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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

東京スカイツリー

2012-07-29 21:26:16 | Weblog
 土曜日は隅田川花火大会に行ったので、蔵前のホテルで一泊した。蔵前は花火大会の交通規制区域内でもあり、帰り路にはゴミがちらかっていた。スカイツリーも目と鼻の先。だもんで翌朝、魔が差してスカイツリーに登頂してしまった。

 もっと空いてから行こうと思っていたのに、よりによって日曜日且つ夏休みの晴天、だいじょうぶかと思いながら8:30に当日券売り場の行列に並ぶ。幸い並び始めから空調の利いた室内牛歩だったので暑さにやられることもなく、ここから60分と書かれたプラカードの予告通り60分の牛歩の末、展望デッキまでの2000円のチケット購入。日時指定の予約券を持っていればスルリと入場できる。昼ごろには、時刻指定の整理券を配っていたようで、行列がなくなっていた。朝早く行けばいいってもんでもないらしい。

 駿足エレベーターで350mの展望デッキに到着、そのままさらに20分の牛歩で450m展望回廊への1000円のチケットも購入。450mといったらだいたい御殿場駅の標高と同じくらいだが、御殿場駅から下界は見えない。せっかく高い所に上ったのだが、晴天の割にガスっていて、遠くの方は良く見えなかった。目を凝らしたが東京タワーも見つけられなかった。秋や冬に行った方がいいかもしれない。

 入場券総額3000円は安いものではない。ツタンカーメン展休日券と同じ金額だ。そうちょこちょこ来られない。東京タワー入場券の約2倍。高さも約2倍だから、と言われたらアレだけど。


展望回廊


ガラス床


浅草寺&だっふんだビル、真ん中に水上バス「ヒミコ」が停泊中


浅草文化観光センターからスカイツリー方面

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網膜剥離裂孔

2012-05-30 21:49:12 | Weblog
 目玉を動かすと蚊が飛んでいるような浮遊物を感じることがある。飛蚊症というやつだ。以前からあったけれど、ここ2週間くらいでなんとなく浮遊物が増えたような気がしていた。黒いヤツではなく透明な膜のようなヤツが目の動きに合わせてチラチラする。気になったので眼科に行ってみた。緑内障予防のための視野検査(光が見えたらボタンを押す)をしたあと、瞳孔を開く薬を点眼して眼底検査。すると眼底右上部を見た先生が、

 「あっ!もうまくはくりれっこうがありますね」

 「網膜剥離裂孔」は網膜に裂け目ができたり、はがれたりする状態。早期発見ならレーザー治療ができる。すぐに治療することにした。4年前に「網膜裂孔」のレーザー治療をしたことがあるので、だいたいの勝手はわかっている。右目だけ局部麻酔をしてレーザーではがれた周りを焼き付ける。ただその時に眼底を傘の先でつんつん叩かれたような鈍痛があって、ちょっとつらい。そんなこんなで治療は終わった。1週間したら術後確認に行く予定。
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NEOPASA & 沼津港深海水族館

2012-04-25 00:12:23 | Weblog
 新東名高速道路の御殿場JCT~三ケ日JCTが開通したので、いちばん近い新SAに高速に乗らずに行ってみた。NEOPASA 駿河湾沼津SAは鉄道で言うと東海道本線の原駅から北へ行った辺り。途中の道は狭いヨレヨレ道だが、SA付近はきれいに整備されている。NEOPASA 駿河湾沼津SA上り線は、鐘楼のある2階建てで、どっかのアウトレットモールみたい。景色は良く、駿河湾が見える。いろいろな店の入った店内はきれいだが、驚くほど変わっているわけでもない。休日は当分の間、ものすごく混雑するだろう。

NEOPASA 駿河湾沼津SA上り線の外観


NEOPASA 駿河湾沼津SA上り線からの景色


 NEOPASA 駿河湾沼津SA下り線は、平屋で特に変わったところもない。もちろん景色は良くて、のんびりした気分で過ごせそう。

NEOPASA 駿河湾沼津SA下り線の外観


NEOPASA 駿河湾沼津SA下り線からの景色


 沼津にできた沼津港深海水族館にも寄ってみた。ここの目玉は世界で唯一の冷凍シーラカンス。冷凍と剥製を含めて5体のシーラカンスが展示してあるでがんす。冷凍ケースは2400万円で作った特注品。このシーラカンスは駿河湾ではなくコモロ諸島という所で捕獲されたもの。水深2500mの駿河湾にもいろいろな深海魚がいるので、シーラカンスもいるかもしれないとか言ってる。駿河湾のシーラカンスはもう陸に上がって日常生活を営んでいる鴨新米。他にもハリセンボンやミナミハコフグなどのかわいい奴、アデヤカキンコ、ヤマトトックリウミグモなどというへんてこな名前の奴などもいて面白い。とはいえジンベイザメやマグロが回遊するような大型水族館と比べると、ちょこっと狭くて暇つぶしに入るような水族館で、入場料1600円はやや高い気もする。ショップにはシーラカンスはもちろんのこと、オパビニア、アノマロカリス、ハルキゲニアなどの古代生物のぬいぐるみも売っている。


冷凍シーラカンス
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そうだ 京都、行こう。2012

2012-04-12 11:09:33 | Weblog
 早朝、ものすごくいい天気で喜んでいたら午後から雨たり曇ったり。翌日も朝はいい天気だったが午後は曇りがち。三日目は朝から雨降り。なんとなくなんとなく。

 とりあえず東山を北の方からずるずると、曼殊院、圓光寺、詩仙堂と下ってきた。詩仙堂はやっぱり紅葉が似合う。雨が降ってきた銀閣寺道、哲学の道には桜がたくさん、見物人もたくさんにぎやか。

 哲学の道の南端にあったお洒落なカフェ「若王子」、むかし入ったことがあるが、今は林みたいになっていた。経営不振で店をたたむ事はよくあるが、別の店が入ったり更地になったりマンションになったり駐車場になったり。でも建物はそのままで密林に埋もれて廃墟になってるって、いったい何があったんだ?

 営業していた頃のお洒落な外観。内部は広くていろんな物体が置いてあったような気がする。


 今は人類絶滅後のCGみたいな密林状態。時計塔の一部がちょっと見える。


 奥の白いプレートには「本日は休ませて戴きます」と書いてある。永い本日になってしまった。


 蹴上インクラインの桜


 円山公園の夜桜は満開ライトアップ、露店もたくさん出ていて大賑わい。


 今回はひさびさに銀閣寺と金閣寺というベタな王道を巡ってみた。両方とも庭園内には「桜」の「さ」の字もない。ここまでなければ潔くていいかも。桜など無くても世界遺産である。

きんさん


ぎんさん



アサヒビール大山崎山荘美術館
 天王山の南麗に位置する山荘、一度は荒れ果てたが、アサヒビールが修復して美術館として甦った。大正初期からのレトロチックな木造建築の佇まいがすばらしい。オープンカフェからは庭園の桜や遠方の川沿いに桜並木も見下ろせる。


 美術館の新館は安藤忠雄設計のコンクリート打ち放し、自然光を取り入れた大げさな階段廊下から地下展示室に入るとモネの睡蓮が2枚。本館や庭園との調和に配慮したというが、この無骨な長方形はホントに調和しているんだろうか?


 大山崎山荘美術館の裏手に三重塔が見えた。気になって行ってみると宝積寺。三重塔と桜が綺麗な寺だった。


堂本印象美術館

 立命館の前に建つ美術館。ずっと前にここを通った時は休館日だったので、この異様な外観の中身を見られず、それからずっと気になっていた。堂本印象はとりたてて好きでも嫌いでもないが、具象も抽象もどちらもやってたようだ。書きなぐったような抽象模様が由緒ある寺の襖絵になったという写真資料もあったが、どう見てもミスマッチ、住職は満足したのだろうか。



 雨の朝、嵐山渡月橋、ひと気のない嵐山は静か。


 嵐山の屋形船、川の奥の方は霧で霞んでいた。


 巨大なカオス、京都駅ビル、この物凄い無駄さ加減、わけわからん所が割と好き。でも端から端まで移動するとクタクタに疲れる。
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偕楽園の梅

2012-03-29 08:22:08 | Weblog
28日の梅は八分咲き。平日なので見物客はほどほどだったが、
15時頃から雨も降ってきて、閑散としてしまった。


昨年2月に行った時は四分咲きだった。
昨年3月にはもう誰も行けなくなった。
だから今年は八分咲きでじゅうぶん。


震災の修復が完了した好文亭3階から見える景色。千波湖と梅林の一部。


好文亭3階の広いとこ


好文亭3階の丸いとこ

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牛久大仏

2012-03-20 22:25:27 | Weblog
 2009年の秋に行って以来、2度目の再訪となる巨大建築仏「牛久大仏」、浄土真宗東本願寺派、本山本願寺というところ。

 今回は阿見東インターの脇にある阿見プレミアムアウトレットにも寄ってみた。御殿場プレミアムアウトレットと区別はつかない。ただひとつ違うのは、御殿場アウトレットからは富士山が見えるが、阿見アウトレットからは大っきいおっさんがカメハメハ~!を放っている姿が見えるということである。


 本願寺の入り口からすぐの所に大きな頭のモデルが置いてある。本物の頭はこれの1000個分の大きさだと書いてある。この頭のモデルに胴体をくっつけただけでも、長谷観音を凌ぐくらいの巨像になりそうなのに1000倍ってなんなんだ! 左手の長さ18m、お台場ガンダムと同じである。顔の長さ20m、この顔だけお台場に生えていたらけっこうコワそうだ。


 牛久大仏の周りはだだっ広い庭園になっているので、120mの威容が際立つ。いかに巨大な大仏でも新宿西口のコクーンタワーの脇とか都庁の脇に建っていたとしたらちょっと気の毒な感じ。その場合は角を曲がった瞬間に忽然と姿を現す巨大仏の違和感を楽しむことにしよう。




2009年に行った時の日記




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リボルテック多聞天

2012-02-02 23:18:40 | Weblog
 関節が動く仏像フィギュア、リボルテックタケヤの多聞天を3091円でamazonで購入してローソンで受け取った。いい年して困ったものだ。けっこう彫りの深い造形で本物そっくり ← 本物ってなんだ? いろんなポーズをつけたりいろんなものを持たせたりして遊べる。おとななのに。

 身長13cm。いちばんいい形でできあがっているはずの仏像のポーズを変えるというバチあたりな商品。きれいに彩色してあるし、精密なイメージもあって、なかなかよい。多聞天の他、広目天、阿修羅、増長天、持国天と毎月初日にシリーズとして全5体発売する。



オリジナル1 : 棍棒と宝塔を持たせる。


オリジナル2 : 矛と宝塔を持たせる。


オリジナル3 : この町を守るため、矛で敵をボコボコにしてやる。


三線を奏でる : この三線はアミューズミュージアムのショップで見つけたグッズ。本物の三線の弦に下に差し込んで消音器として使用するものだが、本物の三線は持ってないので多聞天にあげた。三線の裏側には、「BEGIN オモトタケオ」と書いてある。ストラップがないので多聞天の右腕で無理やり押さえている。


ギターを奏でる : ZEMAITIS メタルフロント、1/8スケールなので、多聞天にはちょっとデカすぎ。ちゃんとショルダーストラップもついてるので楽に持たせられる。


リラックスしている : リラックマ携帯ストラップの首にすげ替えて見た。あまりリラックスしているようには見えない。


クピっとしてみる : いつどこで買ったか覚えてない則巻ガジラの首にすげ替えて見た。ガッちゃんはクピポと言いながら金属も食べる。


ケロっとしくさる : ケロタンの首にすげ替えて見た。ケロタンは顔デカいが、流し眼が色っぽい。


頭の下がる思い : ペソギソ村の住人にしてみた。

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杉浦千里の博物画

2012-01-23 23:35:02 | Weblog
「博物画に観るエビとカニの美 ─ 杉浦千里が描いた海の生き物」@東京都葛西臨海水族園

 有志が集まって葛西臨海水族園に行った。八景島以来ひさしぶりの水族館。公園自体はだだっ広いが、水族園はそれほど巨大ではない。マグロも泳ぐ仙石風呂、じゃなくて巨大水槽などを見ていたら目が回ってきた。というわけでもないが、片頭痛再発。どうも土曜日に『三丁目の夕日』3Dを見てから片頭痛のケが出ていたのだが、水族館で再び調子が悪くなってしまい、参加者に迷惑をかけてしまった。もう3Dを見るのはほどほどにしたほうがいい鴨。

 杉浦千里は円谷プロダクションでウルトラマンコスモスの怪獣デザインなどをしていたが、39歳で急逝。エビやらカニやらの博物画は精細を極め、殻に小さなボツボツが丹精込めて描かれているのを見ると、鳥肌が立つくらいである。そんな絵を見ながらつい「美味しそう」と行ってしまう人間たちが行きついた夕食の場所ではエビもカニも出てこなかった。残念!
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2012年 元旦

2012-01-01 14:27:52 | Weblog
 2011年も押し詰まり過ぎて、とうとう2012年になってしまいました。2011年はまぐにちゅうどなしぃべるとで散々な目にあった1年でありました。昨年の2月7日からいまだに水戸出張中です。大きな美術館が2つある街でもあり、どちらかといえばラッキー寄りです。

 さて辰年っつぅことで年賀状の絵柄は海馬です ←馬じゃねぇか!

 脳にある海馬はタツノオトシゴに形が似ているから海馬と呼ばれているようです。今年は辰年だから龍のように天駆けるんだ!なんていう人もいるでしょう。

 望みは高く人一倍 ←1倍じゃ同じじゃねぇか! 

 私はせいぜい地竜のように道端を這いつくばっているうちに干からびてしまうのが関の山です。

 ※関の山って昨年トラブルのあった関取の名前ではありません。

 中国からアジアに伝わった干支というどうでもいいようなルール。しかし年賀状のネタに困った時は干支を引っ張り出してくればいいから便利なルールでもあります。毎年、干支にちなんだ商品もいろいろ売り出されて、干支だけで稼いでいる人もたくさんいることでしょう。ネコがいないのが残念です。だから来年のミー年はヘビじゃなくてネコの年賀状にしようかと思います。

 年賀状は心のこもった手書きがいちばん!!なんて言われますが、もうずいぶん前から手書きはしてません。何年も会わずに年賀状だけという人もいます。さりとてこちらはいまどうでこうで・・・と相手に知らせる程のネタもないのです。手書きで書くと二言三言で終わってしまいます。あとは全部白いままというのは淋しいので色を塗っているのです。全部色を塗っているのです。時として色を塗り過ぎてコメントひとつ書く場所がなくなることもあります。それはそれでOKです。逆にわざわざ吹き出し状にコメント欄を設けた時もありました。コメント欄を設けたくせに何も書かなかったら失礼この上ないので大変困りました。だから今年のように「ここはプリントの隙間だよ」って感じがチョゥドゥイイです。

 新年を迎えて思うことは先月までのことばかりです。さしあたって今年はどうしようかと思っても、なにも思いつきません。豊富とか納豆とかそういうことを考えても達成できた試しはありません。そうこうするうちに駿足で時は過ぎ行き、今年も押し詰まってまいります。

 とりあえず、2月12日:東京ゲートブリッジ開通、5月22日:東京スカイツリー開業まではなんとかがんばりたいです。

 ※関係者ではありません。

 ※東京スイカ釣りというような紛らわしい名前のイベントは行わないように都条例で禁止されました。

御殿場から見た元旦の富士山

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ミニ油圧ショベル305DCR

2011-11-17 23:50:18 | Weblog
 まあ、コンビニに売っていた缶コーヒーのオマケだけど、ゼンマイで走りながらショベルが上下する、すごいだろ、どうだ、すごいだろ、すごくはないな。

 6種類あるようだが、もう大人なのでよさげなのを1個だけ大人買いした。←これぞまことのおとながい♪ ←おとなげない?

 対象年齢は6歳以上となっているので、違反ではないが。←おとなげない?
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ヤン・シュヴァンクマイエル展

2011-09-11 21:55:16 | Weblog
「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 ~映画とその周辺~」@ラフォーレミュージアム原宿

 チェコのシュルレアリストということで、見に行ったらゲゲゲゲッ!というようなグロテスQが並んでいて仰天、うひゃぁ何だこりゃ、と思いながらも、現在ロードショー中の映画「サヴァイヴィング ライフ」のメイキング映像なんかちょっと面白い、セピアな写真とジャパニーズ妖怪のコラージュ作品も異様なコントラストが面白い、妖怪版画には「珠萬句舞繪鏤」というシュヴァンクマイエルな落款が押してあった。


「ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂 展 魔術★錬金術」@A.C.T.

 せっかくなので近いので原宿から信濃町へ移動、こちらでもシュヴァンクマイエルの作品が展示してあって写真撮影可能。上原木呂という人も、なんだかわからないけど妙なコラージュ作品が展示してあった。まったくシュルレアリズムというものは奥が深いというか欲が深い。
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ダイダラボウ

2011-04-17 19:00:00 | Weblog
 クルマで15分、水戸市大串貝塚ふれあい公園に到着。狭い駐車場がいっぱいになるくらい賑わっている。桜も咲いてるから芝生で花見している人たちが多い。高さ15.25mの白い巨人ダイダラボウがいる。でかいことはでかいけど、なんとなくやっつけ仕事っぽい雰囲気が好き嫌いの分かれる所。ダイダラボウの下の展示室や埋蔵文化財センターの展示室、縄文広場の住居の中などは、地震の影響で閉まっていた。
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地震1か月後

2011-04-11 22:12:38 | Weblog
 311東関東大震災から1か月過ぎた。14:46は無事に過ぎて「1か月後の同時刻に大余震でもあったら、絶対何者かの陰謀だね」などと言ってたら、17:16に大余震。また仕事場がガタガタ揺れた。福島で震度6強、水戸では震度5弱。それから後はひっきりなしの余震オンパレード。何の記念日かと思うほど頻発。やっぱり震災の記念日だったのか。

 おまけに外は雷雨。余震の最中に、雷に打たれて死んだりしたらちょっとお洒落かも、などと思いながら生きたままアパートに帰ると、ペットボトル6本、リステリン1本、キュキュット1本が倒れていた。あらためて311本震の凄さを思う。そしてまた20:42に大余震。今度は水戸で震度4程度。今日は余震が多すぎる。こんな余震でも転んで亡くなった人や生き埋めになった人もいるようだ。せっかく復興を始めているんだからもうやめようよ。

 そして一時は収束に向かうかに見えた福島原発はいっこうに解決の兆しも見えず、世界中に不安をたくさんシーベルトし続けている。まったく安全でない原発を、絶対安全ですと偽って運転していたら詐欺ではないか。作者がコントロールできないようなものを造ったり運転したりするべきではない。賛否両論いろんな意見があるようだが、原発を廃止するなら今が絶好の機会だろう。原発で仕事をしている人や恩恵を受けている街もある、などということはもう言えないだろう。どっちみち世間は就職難、恩恵を受けていた街は放射能の百倍返しを受けている。

 今、火力発電所を総動員してなんとか動いている関東地方。計画停電やら節電やらと気を使わないと突然の大停電でヤバイことになる、と言っても、原発崩壊よりヤバイことでもなかろう。フランスの電力はほとんど原発だからと言って日本はフランスの真似をしなくてもいい。まずはすべての原発を止めて、そこから日本の電力復興期が始まる。計画停電や節電を続けながら、人にやさしい自然にやさしい新電力発電所の建設を進めて行けばいいではないか。電力復興期には多少の我慢もしなければならないが、そのうち明るい未来が来るはずだから。
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フェルメールとフランドル絵画展

2011-04-02 23:01:18 | Weblog
「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展 シュテーデル美術館所蔵」@Bunkamura ザ・ミュージアム

 渋谷でふぇるめーる。と言ってもふぇるめーるは1作品しか来てないのだから、ふぇるめーるはすごい。お馴染みの構図の中にいるのはおじさん。おじさんが着ているのは「ヤポンス・ロック」と呼ばれる日本の着物風のもので、その当時、富裕層で流行っていたのだとか。絵の中にある地球儀や世界地図まで展示されている。

 肖像画コーナーではちらほら噂のマイケル顔が登場。バーレント・ファブリティウス「自画像」。まだ奇行に走る前の初々しいマイケルがそこにいる。

 掃除をしている女の人、顔ちっちぇ! とか、背中の手術してもらってるおっさん、痛がり顔がナイスですね! とか思いながら静物画コーナーに進む。アブラハム・ミフノン、ピーテル・ド・リング、コルネリス・ド・ヘームなどのリアルな果実や野菜がみずみずしい。するとそこを通りかかったおば様が「細密画だわね、うんざりしちゃうわ」とスパイスの効いたアメリカンジョークを撒き散らしながら去っていった。
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水戸市水道低区配水塔

2011-03-21 15:08:13 | Weblog
 地震から10日、余震も頻度は減ったが、まだまだ油断はできない。昨日は風呂掃除をした。掃除のために風呂の水を抜いている時に大余震があったらヤバイなぁ、と、すごいスピードで掃除をしてまた水を張る。ある意味病んでいる。本当の所は知らないが原発事故も良いほうに向かっているように見える。北関東のほうれんそうなどから放射性物質検出のニュース、健康に影響しないと必死に報道してはいるが、これもまた風評被害の的になりそう。

 天気のいい街を歩くが、人通りは極端に少ない。本来なら梅まつりでうんざりするほどの人出のはずなのに。外食店はときたまやっている店をみつける程度。やっている店でも食材の入荷状態が悪いので、特別限定メニューのみという場合も多い。コンビニはさまざまだが、弁当などの入ってきている店もあるし、棚がまだ隙間だらけの店もある。

 破損して休館中の弘道館、脇にある梅園は普通に歩けるが、人影はまばら。外を歩いていると余震に気付きにくいが、ちょっと危なそうな建物や塀の傍を通る時は緊張する。屋上からなにやらぶら下がっているビルの下などは、さすがにテープ張って立ち入り禁止にしてある。本震では持ちこたえたが、余震で古傷をえぐられて崩れることもある。

 弘道館の裏道に不思議な円柱の建物が見える。水戸市水道低区配水塔、1932年(昭和7年)に建てられた高さ21.6m、直径11.2mの配水塔。水戸低地部分に給水を行うために作られたもの。2000年まで稼働していたようだ。2005年に塗りなおしてある。威厳のありそうな入り口、上部に見える浮彫彫刻、ちょっとお洒落な窓、威圧感はなく、ふと目に入った時に感じる軽微な違和感や、独特のデザインと柔らかな色合いが心地よい。水道技師後藤鶴松の設計。登録有形文化財となっている。

HDRアート レベル3
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