいるはず。ほかにも反ちゃんが絡んだカップリングもあるんですよね。

このように、反町くんに対する見方次第、立場次第で評価が異なるというのが、評価にブレーキをかけてしまう一因なのかもしれません。

だから、ここでは「私の好きな反町くん」の場面をあげて、冷静に客観的に整理しようと思いました。……多少は脱線するかもですが。


反町くんが最初に登場したときはビックリしたよね。 「誰や、この岬くんに似た人物は!?」 というのが、大方の反応だったと思います。岬くんから柔らかい雰囲気を抜いて、精悍さを加えた感じの男前。


これが最も精悍な雰囲気を漂わせている反町くんではないでしょうか。かっこいい!


反町くん初登場は、全国大会の1回戦「東邦学園vs松上中学」でした。
再三記してるけれど、東京都大会の決勝戦にはいませんでした。
アニメではその前に出ていましたけど。昭和版アニメで声を担当されていたのが堀内賢雄さんだったのが、更に良かったんですよね。(中学生編の滝くんも堀内さんでした)

この後で実施された第2回人気投票で第10位に入り、再度ビックリ。ここでフルネームが分かったのかな。
その人気の高さも幸いしたのか、選抜メンバーにも選ばれ続けている。そう、キャプつばの世界では、二枚目なキャラは優遇されている。

でも、東邦学園であの小次郎さんとツートップのFWの一角をまかされていることから、実力があることは言うまでもない。


これは同じ試合で2点目のシュートを放って決めた反町くんと、北詰監督に見せるためにシュートを放った小次郎さんとの対比場面。(タイガーショットの命名はこの後) 反ちゃんの知らぬ間に、かませ犬っぽい扱いに。

1点目、2点目と、反町くんは左足でシュートしているので、利き足は左? かと思いきや、


準決勝の明和東中戦では、同点のシュートは右足。


決勝戦の南葛中戦も、右足。(でも決まらず)

両足でシュートうてるのは、FWとして強みだよね。他の主要キャラたちのような必殺技がないのが、弱み。


足だけでなく、ヘディングシュートも。(でも決まらず)


だけど井沢くんとのヘディング勝負は負けちゃった。


「南葛中vs東邦学園」で最も好きな反町くんは、ここ。

「ワールドユース編」6巻のタイ・ユース戦では、翼くんとワンツーリターンを決めているのが非常に貴重。




翼くんが「反町」と呼んだのは、これが最初で最後なのかな?


「ROAD TO 2002」では、イタリアへ旅立つ小次郎さんを、健ちゃん・タケちゃんと共に見送りに。小学校からの付き合いの二人と共にいるというのは、ものすごいことなんじゃなかろうか。
だって反町くん、「明和FC」じゃないんだもんな。

この4人で揃っているところを見ると、「明和FC……じゃなかった、反ちゃんは東邦からだった」と、繰り返してしまう。
逆に言えば、この4人でいることに、まったく違和感がないってことだろうな。


Jリーグはヴィッセル神戸で、当時所属していたカズこと三浦知良選手と共に。
「みうら かずよし」 「そりまち かずき」の、<カズ>で揃えたかったのかな、高橋先生? <カズカズコンビ>誕生。


しかもカズさんのアシストで先制ゴールを決めるという凄いことをしでかした反町くん。


試合は負けちゃったけどね……。

「GOLDEN-23」では、生き残りをかけたターニングポイントを迎える反町くん。


一人一芸 俺はこの合宿 守りも出来るFWをアピールする!!

吉良監督命名するところの ディフェンシブFW 反町 の誕生。

この「空中ディフェンス」というか……「空中タックル」が正しいかと思うんですが、


この<東邦スライディング部隊>で培われたからかなあ、とも感じました。

元々は<明和スライディング部隊>ですし、これを考案したのは吉良監督と小次郎さんだから、それを吉良監督は嗅ぎ取ったのかな?
吉良監督の目のつけどころから、「明和FCだから……じゃなかった、反ちゃんは東邦だった」と、またも同様の思いを繰り返す私なのであった。


親善試合のスウェーデン戦で、ディフェンシブFWとしての役割を、吉良監督から託された反町くん。ここでまたも同じことを繰り返す私ですが、しつこいのでやめます。

これが現在のところ、1コマで最も大きく描かれた最後の反町くんだろうなあ。現在の「ライジングサン」では、ほぼ添え物扱いなのが悲しい。


これは「GOLDEN-23」6巻で、反町くんが新田くんとメンバーチェンジした直後の、健ちゃんとのツーショット。こんなふうに試合に出場するシーンは、出てくるのでしょうか。

最後に、私が盛大にツッコんだ「GOLDEN-23」9巻のオーストラリア戦開始直前のところを。


いつ!?  描いて欲しかったですよ、高橋先生……。


反町くんの誕生日(7月26日)にはちょっと早いですが、7月中なので良しとしてください。

25日に2回目のワクチン接種予定で、2回目のほうが副反応が強く出るらしいので、その場合ネットが出来る状態ではないらしいし、先にアップしようと頑張りました。

***

おまけ。本当は引退されてから記事にしようと思っていましたが、いい機会なので。


キング・カズのイタリア~ンな雰囲気が溢れるパスタストッカー。


裏がこちら。つまり1995年11月のもの。

何と恐ろしいことに、今も現役で使ってるんですよ!
新しいものもあるんだけど、家族の誰もこれを捨てようとしない。

きっと翼くんも、カズさんのように50代になっても現役プレイヤーとしてサッカー選手を続けていくだろうと思っています。


こんなチャラい(失礼!)雰囲気の宣伝、キャプつばキャラクターではだれが出来そうだろうか。


「早田誠」と私。

2021-07-18 16:35:59 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:早田くん

「まこちゃん」という呼び方はしない。こういうふうにも呼ばれていると知ったのは、このブログを始めた前後だった。
ひょっとしたら、早田くんの家族や親戚には「まこちゃん」と呼ばれているかもしれない。




早田くん初登場は中学生編、大阪大会決勝戦で中西くんから勝利のゴールを奪うところ。
このおれや と、これが早田くんの唯一の大阪弁じゃないのか、と思うくらい、これ以降は大阪弁はほぼ喋ってません。
恐らく中西くんがコテコテだったので、高橋先生は早田くんの話し方をどうすべきか迷われていたのでは、と思われます。

よっしゃあ の台詞とポーズが大好きです。


もう1枚、好きな よっしゃあ の台詞とポーズ。

全国大会1回戦で、南葛中と対戦。「南葛中vs東一中」、「全日本Jr.ユースvsフランスJr.ユース」を抜きに、早田くんは語れない。


この嬉しそうなお顔。


この不敵な笑い方。


この鋭い眼差しと威嚇。

いいよねえ……。


翼くんが 相手ひとりのマークに これだけ てこずるのは はじめてだ と思わせてるくらいですからね。

早田くんのプレイの方針や信念は、一貫してますね。


いったんマークにつけば どんなことをしても とめる
たとえ それが反則でもだ



「ライジングサン」4巻のアルゼンチン戦では「とめる」ではなく「つぶす」と表現が変わってますけど、意味は同じ。

そのポリシーからついた異名が


エース殺しの早田

これが後々の「全日本Jr.ユースvsフランスJr.ユース」で偶然のプレイとはいえ、裏目に出てしまうのがやるせない。

プレイスタイルが一本筋が通っているせいで、頑固、融通が利かないという長所にも短所にも転びそうな一面もありますが、それは早田くんが「職人気質」だからかもしれません。

その根拠は、早田くんの必殺技から分かりますね。


カミソリタックル。


カミソリシュート。


そのカミソリシュートの開発秘話。早田くんも努力を積み重ねてきたのだということが分かります。

その一端が、


だいじょうぶ おれのカミソリシュートは二枚刃よ!! の早田くんの代名詞にもなったこの発言からも窺えます。 かっこいいよねえ……。


残念ながら、逆カミソリシュートは翼くんに読まれて、森崎くんに防がれました。

早田くんを「職人気質」と判断するその最たるところが、「ワールドユース編」7巻、R・J・7との再戦だと思います。


ワンパターンと言われようが おれには このカミソリサッカーしかないんじゃ!! 


同じく「ワールドユース編」7巻、このようにFWはFW、DFはDFと役割分担をきっちりしているのが、早田くんを職人気質と評した所以でもあります。

でも試合の状況によっては、柔軟性もありますよね。ポジションからすれば守備が基本ですが、攻撃にも転じるところにも魅力があります。

職人気質ゆえに、現実をしっかり見据えているところも。


「キャプテン翼」27巻、イタリアJr.ユースに練習試合を断られ、それに関する発言で反発をくらうところ。皮肉まじりの発言だけど、一方でこのような冷静に意見を言えるのは、貴重な存在でしょう。

貴重といえば、「GOLDEN-23」で新規加入したメンバー、井川岳人に対する確執と励まし。


練習中はこんなに揉めていたのに、試合になって井川岳人がガチガチに緊張していると、




いかにも早田くんらしい励まし方を。

実はこの二人の共通点は「審判からカードを出されて試合途中退場を経験した」ことなんですよね。(この時点では、井川岳人はまだですが)

早田くんの試合途中退場、「全日本Jr.ユースvsフランスJr.ユース」。
後々やる予定の<「ルイ・ナポレオン」と私。>では、そんなに言及しないと思うので、ここは早田くんサイドに絞ります。


発端の始まりはここですね。 (それにしてもキョトンとした岬くんのかわいらしさはなんなんだ!)


試合中、この場面では早田くんがナポレオンの裏をかいている。


見上監督の指示通り、ナポレオンマークに付く早田くん。その直後、


エル・シド・ピエールの指示に従い、ボールを渡すナポレオンに、たまたまカミソリタックルがナポレオンの足に入ってしまい、


乱闘。二人にイエローカードが出されました。
それでも早田くんはマークを緩めず、ついに、


……これは故意と判断されてもしょうがない、かも。先程の乱闘さえなければ、ねえ。


2枚目のイエローカードが出され、わずか前半11分で退場。

ただ、純粋に「早田誠vsルイ・ナポレオン」で見れば、私は早田くんに軍配をあげますね。ナポレオンは仕事らしい仕事はしてないからね。
もしもこんな早い段階で退場していなかったら……と、想像してしまうのですが、虚しいのでやめておきます。

虚しいといえば、退場後の早田くんの苦悩も分かるだけに辛かったですねえ。


こんな形で涙を流すのは、早田くんの本意ではないでしょう。


おれは 神様なんて 一度も信じたことはねえ
勝つのも負けるのも すべて自分の責任でとおしてきた
でも 今度ばかりはどうしようもないんだ

神様が本当にいるなら たのむ
全日本を勝たせてくれ おねがいだ
 

悲痛な祈りと叫び。
ここにも、職人気質の早田くんの片鱗が見えていますね。


勝利を知った直後、安堵の涙。この試合中、何度も涙を流した早田くん。本当に辛い思いを味わい続けていたんだから、その緊張が切れて流れた涙に、こちらも胸をうたれます。

基本的に早田くんは、


ちくしょう 負けちまったぜ!!
みんな メソメソすんな!
胸はって かえろうぜ!!
 

こんなふうにさばさばした性格の持ち主ですから、好きですね。
たまに以下のような発言もあって、私を困惑させますけれど。


「ワールドユース編」8巻のサウジアラビアユース戦で、岬くんが披露したブーメランショットを評した早田くん。
ごめん、私には違いが分かりません!


早田くんの誕生日(7月10日)に間に合いませんでしたが、7月中なので良しとしてください。

***

おまけ。「早田くんのことをやるなら、彼のことを言及してくれ」との囁きが、どこからか聴こえるので。

昭和版アニメ「キャプテン翼」の謎の1つに、東一中のメンバーにはマンガに登場しないキャラクター「小野田くん」がいます。背番号は11。フルネームは不明。


最初に観たときは「誰や、これ?」と疑問符が。 髪型のせいか、井沢くんに似てると感じましたけれど、お顔が違う。

マンガに登場している「小野寺くん」とは別人でしょう。
アニメオリジナルキャラクターを登場させたのはなぜなのか、理由がさっぱり分からない。

しつこくマークしている翼くんにかわされ、早田くんが味方とごっつんこする場面がありますが、



アニメでは早田くんと小野田くんがごっつんこ。



なぜなんでしょうねえ。

【2021.7.23 訂正】 「小野くん」ではなく「小野田くん」が正しいとご指摘いただきました。申し訳ございません。訂正しました。



「杉本久美」と私。

2020-10-06 00:16:32 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:久美ちゃん

同姓同名の人が、どれくらいいるんだろう? って思うくらいのお名前。
振り返ってみれば、下の名前は異なるが小・中・高と「杉本さん」っていたし、名字は違うが「久美ちゃん」もいた。


久美ちゃん初登場。
実はこれ、あねごも同じようなパターンで、翼くんにひとめ惚れしていた。つまり、翼くんがサッカーしている姿を見て、だ。





ただ違うのは、久美ちゃんの方が積極的で大胆な言動をしていたこと。


まずは顔と名前を覚えてもらうことから。


ただ、まあ、露骨過ぎですね。春に小学校を卒業したばかりだから、加減が分からないんだろうし、怖いもの知らずなんだろうなあ、とも思う。

早苗ちゃんと異なる、久美ちゃんの積極的で大胆な言動。


わたし きめたの 絶対 翼先輩の恋人になるからね!

あねごはここまでは言ってない。


翼くんと腕を組んだのは、久美ちゃんが先。


翼くんに告白したのも、久美ちゃんが先。告白するために気持ちを奮い立たせているのが、健気だ。


それにしても久美ちゃんはかわいいなあ。


みんな大好き! 久美ちゃんのブルマ姿。

久美ちゃんは、早苗ちゃんにやきもきさせるためだけに登場したキャラクターと思われるが、如何せん、あねごの頃から翼くんへの想いは年季が入っている分、揺らがないのであった。

ただ一度揺らいだのが、久美ちゃんが「翼先輩に告白する」と早苗ちゃんに宣言したときだよね。


だって 好きなら好きって いうべきでしょ

キャプテン翼のトランプのハートの6 にも選ばれた、久美ちゃんの名言。 

触発された早苗ちゃん、告白しようとするけれど、あのタイミングで告白してしまえば、翼くんも困っちゃうよね。石崎くんの電話がいいタイミングであったのがよかった。


だけど翼くんに自分の想いを伝えてケリをつけないと、久美ちゃん自身も辛い。

久美ちゃんは、孤軍奮闘なんですよね。


味方といえばお友だちくらい。

しかし学校帰りに、喫茶店へ寄ってもいいのか? 私が中高生の頃は結構厳しかったぞ。
特に女子高のときは、最寄り駅がターミナル駅で百貨店や商業施設があったから、学校帰りに買い物するだけでも(たとえ書店であっても!)、先生の許可証が必要だった。親と待ち合わせて買い物や食事をする場合は必要なかったけど。
許可証がなくてウロウロしているのが見つかれば(風紀の先生が偵察しに来るんだ)、反省のために般若心経の写経を命じられる。(仏教高だったから) (私は真面目だったので、そんな目にあったことはない)

閑話休題。


大空家へ押しかけて、翼くんに会えたのも、お友達のおかげ。


偶然とはいえ、古尾谷監督にまで早苗ちゃんを贔屓されて、怒る久美ちゃん。

久美ちゃんの良いところは、少女マンガのキャラクターではありがちな、恋敵に嫌がらせや意地悪をしたり、好きなひとに恋敵の悪口を言ったりを、一切していないこと。
それゆえに、読者からもあんまり嫌われていないんじゃないかなあ。

もう一つ重要なのは、久美ちゃんのおかげで早苗ちゃんに告白しようと決意できた翼くん。




久美ちゃんが背中を押したようなもんだよね。 (決定打は神田くんになってしまいましたが)

ところがどっこい。

「ワールドユース編」では占い師である祖母に占ってもらったせいで、どえらいことに。






ショートカットの久美ちゃん。


翼くんと早苗ちゃんの結婚式を最後に、久美ちゃん、登場してないよね?
どこでどうしているのやら。

今回改めて久美ちゃんを見つめてみたら、ほんとにいい子だなあ、と感じました。
また、13巻の久美ちゃん登場場面の背景(左上から右下へ流れる、トーンの効果)で、ある程度統一されているんだなあ、と初めて気付いたところもありました。これで久美ちゃんだと、印象づけられるから。気になる方は、探してみてくださいね。


余談ながら、佐野くん、次藤はん、久美ちゃんは、約2年前からほぼ同時進行でやってたんです。 飽きたら次の人をやって、行き詰まったら次の人へ、というふうに、順繰りに。

期せずして、さ行の「さ・し(じ)・す」の順で更新しましたが、次は「そ」の人の作成準備に入りますね。


「次藤洋」と私。

2020-09-22 00:25:16 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:次藤はん

ここ最近ですね、「次藤はん」と呼ぶようになったのは。それまでは呼び捨てでした。
いろいろ敬称をつけてみて、最もしっくりしたのが「次藤はん」。彼は長崎県の人なのに、関西人みたいになって、ごめんなさいよ。

次藤はんといえば語尾に「タイ」が付くのが定番というか、当然というかになっていますが、大学の友達に長崎市出身の子がいたので、「こんなにタイ、タイって語尾につけるもんなん?」と訊いたことがあるけど、返答は忘れました(←おいっ!)

私見ですが次藤はんには、ちょっと力石徹の要素が入ってるかなあ、とも感じます。


初登場は第14巻、静岡県大会決勝を観戦しに、佐野くんと共に。

西本ゆかりちゃんと、いとこというのは 「西本ゆかり」と私。 でも述べたので、ここでは割愛。

リアルタイムで連載で読んでいたせいか、「南葛中vs比良戸中」は本当に辛かった! 翼くんの怪我を狙い撃ちされるのが辛かったし、シルバーコンビも怪我を負うし、0対3になった時点で本当に負けるんか!? と思ったし。

何よりあの翼くんでさえ「勝てない」と呟いて、若林くん・岬くん・ロベルトに弱音を吐くくらいだったもん。
でも気を失っている中で若林くん・岬くん・ロベルトを召喚して励まされ、未完だったドライブシュートを完成させた翼くん。

つまり見方を変えれば、次藤洋という存在、対戦相手が比良戸中でなければ、ドライブシュートは完成できなかった、ということ。これだけでも、次藤はんは不滅の存在。

記事を作成するにあたり、次藤はんに特化して読み返してみたら、名場面・名台詞が結構あるんですね。

まずは絶対に外せない「南葛中vs比良戸中」。



この試合で好きな場面の一つ。何度も繰り返しになりますが、この集中線の描写、スピード感が素晴らしい!
……あれ? さっき「翼くんの怪我を狙い撃ちされて辛い」と入力してたの、誰だっけ?


相手が大きければ大きいほど 倒しがいもあるというもんタイ

次藤はんの名台詞その1。











これらのドライブシュートを放つ翼くんvs防ぐ次藤はんの対決、鬼気迫る! って感じで物凄く好き。特に翼くんがカッコいい! 男前!


「滝一」と私。 でも取り上げた、この場面も好き!


やはり負けるのはくやしいが なんだか 今はすがすがしい気持ちタイ

試合修了後の、次藤はんの名台詞その2。



フランスJr.ユース大会のアルゼンチンJr.ユース戦では、立花政夫・和夫と組んで、スカイラブハリケーンの土台に。
しかし立花兄弟の体重が軽いとはいえ、両脚にかかる負担は相当なもんだったでしょうに。多分100キロ以上の負荷はかかってるはず。

だけど後にも先にも、この3人の組み合わせでシュートが決まったのは、これきりなのでした。
「ワールドユース編」のメキシコ戦では、専ら守備での活躍でしたしね。

守備といえば、同じくアルゼンチンJr.ユース戦の最後のところ。





とっさに繰り出した石崎くんと次藤はんのナイスプレイ。好き!
将来親戚付き合いも避けられないであろう二人の、初めてのコンビプレイになるのかな。(石崎くんとゆかりちゃんが結婚したら、ゆかりちゃんのいとこの次藤はんと石崎くんは、義理のいとこになるから)
これはタイミングがズレていれば怪我をしてただろうし、下手すれば防ぐのが間に合ってなかったかもしれない。

「ワールドユース編」といえば、忘れてはいけないウルグアイユース戦。



これ、次藤はんのオウンゴールになってますが、最初観たときには三杉くんもオウンゴールの責任があるんじゃないのか? と思ったんですよねえ。三杉くんの脚か膝かに当たって、ボールの方向が変わったんでしょ?

ここから“男気”を見せる次藤はん。同じ“男気”を知る男・日向小次郎さんを巻き込みます。


オウンゴールの借りば返さな ワシの男が立たん
おまえも“男気”のわかる男なら ワシの背中 人の体と思わず 本物の地面と思って蹴り込むタイ
そのくらいの意気込みがなきゃ 同点ゴールは奪えんタイ


こんな発言を出来る人は、そうそうおりませんて。



ホ、ホンマに背中もろとも蹴るんか!? とヒヤヒヤした場面。
しかし“男気”を知る男・小次郎さんは、そんなヒドイことは致しません。


おまえの同点ゴールにかける男気は この胸にきっちり受け取った
必ず決めてみせる


これは胸を打つ、小次郎さんの名台詞その1。


おれたちの目標は この一戦に勝つ事だけじゃねえ
おれたちの夢 ワールドユース優勝のためには “全日本の壁” 次藤洋の力が まだまだ必要なんだよ


これも胸を打つ、小次郎さんの名台詞その2。

これらの名台詞は、次藤はんの行動あってこそ。

次藤はんはシリーズが進むにつれ、サッカーに対して真面目に取り組んで、成長してるなあと感じました。

「ライジングサン」第1巻では、メキシコとのテストマッチでの、翼くんに対する評価が好きですね。


なんだかんだいって 翼は売られたケンカは買う男タイ
そしてケンカの仕方も ちゃんと心得ている
ストリートファイトの鉄則は…



こうやって初っ端に 相手の大将を潰すことだ!!

そりゃあ、日本選手でプロ歴が若林くんについで2番目に長い選手だもんね、翼くん。きっと想像できないくらい、さまざまな経験を積んでいるはずだから。
ただ、翼くんのケンカの買い方って、イヤミがなくてスマートなんですよね。岬くんもそれを分かってて、最初に囮で仕掛けてくれたからね。

「ライジングサン」のドイツ戦後半で、再び試合へ出場した次藤はん。「日本の壁」として、これからが(これからも?)大変でしょうがよろしくお願いします。


「佐野満」と私。

2020-07-16 00:25:04 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:佐野くん

<下級生トリオ> の3人目、佐野くんについては、まず私の思い出話から。

あれは私が中学生、南葛中vs比良戸中をリアルタイムで読んでいた頃でした。
南葛がコテンパンにやられて、翼くんも意識を失うほどの大ピンチ。比良戸の次藤はんや佐野くんのふてぶてしさに、私の友達はボロクソに言ってたんですよね。
佐野くんに関してはあの笑い方のせいか、






「ゲゲゲの鬼太郎」ならぬ 「ケケケの鬼太郎」 とまで名付けてた。(ヒドイ)

ところがどっこい。翼くんのドライブシュートが完成し、3対3の同点に追いつかれて、前髪で隠されていた「目」が初めて現れて、どんな顔だったのか分かった翌日の彼女の第一声は、


佐野くんカワイイ 

……ときたもんだ。
あれだけさんざん文句言ってたのに、なんなんだ。ここまで鮮やかで見事な手のひら返しは、滅多にないぞ。

ただ、このときの連載の最後のページが、この佐野くんの顔だったので、同様に 佐野くんカワイイ  と叫んだお嬢さん方は、全国にたくさんいたんだろうなあ、と今なら納得できる。

意外にも「ケケケ…」と笑ってる場面は、そんなになかったんですよ。特殊な笑い方で、印象に残ったんだろうね。
調べたら、南葛中との対戦終わるまでは、上記の3つしかなかった。
笑い方にもヴァリエーションがあって、他には、


「ヘヘヘ…」


「ニコッ」もありますよ。 (「ニコッ」は笑い声じゃない)


当然ながら、佐野くんも努力の人です。
キャプテン翼 クリアファイル チェック! の企画で気付いたことがありまして。


佐野くんのオーバーヘッドキック。 もしかしたら、やろうと思ったきっかけは、東邦学園vs武蔵中での、三杉くんのオーバーヘッドキックを目の前で見たからかもしれない、と。


フォーム、似てませんか?

三杉くんは、どんなプレイもお手本になるような選手ですし、これを見た佐野くん、長崎に帰った後、相当練習を重ねたのかもしれない、と。
翼くんですら、ロベルトのオーバーヘッドキックを見てから、(たぶん)何十回目に初めて成功したんだから。

努力していく、という最良の例としては、「GOLDEN-23」でフットサルの技術を積極的に学んで取り入れようとする姿勢。


古川洸太郎と風見信之介に教えを請うも、断られたので、


レンタルしてきたフットサルのビデオを観て、研究。

その熱心さに、古川洸太郎と風見信之介も感銘を受けて、フットサルの技術を教えます。
その努力が開花したのが、オリンピック出場を賭けたオーストラリア戦。






翻弄されるオーストラリアの選手たち。


このオーストラリア戦に出場したときの、佐野くんの単独表紙。時折り見せる、このような精悍な顔つきがいいですね。
例えば、↓これもそう。


「Jrユース編」でヨーロッパ遠征メンバーに選ばれたときまでは、FWだった佐野くん。ヨーロッパで試合出場したときは、MFのポジションに。
高校時代は、どうだったんだろう? 国見学院のときはFWで、全日本に選ばれたときはMFだったのかもしれない、と想像してみる。


南葛中に負け、悔しがる佐野くん。翼くんがドライブシュートを完成させなければ、もしかしたら勝っていた試合だったから、悔しさも人一倍だったはず。


松山キャプテン

これは貴重な「松山キャプテン」の単語。
オーストラリア戦で、ボールを回してくれた松山くんに感動している佐野くん。
選手交代したときも、松山くんがボールを回してくれたんですが、すぐに奪われてしまったんですよね。
なのに、再びチャンス与えてくれた、松山キャプテン。その期待に応えるため、


オレが仕掛けるしかねえだろ!!

と、上記のフットサルの技術を披露し、チャンスを作るのでした。

以上、佐野くんの好きなところを挙げてみました。

最後に一つ、気になった異名について。


「ワールドユース編」のタイ戦、タイユースのチャナが「小回りのきいた まるで子猫のようなドリブルだ」と表現されたのに対し、佐野くんは

全日本ユースのハリネズミ

って……ちょっとひどくない? ここはやはりいつもの通り、 「軽業師」 でお願いしたかったです。


「西本ゆかり」と私。

2018-04-16 23:55:00 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:ゆかりちゃん

「キャプつば」世界では、女友達に欲しいナンバー1候補。 しっかりしてるし、さばさばしてるし、頼れるし。そして、時には感情を爆発させる。

「あねご」→「早苗ちゃん」に変身(?)して削げ落ちた部分を、ゆかりちゃんが担ってる……という感じでしょうか。


初登場がこれ。


初台詞がこれ。

女性キャラの中では存在が地味と思われているゆかりちゃんですが、驚かされたことが意外にありました。


次藤洋といとこ同士。 (でも高橋先生、忘れていそう……?)


保母資格を取得。 (しかし高卒では無理でしょ。ダブルスクールで専門学校に通って、という裏設定を勝手に考える)




石崎くんと“いい仲”に。

今だから明かしますが、ゆかりちゃんは「次藤はんとひっつくかなあ……?」 と思ってました。 いとこ同士は結婚できますから。


その根拠になった場面。 比良戸中が南葛中に負けた後、健闘を称えるゆかりちゃんの姿を見てるとね。

結局は、石崎くんと両思いに。


ここは源さんのたくましい上半身でなく、ベッドに横たわる石崎くんと寄り添うゆかりちゃんに注目ですよ。


石崎くんの一世一代の告白と、ゆかりちゃんの返答がふるってるな、と思いました。
松山くんと美子ちゃんとは違った感じで、いいなあ……と思いました。

「ゆかり」と呼んでいる南葛サッカー部員は、どうやら石崎くんだけのよう。 (次藤はんは、いとこだから呼び捨てにしてもおかしくない)
呼ぶのを許している時点で、もう、この2人はデキてますね、うん。

ゆかりちゃんの真骨頂は、早苗ちゃんの最も身近な相談相手であること。
(弥生ちゃんとは、どちらかというと早苗ちゃんの方が相談に乗っているみたいな感じ)


3年も会っていない翼くんに会いたい、と涙を流す早苗ちゃん。ずっとそばにいて、早苗ちゃんを見守っていたゆかりちゃんだから、気持ちは痛いほど理解してるはず。

だからこそ、


悩んでる前に 即 行動よ

と、的確に励まし、背中を押す。 早苗ちゃんも、ほんとにいい親友を持ったね。


私が一番好きなゆかりちゃんは、ここです。


「ワールドユース編」の日本ユースvsブラジルユース、延長戦に入る前。

他人に助言や励ましをしていたゆかりちゃんが、初めて自分の感情を爆発させた場面ではないでしょうか。

秘めたる激しさを持ち合わせている、ゆかりちゃん。

石崎くん、大切にしなよ。


「新田瞬」と私。

2018-04-09 00:45:16 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。
【追記と訂正】 初登場時の画像が間違ってましたので、追加しました。

このブログでの私の呼び方:新田くん (たまに怒った時は新田)

愛すべき弟キャラ。

「Jr.ユース編」で、佐野くん(佐野満)とタケちゃん(沢田タケシ)の3人で <下級生トリオ> と命名されましたが、当人たちには少々不本意だったのでは? と思ったりも。(分かり易さでは良いんですけど)


3人が初めて1つのコマに収まったのは、Jr.ユース編の合宿での練習で。(背後に次藤洋がいるのは、ほら、佐野くんの相方だから)

もしもこの3人で弟にするならば、私は新田くんを選びますな。(新田くんが姉と認めてくれるかどうかは、知らん)
理由? うん……「なんとなく」じゃ、ダメ? それを探るための記事作成にもなっていけばいいな、とも思います。


新田くんの初登場は、なんか得体の知れない、不良っぽい雰囲気?


こちらは浦辺くん、岸田くん、中山くん、西尾くんと共に、南葛中の練習試合を見学している場面。かわいいねえ。(すみません、これが初登場だと思い込んでました)

意外に思うかもしれませんが、新田くんって、

1.周囲の評価が高い
2.主要人気キャラとの絡みが多い
3.努力を怠らない

のです。

1.周囲の評価が高い

その筆頭が南葛SCの城山監督。そして翼くん。これに関しては後述します。

そして片桐さんですね。





そのおかげで、こうなった↓わけだ。


Jr.ユースの合宿に特別参加したのは、片桐さんの計らいでしょうし、最終的には選抜メンバーに残ったことで、実力を知らしめたわけですから。

もう一方で高評価だったのが、静岡県大会決勝戦を観ていた東邦学園メンバー。


攻撃が新田ひとりというのが つらいな

ああ もうひとり新田とコンビをくめるようなヤツがいれば
もう 3点は はいってるぜ

3点……! これを知ったら森崎くん、泣いてしまいそう。

余談ながら、この東邦学園メンバーに反町くんはおりませんね。反町くんが正式に登場したのは第16巻ですし。


昭和版アニメでは、この場面におりました。スタッフさん、よく判ってらっしゃる。

2.主要人気キャラとの絡みが多い

まずは日向小次郎。


初対面。 南葛中の試合観戦中、浦辺くんたちにイヤミを言い放った小次郎に対し、反撃のキツイ発言で浦辺くんたちの敵討ちをし、小次郎を黙らせてしまう。

よく おぼえときな

と言われた小次郎は、Jr.ユースの合宿が始まった時に、この出来事を思い出したのだろうか。(忘れてる気がする)
挙句の果てに、


FWでコンビを組むことになるんだから、分からないものですねえ。
しかも、FWとして認められているような発言も、後々たまわる。



FWでコンビといえば、若島津健ちゃんとも組むことに。


「GOLDEN-23」のデンマーク戦後半。 ちなみに前半は反町くんがFWでした。

若堂流にも入門し、少しずつ昇級・昇段し、とうとうこんな不可解なことにもなっている。「ROAD TO 2002」の横浜フリューゲルスvs柏レイソルから。


「恩返しがなかなかできない…」ってなんやねん……? どちらかといえば「恩を仇で返す」が近いんじゃないのか……? 新田くんの感覚が、よく分からない。

「恩返し」は後々FWでコンビを組んで、得点を奪ったことで、果たされたんじゃないでしょうか。

「コンビ」とまではいかないかもしれませんが、高校時代はシューターの欲しいところ、望むところへパスを送ることのできる天性のパッサー・岬くんがおりましたから、新田くんもかなり楽だったと思われます。
高校の場面はほぼないので、海外との対戦から。


「ワールドユース編」のウズベキスタン戦。 これはゴール決めました。


「GOLDEN-23」のデンマーク戦の前半。 これはシュートは阻まれました。

岬くん好きな私なので、新田くんと組んでいるのも微笑ましくて良いのですが、たまに怒りと嫉妬と殺意の雄叫びを挙げたいこともありましてねえ。


新田 このヤロ 私と代われ!!

新田くんの右手に岬くん、左手に三杉くんという、この2人が好きな私からすれば、これぞまさしく「両手に花」の状態。 私も二人の手を握りたいぞー!


新田 このヤロ マジで私と代われ!!

背後から抱きつくなんて、アンタァァァ! 私も抱きつきたいぞー!

3.努力を怠らない

「天性のサッカーセンスの持ち主」と評されているから、天狗になっているのかと思えば、やるべきことはやっている。
その最たるは、<ノートラップランニングボレー隼シュート>を試合中に完成させたことでしょう。


「南葛中vs大友中」のハーフタイムで、考える新田くん。
「とにかくやるしかない」という状況になり、






何回も挑戦して、


わずか十数分で、ついに完成。

他にもいろんな練習・特訓をやっています。


「ワールドユース編」で合宿所を出て、左脚強化の特訓を重ねる新田くん。


前述した、若堂流に入門。


自らのシュートにちなんだ名前の技の取得を望み、


完成させた。

サッカー選手としての新田くんに最も影響を与えた人物は、やはり大友中へ進学するきっかけになったであろう人物・浦辺反次くん、そして共に打倒を目指した主人公・大空翼くんでしょう。

まずは浦辺くん。 「浦辺反次」と私。 も、ご参照願います。

新田くんが大友中に入ったきっかけは、たまたま住まいが校区内だったのか、あるいは浦辺くん達に説得されたのかは想像するしかありませんが、「大空翼を倒す」という明確な目標は、新田くんには魅力的だったかもしれません。

新田くんには唯一無二の「キャプテン」であって、尊敬すべき先輩であった浦辺くんに、「ワールドユース編」のR・J・7の一件で「裏切られた」と怒りと絶望を味わったのは、至極当然。


後々、R・J・7の正体と目的が判明しますが、この嘲笑った言動の浦辺くんには、本当に腹が立っただろうなあ……。

一方で、浦辺くん達と共に倒すべき相手として目された翼くん。
前述の 1.周囲の評価が高い に含んでもよかったんですが、独立してこちらで。


翼くんが感じた「足のしびれ」は、強い相手とめぐりあった時の独特の合図。これを知ったら、新田くんも嬉しいでしょうなあ。

これで新田くんに興味を抱き、城山監督を訪ねて、新田くんのことを聞く翼くん。




城山監督が対戦を楽しみにしているというのも、頷けます。

実際に対戦してみると……


おれはうれしい
久びさに おれを熱くさせる男にめぐりあえて


という最大級の賛辞をもらっていたと知ったら、新田くんも嬉しいでしょうなあ。(二度目)


試合終了後の、悔しさと怒りが溢れた隼シュートを打った気持ちも、痛いほど分かります……。
だけどこの敗戦は、まだまだ成長できる、のびしろがあるってことだからね。


……この目標はどうなったのだろうか。


現在連載中の「ライジングサン」のドイツ戦では先発メンバーから外れて、フテくされていますが、そんな新田くんを石崎くん達は助言を与え、励ましています。

先輩たちに実力を認められ、好かれている新田くん。そうでなきゃ石崎くん達も助言も励ましもしないでしょうし、素直に受け入れる新田くんの素直なところも、愛されているんだろうなあ、と。

そこが新田くんの愛すべき弟キャラの所以かなあ、と思う私なのでした。


「大川学」と私。

2016-04-10 01:09:33 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:学くん

「南葛小学校サッカー部」の面々については、中学生編で取り上げる予定でした。最初に取り上げるのが、彼です。

このキャラの名前も高杉くんの「真吾」「晋吾」に匹敵するように、当初は混乱がありました。
「中学生編」で、「大川学」と正式名称がやっと決まりましたが、昭和版アニメ「キャプテン翼」では、一貫して「マサル」で徹してました。

そう、彼の名は最初は「マサル」だったんです。ではどこで「マサル」から「学」に変わったのか?
初版本が出てきたので、文庫本と比較しながら探してみましょう。ヘタな写真&紙が汚れているのが初版本、きれいな画像が文庫本です。

「キャプテン翼」第1巻、初めて名前が出てきたところ。


マサル。


学。

同じく第1巻、ボールを上手くドリブルできず、遅刻してきたところ。


マサル。


学。

第2巻は名前が出てくる場面はなく、第3巻、南葛の選抜テストに向けて気合を入れるところ。


学。


学。

「マサル」から「学」に変わったのは、第3巻(文庫では第2巻) でした!
ここまでの全ての場面、石崎くんが呼んでいましたね。

フルネームが判明するのは、中学生編の「南葛中vs東一中」のハーフタイム。


早苗ちゃん、「大川くん」としおらしく(?)呼んでますが、あねご時代は呼び捨てで「学!」または「大川!」と呼んでいたかもね?


学くんは運動神経はよくないけどサッカーは好きで、いわゆる「下手の横好き」の部類に入るキャラでしょうけれど、スレることもブレることもなく、最終的には「これが私の生きる道」(PUFFY)を、きちんと見つけた。
それが翼くんをフォローする、<チーム翼>の結成。


「ROAD TO 2002」第1巻から。
翼くんの専属トレーナーとなった大学教授の下で、その名の通り学んでいる学くん。

<チーム翼>の言い出しっぺも、自分の教授を専属トレーナーとして、翼くんに紹介して契約を結んだであろう、そのお膳立てをしたのも、きっと学くんに違いない。

長年サッカーをやっていたし、翼くんとも付き合いが長いこともあって、信頼は厚いのでしょう。同じサッカーをやっている者同士だから、学くんの気持ちも理解できるし、提案をすんなりと受け入れた……と、想像できますね。

学くんは、この道を選んで正解だったと思います。これからもサッカー選手としての翼くんを、陰で支えてください。
(妻としては早苗ちゃん、試合のパートナーは岬くんが支えているから)


私も運動神経はよくなくて、走るのは遅いし、泳ぐのも下手だし、高くも遠くも跳べないしで、体育の授業は死ぬほどイヤで、保健体育の成績は保健の試験と、ダンスの授業でポイントを稼いでいました。(踊るのは大好きなのである!)

そんな私と比較されるのは、学くんには不本意かもしれないけれど、<「キャプテン翼」のキャラクターで、誰が最も自分に近いか?> という問いがあったならば、私の場合、運動神経がよくないというただ一点だけで、もしかしたら学くんが最も近いかも……?

好きでも嫌いでもないけれど、「キャプテン翼」の世界には欠かせないキャラクターだと思いますよ、学くん。
第37巻の表紙、翼くんの後ろで存在感を出していますからね。




「片桐宗正」と私。

2015-10-18 23:56:00 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:片桐さん


正式にフルネームが出たのは、単行本「キャプテン翼」第28巻、イタリアジュニアチームとの初戦に臨む直前の見開き表紙ですね。それまでは一貫して名字だけでした。
大人キャラだけでは華がないので、三杉くんを入れて麗しさをアップ。


こちらは初登場時の片桐さん。単行本「キャプテン翼」第11巻、延長戦に入る直前。

「若島津健の異母兄か!?」「若島津健の生き別れの兄か!?」……などと、中学生編で正体が分かるまでは、その髪型のせいで健ちゃんと結び付けられておりましたね。 (今思えば何と単純な理由……)

そういえば健ちゃん同様、片桐さんも髪の毛伸びてるわ。これでは異母兄説も頷けるか。

一方で「初めて登場した素敵な大人の男キャラ」と認識されていたようにも記憶しています。 「片桐さん、素敵」とハートマーク飛ばしていた人も、私の周辺にはおりましたわ。

だけど私がまず「片桐さん」といえば思い出すのが、これなんですよねえ。







わたしは(日本)サッカー協会の片桐というものだ という片桐さんの自己紹介。
これがもう印象深くて、印象に残ってて、どうしようもない。
(画像は上から単行本「キャプテン翼」第14巻の南葛中vs大友中戦、同第22巻の南葛中vs東邦学園、同第25巻の岬くんとピエールの対決後、です)

そして「キャプテン翼」第37巻、最終回の数回前の衝撃の事実発覚。



うん……やはりこれは衝撃的でした。これっぽっちも考えたことはなかったから。
と同時に「そうだったのかあ……」とストンと腑に落ちました。どうして翼くんたちに、あれほど力を入れて援助していたのか、理由がはっきり分かったから。


文庫版「ワールドユース編」第3巻、見上監督が倒れた後、片桐さん・見上さん・賀茂さん三人が共有する回想シーンより。(単行本版が出てこないので、何巻なのか分からない)

このワンシーンだけでは、ストライカー・片桐さんはどんなタイプの選手だったのか分かりませんが、新田くんとか、FW時代の佐野くんとか、アラン・パスカルのようなFWだったのかな? と勝手に推測。
日向小次郎、カール・ハインツ・シュナイダー、ルイ・ナポレオン、火野竜馬、ラモン・ビクトリーノのようなストライカーではないと思う。

「ワールドユース編」といえば、片桐さん屈指の名台詞が飛び出しますね。「ワールドユース編」の中でも、いやいやシリーズ全作品の中でも、最高の名台詞の一つではなかろうか。
文庫版「ワールドユース編」第8巻より、会社を継ぐ代わりにワールドユース支援開催をしようという父親に対し、


日本のワールドユース優勝を 私は 信じています
でも それを賭けの対象にするほど
私のサッカーに対する情熱は 安っぽくありません


片桐さんのサッカーへの愛が込められた言葉に、深く大きな感動を覚えます……! 

しかしこの人も健ちゃんと同様、「ええとこのボンボン」(標準語で言うところの「良家のお坊ちゃん」)だったのね。 これではますます「片桐さんと健ちゃんは血の繋がった兄弟説」の信憑性が増すというもの……(もちろん冗談ですので本気にしないように)


片桐さんも、敗者の苦杯をなめさせられてきた人物ですね。加えて網膜剥離で右目を失うという悲劇の持ち主。
それでもサッカーへの愛、情熱は薄れない。「裏方」という、表立った形ではないけれど、翼くんたち黄金世代への期待と援助を惜しみなく注いでいる。素晴らしい男性です。(と遅まきながら、記事作成中の今頃になって気づいた)
でも、喫煙者は嫌い。


「裏方」の片桐さんのお仕事といえば、資料作りもその一つ。
平成版アニメ「キャプテン翼」で、片桐さんが作成した選手たちの資料、公開。「第38話 希望のゴールデンエイジ」より。







この3人以外は!? とお思いでしょうが、残念ながらこの3人の資料だけ、それ以外は出てこなかった。

唯一の例外は「第15話 雪国の熱き10番」より、中学生の松山くんの資料ですね。


手書きですぜ! 昭和時代を感じさせますねえ。

おまけついでに、ルヴォア監督が見ていた若林くんの資料。きっと片桐さんの資料を英訳したものに違いない、と睨んでいます。「第39話 葵新伍登場!」より。


これをめくれば、前回載せた健ちゃんの資料が出てきます。

そうそう、ゲーム「つくろうドリームチーム」で選手時代の見上さんを見つけたことを前にお知らせしましたが、他の方のチームで片桐さんに遭遇したー!


(他の方のカードなので一部データ消しました)

必殺技の一部を見ると、翼くん&岬くんのプレイスタイルを融合したようなFWだったんですかね?
名前が「片桐宗政」になってるなあ。高杉くん(真吾・晋吾)の二の舞か?


最後に平成版アニメ「キャプテン翼」より、私のお気に入り片桐さんを。「第15話 雪国の熱き10番」より。


白グラサン!? ……ではなく、効果光で白く光った片桐さんのグラサンです。 ちょっとヘンタイちっく?(←おい)

***

これにて日本人キャラの「小学生編」の紹介は完了! 日本部門は次回から「中学生編」に入ります。
ここまでやってきた自分を褒めたいです。お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございます! 「中学生編」もよろしくね♪

今さらですが<「ロベルト本郷」と私。>は海外キャラ部門へコッソリと移動しました。


「若島津健」と私。

2015-10-11 22:50:51 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:健ちゃん

唐突ですが、大関若嶋津と大関北天佑の取り組みを観るのは好きでした。
その大関若嶋津の名を頂戴した、若島津健ちゃん。

日本が誇る二大ゴールキーパー、若林源三と若島津健。

WAKABAYASHI GENZO

WAKASHIMAZU KEN

若で始まり、ENと韻を踏む。この共通点がGKとしての強さの秘密なのかしらん? ……なんてね。

登場した頃の健ちゃんは、持ち合わせた反射神経とアクロバティックな動きで、圧倒的に男性……少年たちの心をグッと掴み、人気が高かったと記憶してます。


ほら、観客の男性たちのこの興奮した姿と歓声といったら!

本人はそんなことには一切、意に介さないんだよねえ。本人には当たり前のことを通常通り、やっているだけで。
そのストイックな姿が男性読者とは反対に、女性読者の心を掴んだのではないでしょうか。


初登場時の健ちゃん。 一見、貧乏くさい雰囲気だけど、怪しさを読み手に感じさせるためだったのかな。
だってまさか、


「ええとこのボンボン」(標準語で言うところの「良家のお坊ちゃん」)とは、この時点で誰が思うかいよ。

最初に読んでいた頃は「まさか、埼玉からよみうりランドまで、数日かけて徒歩で来たの?」と思ってましたが、今ならば「埼玉から東京に点在しているであろう若堂流一門の道場を訪ねて、宿泊したのかな?」とも解釈できますね。
小学生とはいえ、若堂流一門を束ねる総帥の御曹司を無下にはすまい。


こちらは昭和版アニメに初登場した頃の健ちゃん。
アニメのオリジナルエピソードで、東京へ向かっている最中、電器屋さんのテレビで「南葛SCvs難波FC」を観ているところ。南葛SCのシュートをことごとく阻止する中西太一くんの活躍に、健ちゃんは鼻で笑って一蹴するんだわ。

……漫画とイメージが違うなあ。

私が感じる健ちゃんの魅力は、潔いまでにストイックなところ、己に厳しく鍛錬を怠らないところ、でしょうか。

なのに、勝てない。 勝負事は圧倒的に「敗者」が多いのは必然なのだけど、以前にアップした浦辺くんの敗者の匂いとはまた異なる敗者としての雰囲気が、健ちゃんにはまとわりついている。

一対一の個人戦とは違い、サッカーはチームプレイ、団体戦なので、物心ついた頃から一対一の戦いに慣れている健ちゃんとしては、納得できない部分もあったかもしれません。
「個人戦」と「団体戦」の違いに、ジレンマが生じたのかも。
それとも個人の戦いでは味わえない団体戦の面白さに、逆に目覚めたのか。

異論もあるでしょうが健ちゃんは、見様によっては日向小次郎の下に甘んじ、GKとしての実力も、若林源三の次と見なされる始末。

絶えず自分に厳しく、自分を律し、自分を鍛えている健ちゃんが積み重ねてきた誇り高さ、努力の賜物に裏打ちされた実力が正当に評価されない矛盾に苛立ち、最後には「○○の次」という周囲からの位置付けで、粉々に砕かれたんではないでしょうか。

どん底から這い上がることが出来るか否かが、人間としての真価を問われるところ。
健ちゃんも悩み苦しみ、もがき足掻き、最後には自らの道を見つけることが出来た。その姿に、私は胸を打たれるのです。

周囲からすれば、健ちゃんはブレたり、迷走しているように見えるかもしれない。
だけど健ちゃん本人は、その一本気な性格ゆえに、全て筋が通っている、ブレも揺れもなく、迷走もしていない言動をしている、と思われるのです。

陳腐な言葉で表現すれば、20世紀末から21世紀初めにかけて流行した「自分さがし」という言葉が、当てはまるのかもしれません。(この言葉のいい加減さと曖昧さといったら、もう! 何という不安定なことよ)

健ちゃんの描かれ方は作品ごとによって違うのは、それ故なのかもしれません。
その際たるものが「ワールドユース編」の有名なあの発言に凝縮されていると思うのですが……有名すぎるので、ここではその場面は取り上げたくありません。

ひと言だけ述べさせてもらうなら……最もそのことを言ってはいけない人物が言ってしまったという、非常に稀有で印象に残る場面になってしまいましたね……。

迷走しているのは、アニメもでした。「キャプテン翼J」と平成版「キャプテン翼」で描かれてましたが、設定が異なっていて仰天しましたよ。

「キャプテン翼J」では(少々うろ覚えなんですが)、「正GKは若林源三」の主旨を電話で話す見上監督を、盗み聞き&盗み見した健ちゃん。その翌日、見上監督ではなく、なんと! 引き止める片桐さんを振り払い、あの発言を。「第40話 全日本ユース大苦戦!」より。


言うことをきかない弟を引き止める兄のように見える、片桐さん。




怒りに燃える顔も、


苦悩する横顔も素敵。 ……なのに、背景が銭湯の壁画とそれを映す鏡のように見える……。シリアスな場面、台無し。

これが「キャプテン翼J」の最終回、観戦客の一人として終わる健ちゃんに繋がるんですけどね……。

かたや平成版「キャプテン翼」では直接的な発言はなかったと記憶してますが、まずは●ルシエ監督をモデルにしたようなアニメオリジナルキャラクター、ルヴォア監督(声:井上和彦さん)に礼儀正しく伺いを立てます。「第39話 葵新伍登場!」より。


健ちゃんの資料を見るルヴォア監督。 この資料が欲しい~! と叫んだ人はゴマンといるはず。


監督の考えの中に おれが正ゴールキーパーの座につく構想はあるんでしょうか


おれは 若林のような海外での経験はない
でも 実力的には 若林に負けないと思っています
もし 監督の中ではっきりとした構想が決まっているんでしたら 言ってほしいんです


あああ、この潔さといったら! そこに待ち受けたのは監督からの非情の宣告……。


正ゴールキーパーは 若林源三だ

ここまでもオリジナル展開ですが、この後の展開も凄かった! 平成版特有の色指定の不手際と併せてご覧ください。


グラウンドに来た健ちゃん。その視線の先は……


準備運動している源さんへ。


健ちゃんの眼差しに気づく若林くん。


どうした 若島津

どうした源さん! 素手になっている上に袖口が赤色に変わってるぞ!?


最初から負けが決まっている闘いには 挑んでもしょうがねえ
何のことだよ


監督は 正ゴールキーパーは若林だと おれに言った


どうした源さん! いつの間にグローブつけて着替えた!?

ホンマに平成版は細かい部分の手抜きがヒドすぎる!


もうこれ以上 おれがこのチームに残る意味もない

と去ろうとする健ちゃんを引き止めたのは……


待てよ サッカーが好きなら 諦めるなよ

葵新伍!


これにキレたか健ちゃん、本音ぶちまける。


ぽっとでのおまえに 何がわかる!
おれは おれはずっとナンバーワンを 日本代表の 正ゴールキーパーの座を めざしてやってきたんだ


再び去ろうとする健ちゃんを、今度こそ引き止めようとするのは


若島津!

日向小次郎!


何も必殺のタイガーショットを打たんでも、と思わないではないが、漫画もそうなってますからね。




素手で止める健ちゃん。  掌! 皮めくれる! 肉が抉れる! 出血しちゃうよ~!

この後は片桐さんから葵新伍の苦労話を聞かされて、復帰する健ちゃん、というストーリー展開でした。


「GOLDEN-23」で吉良監督が就任したことが、健ちゃんの転機になったことは否めません。
私たちの知らないところで、二人でとことん話し合ったと思われます。健ちゃんの話や苦悩を聞いて、今一つ殻を破れない健ちゃんに「GKとFWの二刀流」という選択肢を提案したのは、吉良監督以外に有り得ない。
(直接的には某有名人の発言がキッカケなのは知ってますが、ここでは無関係なので、無視します)

健ちゃんも、ここでやっと「自分の呼吸」が出来るようになったのではないかなあ。
息詰まるような、張り詰めたような空気をまとうのではなく、「小次郎さんや若林くんの二の次」の呪縛から解き放たれて、ごくごく自然な雰囲気でサッカーが出来るようになったのでは。

願わくば「ライジングサン」で、出来る限り小次郎さんとのFWコンビ、あるいは新田くんと三人で「最強の3トップ」を見たいです。
高橋先生、お願いします!

ところで健ちゃんの背番号、「1」ではなくて「17」のイメージのほうが強い。「17」のほうが似合ってるとどうしても思う理由、それは日向小次郎の誕生日・8月17日のせいですね。
現在連載(休止)中の「ライジングサン」も、健ちゃんの背番号は「17」です。


小学生編も残すところあと二人というところまできて、どうしてこんなに更新が遅くなってしまったのかというと、うかつにも記事作成中に 「若島津中心主義」さま を読み直してしまったからです。(以前から惚れこんでいるサイトさまなのです~。健ちゃん好きな方は、必見・必読サイトさまですよ)

アカン。引きずられる。ここまでほぼパーペキ(パーフェクト+完璧)な健ちゃんの考察をなされていては、私なんぞの出る幕はない。どうしよう。

……と、悶々と悩むうちに月日は流れ……。やっと開き直って、私は私なりにやってしまえ! と腹を括りました。

お待たせして本当に申し訳ない。

次回の片桐さんで「小学生編」のキャラ紹介は終わります。……多分、きっとね。


「吉良耕三」と私。

2015-07-17 00:19:12 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:吉良監督

サッカー選手としての日向小次郎、若島津健、沢田タケシの育ての親。

現実に台風11号が近づきつつある中、台風といえばこの方かと。 暴風の吹き荒れる中、「タイガーショット」を生み出した小次郎さんを沖縄へ呼び寄せた張本人。(作中は台風7号でした)

現在連載中の「ライジングサン」、その前の連載「GOLDEN-23」によって、この人も「復活組」の一人と言っていいかもしれない。
まさか日本代表の監督をするたぁ、これっぽっちも思ってなかったわい。

実はキャプつばキャラの中で、正真正銘の実年齢が判明しそうな唯一のキャラかもしれない。


「ライジングサン」第1巻で明かされた衝撃の過去。
1968年のメキシコ・オリンピックにベンチメンバーとして選ばれていた吉良耕三。 推定年齢は20代前半くらいか?

しかし、これ↓とちょっぴり矛盾しそうなんだけどね。


外国からのプロ入りの話をことわったという 幻の日本人プロ第1号

はいぃ!? (←「相棒」の杉○○京風)
この当時、海外へアピールするきっかけとしては五輪は最適だと思うんだけど、ベンチメンバーでは矛盾がないか? と思ったの。
(きっと高橋先生、この設定を忘れてらっしゃる)

まあ、よろし。 今さらそんなこと指摘してもね。


初登場時の吉良監督。 この後、明和FCの面々にも「ひどいもんだな 朝っぱらから酒とは…」と呆れられています。

<ナンバー35周年特別号> スポーツマンガ最強論 PLUS号 で、ジャンルカ・ザンブロッタ氏が語っていた「あの酔っ払いの監督さん」って、実は吉良監督じゃないのか? と思ったのは私だけではあるまい。(実はロベルト本郷のことでした)


吉良監督で印象深いシーンは、やっぱりこれかな。 師弟愛に胸をうたれます。

吉良監督の略歴の抜粋

とのことですが、この3人以外の名のあるサッカー選手は育てられなかったのね……? だからU-22の監督就任のオファーを引き受けたのかしらん?


大空翼(バルセロナ)vs岬太郎(ジュビロ磐田)の対決を描いた番外編 「GOLDEN DREAM」 を観戦中の吉良監督。
うんうん、その通り! とこれは大きく納得しましたよ。

ところでこのひとの「監督としての能力」は、どんなもんなんだろうね?
現在進行形の「ライジングサン」は横に置いといて、「GOLDEN-23」でちょっと検討してみましょう。

当初はいろんなアイディアが溢れてて、なかなか面白かったですよ。例えば、

1.反町くんを「守備的FW」に
2.立花兄弟を「ダブルボランチ」に
3.健ちゃんを「GKとFW」の二刀流に

しかし最後のオーストラリア戦……。


立花兄弟の申し出を、断れなかったんかい。

このせいで、岬くんを巻き込んじゃってさ……。


まさかと思うが、「岬がノーと言ったら、やらせない。 岬を説得できたなら、スカイラブハリケーンを実行だ」 とかなんとか提案したんじゃなかろうな、吉良監督? それは残酷だよ~。


立花兄弟に対する、岬くんと吉良監督の共犯関係、成立。

あああああ、いつかこの報いなりとばっちりなりが、岬くんの身に降りかからないか、不安で不安でしょうがない。
五輪後の岬くん引退だけはやめてくれえええ!!

これがきっかけだったのか、あるいは「GOLDEN-23」で長い間チームの要の一人と監督として付き合ってきたからなのか、それとも短期間とはいえ明和小に転校したときからの知り合いだったからか、吉良監督は岬くんには高い評価と、絶大な信頼を寄せているよね。
(小次郎&健ちゃん&タケちゃんへの評価&信頼とは、また別物ですよ)

「ライジングサン」第3巻に収録される、「岬が明和FCに残っていたら、明和FCが全国制覇していただろう」という吉良監督の「もしも話」が、その好例かな、と思う。

一方の岬くんも「昔から変わらないな 吉良さんは」と小次郎さんに話しかけてるし。
サッカーのプレイスタイルもセンスも性格もこれっぽっちの共通点がなさそうな二人なんだけど、そんなことは超越してるのかもしれない。

「ライジングサン」での吉良監督の采配がどうなるか見守りつつ、おしまい。
(まずは最初の選手交代の件だな……誰になるんだろうか?)


次回こそ、健ちゃんやりたいです。 ちょっと時間かけますので、しばしお待ちを。


「東邦学園男スカウト」と私。

2015-07-11 22:17:52 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:男スカウト  南葛SCのコーチと同様、本名は不明ゆえ、他に呼び方がない。

復活(?)した香さんと異なり、存在消えてしまったひとの一人。


「熱闘スペシャル」から。 この当時は翼くんの両親も、片桐さんも名前がなかったのか。
白い紙で誤魔化してるのは、若林くんと岬くんを切り抜いて、二人を貼り付けて、しおりを作ったから。
当時はコピー機がそんなに普及してなかったし、1枚コピーするのに値段高かったし、「コピーをする」という概念すらなかったので、今になって後悔してる……。  (今なら会社でコピーし放題なのに)


どうやら同じスカウトの松本香さんよりは年下のようで、丁寧に敬語で喋っているのと、夏だから暑くて着ていたスーツの上着を脱いでいた姿が印象的。

「女の下で働いてられっか!」と思っていたかどうかは定かではないが、スカウト業1~2年くらいのペーペーで、ノウハウを香さんから仕込まれている時期だったんじゃないかなあ? それゆえ、フェミニストにもなっていった……と勝手に推測。


平成版「キャプテン翼」から。 「裕福な貴婦人と下っ端の運転手」の図に見える。

香さんがスカウト業を辞めてからは、このひとが東邦学園スカウトの責任者になったんだろうね。
責任重大ですな。 偉大なる先輩たち・日向小次郎、若島津健、反町一樹、沢田タケシの名を汚さないように、いい人材をスカウトしてね。


あー、ここまで入力して気づいた! 吉良監督、すっ飛ばしてた!
次こそ健ちゃんの予定だったんだが……何のためにフォーマット作ったんだあああ。 私のアホ!



「松本香(東邦学園女スカウト)」と私。

2015-07-11 00:34:59 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:松本女史、香女史、香さん

東邦学園女スカウトと添えないと分からない人がいると思うし、本名が分かったのは「ワールドユース編」なので。 (昭和版「キャプテン翼」ではアニメオリジナルの名前がつけられていました)

最初の作品でそのまま消えるのかと思っていたら、「ワールドユース編」では全日本ユースの広報部長に、「ROAD TO 2002」ではマネージメント会社「株式会社スクランブルエッグス」を立ち上げて、「サッカー選手・日向小次郎」のプロデュースを。

ある意味「日向小次郎の運命を変えた女・松本香」、つまりフランス語でいうところの Femme fatale と断言してもいい。

このひとが目をつけなかったら、小次郎さんは東邦学園の特待生になれなかったし、建て売りとはいえ家族のために家を買うことも出来なかったし、セリエAのユベントスに入団することもなかっただろう。
きっと「母ちゃん」とは別枠で、日向小次郎にとっては「特別な女性」であることは間違いない。

逆に香女史も、日向小次郎という強烈な個性がいなければ、東邦学園のスカウト業を辞めて全日本ユースの広報部長にならなかったろうし、自分の会社を設立することもなかったろう。
「松本香の運命を変えた男・日向小次郎」という見方も可能。

「デキル女」の典型例なので、全日本ユースの広報部長をやっていたのなら、スポンサーになってくれた企業……例えば片桐コンツェルンのお偉いさんとの接待・打ち合わせや、スポーツ紙・スポーツ誌に大きく取り上げてもらうために、翼を追っかけていた野崎さんや、「タイガーショット」命名者の田島さんとの接待・打ち合わせもあったはず。

香さんの手腕や能力、手際よさを知って、「息子の嫁にいいかも」 「いやいや私の秘書に」と片桐父が思ったり、あるいは野崎さん・田島さんと腹を割って語り合えるような「友情」を築いたりしたらいいなあ、と思ったことがある。
「友情」が「愛情」へ変化するか否かは、I don't know. (但しこのお話の構想はあるので、いつか「煩悩京」でアップするかも)

デキル女ゆえの、孤独や淋しさなども持ち合わせているだろうから、それをさらけ出せる相手がいたらいいな、と。

男性読者にとってはどうでもいい存在だろうけど、女性読者からすれば恐らく香女史の人気は高いと思われる。
「金の卵を見つけ、見守り、且つ育てて、成長させる」という、女のある一つの理想が、垣間見えるからだ。

平たくいえば「パトロン」だけど、男性のパトロンに多く見られる、見返り(たまに肉体関係)を期待するのとは異なり、香さんはそういう見返りは期待していないと思う。


と囁いていても、半分くらいは冗談だろう。
日向家の内情は、東邦学園スカウトとして調査した頃から把握しているだろうし。
日向小次郎に対しては、ただただ純粋に後顧の憂いをなくすという意味も含めて、世界へはばたくための手助けになれば……という思いが働いたと思う。
だからスポンサー選びは、厳選・吟味しただろう。日向小次郎にマイナスになるような企業は、選んでいないはず。

まあ……平成版「キャプテン翼」であったコレはどうかと思ったが。 なぜコレを選んだ……?




日向のように 男を磨け!


スクラブ洗顔 Tiger Shot!


日向小次郎Tシャツ プレゼント実施中!

私もTシャツ欲しいわ!  そして袖をまくるのよ。 これからの暑い季節、袖は小次郎さんのようにまくらないとね! (夏には家で着てるTシャツは袖を肩までまくってる)

話が逸れた。
会社を設立したばかりだとしたら、まずは「成功例」を提示して、世間に認めさせなければならない。
日向小次郎のプロデュースとマネージメントに成功することで、他のスポーツ選手たちとも契約がしやすい、という思惑もあるはずだ。

高橋先生がそこまで考えられたのかどうかは、定かではない。
もしも考えたのであれば、赤嶺真紀ちゃんを彼女候補の設定にはしなかったろう。

もしも話になりますが、ほんとにこの二人、お互いがいなければどうなっていたんだろうね?

日向小次郎の相手は(女性では)松本香さん以外は認めたくないぞー! ……というのが本音です、はい。

日向小次郎のような個性には、年上の女性のほうがふさわしいと思うのです。
だめかなあ。 今からでも遅くないから、方針転換してくださらないか、高橋先生?


アニメ3作品では松本香女史の絵柄がまったく異なったため、「あなた、一体だれ?」 で簡単に考察してますので、おヒマなときにご覧あれ。


「中西太一」と私。

2015-07-08 23:17:28 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:中西くん

これも時代や地域差、学校の規模によると思うのですが、中西くんのような体型の男の子って、いたよね?
給食を5分で平らげ、余りがあればおかわりを求め、休んでいる子がいればその分のパン等を狙っている子。

私も大阪だからこれだけは否定しておくけど、「ワイ」と自分自身を呼んでいる男の子はおらんかったよ! 大概、「おれ」と言ってたね。
年齢が低い頃に「ワイ」なんて言ったら、大人からとことん叱られてるはず。(住んでいる地域の「方言」の「ワイ」ならば、有り得る)

「ワイ」の一人称にしたのは、浪花節の演歌のせいなんだろうか……? しかし中西くん、「ワイ」が似合うんだよなあ。


「キャプテン翼」を読み始めて最初の試合が「南葛SCvs難波FC」だったので、中西くんの印象は結構強く残っている。
そのためか、好きでもないが、そんなに嫌いでもない。
私が岬くんに惚れた瞬間の、敵キーパーだからね。
昭和版「キャプテン翼」のアニメでは、中原茂さんがお声をアテてましたしね。






翼くん、来生くん、岬くんと立て続けにシュートを防いで「うわー、すごいやん、このキーパー!」 (注:この時点で若林くんが「素晴らしい実力を持ったキーパー(SGK)」ということは知らなかったので、文句は言うな。 この後、書店で1巻・2巻と立ち読みしたり、隣の喫茶店でバックナンバーを探して読んだのよ)

活躍はここまでで、


いくらすごいキーパーでも
若林くん以上のキーパーがいるわけないよ!!


と、翼からペナルティエリア外からシュートを決められる。
この後は目も当てられませんな。 スポーツマンらしくない行動に出るんだからなあ。





結局、大会優秀選手のGKの一人に選ばれて、ここが中西くんのピークか。

「中学生編」では早田誠くんの東一中に敗れ、高校では早田くんと同じ高校へ進むも、「ワールドユース編」では出番なし。
このまま消えたのかな? と思ったら「GOLDEN-23」でちょっとだけ復活。


……顔、やつれたか!?  (あるいは痩せたか?)


いや、体型はそのままだ。 前列左端が中西くん、後列右端が高杉くんです、念のため。
おまけついでに、前列の3人は左から中西くん、岬くん、新田くん。
後列は左から滝くん、井沢くん、来生くん、(たぶん)弓倉宣之、高杉くんです。

ちなみに右ページには、キャプテン松山くんと握手する若林くんがおりますが、なんで岬くん、こんなに離れてるんだ……?

中西くんはオリンピック予選メンバーには選ばれなかったけど、対デンマーク、対ナイジェリアの親善試合には、メンバーに選ばれてました。

そして「ライジングサン」にもちょっとだけ。


すげえ並びだな、これ。
若林くん&松山くんの男前の右二人、真ん中に中西くん、石崎くんがゆかりちゃんと結婚すれば親戚になる次藤&石崎くん。

ここでも最終メンバーに選ばれなかったが……。
これ以降、中西くんが登場する可能性は、恐らくないだろう。


一つ謎があるとすれば、「ROAD TO 2002」でJリーガーになった姿がなかったこと。
先生は描き忘れたのか、それとも本当にすっからかんに忘れたのか。

まさかと思うが、スカウトがこなくて大学へ進学して、大学リーグでサッカーしてるの?



「立花和夫」と私。

2015-07-08 00:06:51 | 「キャプつば」キャラクター(日本)と私。

このブログでの私の呼び方:和夫

前回の 「立花政夫」と私。 の前置きで、「一方で双子を題材にした映画や物語・小説、漫画の類いはゴマンとあります」と記しましたが、今も印象に残っているのは、漫画では、曽祢まさこさんの「わたしが死んだ夜」、高階良子さんの「交換日記殺人事件」。
小説では別ブログでファンをしている高村薫さんの通称<合田シリーズ>(『マークスの山』 『照柿』 『レディ・ジョーカー』 『太陽を曳く馬』 『冷血』 書籍になっていない<七係シリーズ>)ですね。
但しこれは双子がメインの話ではなく、映画やドラマでは特別出演枠になるであろう、主人公と深いかかわりを持つ「二卵性双生児の美貌の兄妹」が出てくることが特筆すべき点。

さて、私の従姉の二卵性双生児のお姉ちゃんたちは「双子!? 似てないね」と言われるのがイヤでしょうがなかったそうで。
「双子=一卵性」という先入観が、発言者にあるということだからね。

キャプつばワールドの双子、立花政夫・立花和夫は「双子!? そっくり!」と言われるのがきっとイヤだったに違いない。
そして「双子!? どっちがお兄さんで、どっちが弟さん?」というのも、きっと聞き飽きたに違いない。

小学生編ではなかったんだけど、中学生編で




「にいちゃん」 「政夫兄ちゃん」という呼び方が出てきたのは、読者からの「どっちが兄で、弟なの?」の質問があったからでしょうか。

実況アナウンサーさんが「立花政夫くん 和夫くん」と言ってるからには、「兄・政夫、弟・和夫」の暗黙の了解があるものと、分かる人にはそれとなく分かるのですが、分からない人たちもいたんだなあ……。
いや、分からないんじゃなくて、白黒はっきりさせたい性分の人たちが多かったのかな。
それならしょうがないね。

兄・弟問題は、私にはどうでもいいんですが、どうでもよくないのが1つあって、

政夫と和夫の見分け方 が分からない!

「政夫(あるいは兄ちゃん)」、「和夫」と名前を呼び合っていれば判別できる。 ユニフォームの背番号でも見分けがつく。

では、例えばこういう場合↓分かります?


「GOLDEN-23」で描かれた、最後の立花兄弟。
リアクションから判断すると「左が政夫、右が和夫」と私は思ったのですが、ひょっとしたら逆で「左が和夫、右が政夫」かもしれない。
高橋先生に伺って「どっちでもいいですよ」なんて返答があったら、それはそれでまいっちゃうねえ。

「私はこの方法で政夫と和夫を見分けている」 という、あなただけのルールがありましたら、ぜひとも教えてください。

……いっそアンケート、とるべきか?

ああ……少しも和夫のこと、語ってないよなあ。 政夫には思い入れあるけど、和夫にはないんだよ。 ごめんよ、和夫。