ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

ナショナル・トレジャー2

2007-12-28 22:44:50 | 映画[な]
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 オフィシャルサイト

 ニコラスおやじの宝探し第2弾。1作目は、謎が謎を呼び、あっちこっちをうろちょろする様が面白かったが、今回の謎はちょっと単純だった気がする。ストーリー展開も1作目と似たようなものだし、敵キャラも出てくるし、突っ込みどころ満載だし。しかし、よくある宝探し映画だと、見つけた宝を永遠に葬ったまま終わったり、「宝は愛だったのだ」なんていうオチで終わったりすることがあるが、このシリーズは現物主義である。お約束みたいに街をめちゃめちゃにする無謀なカーチェイスもあったりして、宝探しのためにどんだけぇ他人に迷惑かけとんじゃオメーラは!と説教したくなる映画である。安全運転義務違反で数年ムショに入ってから宝探しに出かけて欲しい。でも映画となると、これを理由に逮捕しようと追っかけてくる警察はひとりもいないのであった。
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ナンバー23

2007-11-28 23:55:04 | 映画[な]
ナンバー23 オフィシャルサイト

 ジム・キャリー主演。偶然手に入れた本に書かれていた「23」の謎を解く。というようなミステリー映画で、ジム・キャリーが変な冗談を言ったり、ベロベロバァって顔をしたりというような映画かと思ったが。そうではなくてもっと真面目な映画だった。なんだかすごい大きな謎が隠されているような「雰囲気」の映画だけど、なんだ、そっちのハナシだったのかと思って、あ、まあ、普通の映画だ。
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長い散歩

2006-12-23 23:58:26 | 映画[な]

長い散歩 オフィシャルサイト

 人生は長い散歩。愛が無ければ歩けない。奥田英二監督。緒形拳主演。定年退職した初老の男が、家庭の事情でアパート暮らしを始めるが、隣家で虐待を受ける少女を見るに見かねて、空を見つけに、自分を探しに、一緒に旅に出る。そんなメルヘンチックなことばかりを言ってもいられず、誘拐事件として警察も動き出す。虐待される少女は新人子役の杉浦花菜。虐待する淫蕩女をエロい美人の高岡早紀が演じる。やるせないが、すごくいい。いろいろ考えさせられる映画で、緒形拳がいい味を出している。背中に羽をつけた少女が、映画のテーマを象徴しているようでインパクトを強くしていて、まさに天使のようなその姿が涙を誘う。
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日本以外全部沈没

2006-09-16 23:49:46 | 映画[な]

日本以外全部沈没 オフィシャルサイト

 筒井さんのスラプスティックスあほだら映画。チネチッタでは「日本沈没」と「日本以外全部沈没」を上映しているので、合わせ技でチンボツシマクリである。プログラムを買うときに「以外のほうで?」と念を押された。入り口で「1本10万円もする」うまい棒やさいサラダ味をくれた。何かのキャンペーンかと思ったが、映画を見たら意味がわかった。

 「いかレスラー」の監督だけのことはあって、「いかレスラー」レベルの映画である。特撮もあんまり必要なさそうだった。当然のように筒井さん本人もスポット参戦。豪華キャストお笑いコントのオンパレードみたいな感じなので、ラジオドラマでもイケそうだ・・・あんじゃそりゃ。

 内容は世界中を敵に回しそうなアブナイネタだらけで、ちょっと引き気味に苦笑いしたり、「くだらねぇ~」と呟きながら大笑いしたりできるカルトムービーである。大型シネコンじゃなくて、油断してると見落としそうな小館で上映するのが似合う。

 さていよいよ次は「パプリカ」である。
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日本沈没

2006-07-16 00:44:36 | 映画[な]

日本沈没 オフィシャルサイト

 小松左京原作、日本が一気呵成に沈んでいっちゃうっぽい映画。懐かしいタイトルに、ぜひ見なくてはと思っていた。むかし、小林桂樹の扮する田所博士が、金閣寺を見ながら突然ハッとして「これは大変だ」とかなんとか叫んでいるシーンを思い出す。これはテレビ版だったかもしれない。でも日本中が沈没ブームだったようだ。今の日本は別の意味で沈没ムードだが。

 柴咲コウと草剛主演。このふたりは黄泉がえりでも共演していた。和久井映見まで出てきて感動した。福井晴敏も出ていたようだが感動はしなかった。前作から33年も経ったんだね。最新のテクノロジーと科学知識を総動員した映像と沈没理論を図解で示されて、説得力充分で、なるほどこれは沈没も夢じゃないなぁと、技術の進歩に感心したり、映像のリアルさに感動したり。ただ沈むだけじゃなく、その中で生きようとする人々の愛情や、自分が今なにをするべきかという使命感や生き方の葛藤にテーマが置かれている。噴火や洪水、爆発シーンは、今ではいろいろなカタストロフ映画の最新VFXで見慣れてしまっているので、いままでにない目新しさを感じることは難しい。それでも、見慣れない外国の町並みの崩壊よりも、見慣れた都庁や国会議事堂の無残な様子のほうが、より生々しく感じる。東京新名所六本木ヒルズも早くも崩れ去っていた。

 さて次は『日本以外全部沈没』筒井さん壊れ始めてるし。
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寝ずの番

2006-04-15 23:15:36 | 映画[な]

寝ずの番 オフィシャルサイト

 中島らも原作、マキノ雅彦@津川雅彦監督デビュー作、始まりから終わりまでお通夜が延々と続く、お笑いコメディ。真っ先にお陀仏してプロ並みの死人ダンスを披露する長門裕之、真面目な顔してボケまくる弱気な中井貴一、パンツ脱いでご開帳しちゃう強気な木村佳乃、出ても出なくてもいいような蛭子能収、エロすぎる高岡早紀、新春かくし芸との区別がつきにくい堺正章、その他もろもろの有名阿呆芸人が、原作に忠実に人情味あふれるバカ騒ぎを演じる、おもろいエロ映画である。R15指定で下ネタ満載なので、お子様連れで行ってはいけない。下ネタだけじゃなく、死人を愚弄する罰当たりなネタも満載なので、お迎えが近い人も見てはいけない。

 川崎チネチッタでチケットを買ってから気づいたんだけど、にゃんと、上映後に舞台挨拶があるではないか。マキノ雅彦@監督、長門裕之@死体、真由子@監督娘の3人が出てきて、血族トーク。たまにありがちな、言葉少なめのギクシャクした舞台挨拶と違って、和気あいあいとした雰囲気の中、パワー全開の爆笑トーク炸裂。監督と死体が公衆の面前で「ちんぽ」「おめこ」を連呼するという前代未聞の舞台挨拶であった。ヘタすると本編よりおもろかった鴨新米。
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ナイト・ウォッチ

2006-04-02 00:23:16 | 映画[な]

ナイト・ウォッチ オフィシャルサイト

 ロシアのSFアクションムービー。ヴァンパイアとか魔女とか妙なやつらが、光の勢力と闇の勢力に分かれて争う。それなりにおもしろかった。ロシア語で喋っていることを除けば、ハリウッドムービーだよ、って言われれば、ああそう、で済みそうな感じ。ソビエトも映画を作る国になってきたんだな、と思った。ロシア語で喋っていて、下部に英語の字幕、右側に日本語の字幕、せわしない上に、白い日本語字幕が白い背景で読み辛いところがあったりして困った。映像作りはなんとなく「シン・シティ」を思い出した。凝っていたり、遊んでいたり、暴力的だったり。もっとコケシ蜘蛛満載な映画かと思った。
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