このブログでの私の呼び方:片桐さん

正式にフルネームが出たのは、単行本「キャプテン翼」第28巻、イタリアジュニアチームとの初戦に臨む直前の見開き表紙ですね。それまでは一貫して名字だけでした。
大人キャラだけでは華がないので、三杉くんを入れて麗しさをアップ。

こちらは初登場時の片桐さん。単行本「キャプテン翼」第11巻、延長戦に入る直前。
「若島津健の異母兄か!?」「若島津健の生き別れの兄か!?」……などと、中学生編で正体が分かるまでは、その髪型のせいで健ちゃんと結び付けられておりましたね。 (今思えば何と単純な理由……)
そういえば健ちゃん同様、片桐さんも髪の毛伸びてるわ。これでは異母兄説も頷けるか。
一方で「初めて登場した素敵な大人の男キャラ」と認識されていたようにも記憶しています。 「片桐さん、素敵

だけど私がまず「片桐さん」といえば思い出すのが、これなんですよねえ。



わたしは(日本)サッカー協会の片桐というものだ という片桐さんの自己紹介。
これがもう印象深くて、印象に残ってて、どうしようもない。
(画像は上から単行本「キャプテン翼」第14巻の南葛中vs大友中戦、同第22巻の南葛中vs東邦学園、同第25巻の岬くんとピエールの対決後、です)
そして「キャプテン翼」第37巻、最終回の数回前の衝撃の事実発覚。

うん……やはりこれは衝撃的でした。これっぽっちも考えたことはなかったから。
と同時に「そうだったのかあ……」とストンと腑に落ちました。どうして翼くんたちに、あれほど力を入れて援助していたのか、理由がはっきり分かったから。

文庫版「ワールドユース編」第3巻、見上監督が倒れた後、片桐さん・見上さん・賀茂さん三人が共有する回想シーンより。(単行本版が出てこないので、何巻なのか分からない)
このワンシーンだけでは、ストライカー・片桐さんはどんなタイプの選手だったのか分かりませんが、新田くんとか、FW時代の佐野くんとか、アラン・パスカルのようなFWだったのかな? と勝手に推測。
日向小次郎、カール・ハインツ・シュナイダー、ルイ・ナポレオン、火野竜馬、ラモン・ビクトリーノのようなストライカーではないと思う。
「ワールドユース編」といえば、片桐さん屈指の名台詞が飛び出しますね。「ワールドユース編」の中でも、いやいやシリーズ全作品の中でも、最高の名台詞の一つではなかろうか。
文庫版「ワールドユース編」第8巻より、会社を継ぐ代わりにワールドユース支援開催をしようという父親に対し、

日本のワールドユース優勝を 私は 信じています
でも それを賭けの対象にするほど
私のサッカーに対する情熱は 安っぽくありません
片桐さんのサッカーへの愛が込められた言葉に、深く大きな感動を覚えます……!
しかしこの人も健ちゃんと同様、「ええとこのボンボン」(標準語で言うところの「良家のお坊ちゃん」)だったのね。 これではますます「片桐さんと健ちゃんは血の繋がった兄弟説」の信憑性が増すというもの……(もちろん冗談ですので本気にしないように)
片桐さんも、敗者の苦杯をなめさせられてきた人物ですね。加えて網膜剥離で右目を失うという悲劇の持ち主。
それでもサッカーへの愛、情熱は薄れない。「裏方」という、表立った形ではないけれど、翼くんたち黄金世代への期待と援助を惜しみなく注いでいる。素晴らしい男性です。(と遅まきながら、記事作成中の今頃になって気づいた)
でも、喫煙者は嫌い。
「裏方」の片桐さんのお仕事といえば、資料作りもその一つ。
平成版アニメ「キャプテン翼」で、片桐さんが作成した選手たちの資料、公開。「第38話 希望のゴールデンエイジ」より。



この3人以外は!? とお思いでしょうが、残念ながらこの3人の資料だけ、それ以外は出てこなかった。
唯一の例外は「第15話 雪国の熱き10番」より、中学生の松山くんの資料ですね。

手書きですぜ! 昭和時代を感じさせますねえ。
おまけついでに、ルヴォア監督が見ていた若林くんの資料。きっと片桐さんの資料を英訳したものに違いない、と睨んでいます。「第39話 葵新伍登場!」より。

これをめくれば、前回載せた健ちゃんの資料が出てきます。
そうそう、ゲーム「つくろうドリームチーム」で選手時代の見上さんを見つけたことを前にお知らせしましたが、他の方のチームで片桐さんに遭遇したー!

(他の方のカードなので一部データ消しました)
必殺技の一部を見ると、翼くん&岬くんのプレイスタイルを融合したようなFWだったんですかね?
名前が「片桐宗政」になってるなあ。高杉くん(真吾・晋吾)の二の舞か?
最後に平成版アニメ「キャプテン翼」より、私のお気に入り片桐さんを。「第15話 雪国の熱き10番」より。

白グラサン!? ……ではなく、効果光で白く光った片桐さんのグラサンです。 ちょっとヘンタイちっく?(←おい)
***
これにて日本人キャラの「小学生編」の紹介は完了! 日本部門は次回から「中学生編」に入ります。
ここまでやってきた自分を褒めたいです。お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございます! 「中学生編」もよろしくね♪
今さらですが<「ロベルト本郷」と私。>は海外キャラ部門へコッソリと移動しました。
そういえば小学生編の最後にいた!
こうしてみると片桐さんは出番のわりに印象に残るシーンが多いですね。謎も多いですけど。
jrユースでは監督の見上さんが「ムリはしてほしくない」と言っているのに翼くんの出場を前提に岬くんに出場の交渉をしているし、そもそも片桐さんはユースチームのコーチでもないし、なんだかマイペースだし…。
肩書きなんだろうとか、三杉くんのコーチも片桐さんの意見が入っていたのかとかいろいろ気になります。
あとは、りあんさんも触れられていましたが、ワールドユース開催におとうさんを巻き込んだシーン。
若島津くんはおとうさんに「優勝できなかったらサッカーやめろ」と言われて挑発にのっていましたが、おとうさんからのプレッシャーをさらりとかわし、自分の意見を押し通しちゃう片桐さんはやっぱりオトナですねぇ。笑
乗っかっちゃう若島津くんも嫌いじゃないですが、一枚上手といったカンジですね。
わたしも何故か片桐さんに若島津くんをかさねてしまいますね。
たくさんのキャラの解説、お疲れさまです!
中学生編も反町くんとか魅力のあるキャラが多いので、楽しみにしていますね☆
本日はちょっと早く帰ることが出来たので、返信いたします。
>片桐さんは出番のわりに印象に残るシーンが多いですね。謎も多いですけど。
翼くんたちを支える裏方としては、一番動いている、働いている、頭と知恵を使っている人ですよね。
そういや、「ROAD TO 2002」のどこかの場面で、「悪だくみを考えてる」発言がありましたね。
「策士」ですね、片桐さん。
>自分の意見を押し通しちゃう片桐さんはやっぱりオトナですねぇ。
>乗っかっちゃう若島津くんも嫌いじゃない
自分の父親と対峙しているときは、健ちゃんは中学生、片桐さんは壮齢の大人ですから! 父親の挑発に乗っかるほど、コドモじゃないですから!
分別の分かる大人になる前は、あれこれといろいろなことをたくさんたくさん考えて、悩むのが、未成年の特権みたいなところがあるでしょう?
だから父親の脅し(?)にも、自分を追い込んで追い詰めちゃうのが、健ちゃんらしいと思いますよ。
>たくさんのキャラの解説、お疲れさまです!
労いのお言葉、ありがとうございます~!
中学生編も、海外キャラ部門共々、よろしくお付き合いくださいませ。