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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

サイレン

2006-03-02 23:44:28 | 映画[さ]

サイレン オフィシャルサイト

 阿部寛が出てきたときには、おちゃらけホラーかと思ったが、そうでもなくて、重く、陰鬱な雰囲気の中で何事かが起こっているというゾワゾワ感が体感できた。悲鳴のようなサイレンの音が、得体の知れない恐怖を掻き立てるのに効果的に使われている。空襲警報のように警告対象がはっきりしていても怖いのだろうが、このサイレンは何を警告しているのかわからないのだから、なおさら怖い。元になったゲームは知らないので、赤い服の女は意味不明なサービスショットとしか思えないが、森本レオの「大活躍シーン」はちょっと笑った。なにはともあれ、このサイレンの音は、嫌悪感満点でいい、いくないけどいい。いくないところがいい。
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ジャーヘッド

2006-02-13 00:25:43 | 映画[さ]

ジャーヘッド オフィシャルサイト

 テレビで見ていた湾岸戦争。思い出すのは、さながらエレクトリカルショーのような、赤や緑の閃光ばかり。その光の下には多くの犠牲もあったのだが、それをリアルに体現できたわけではなかった。この映画はその辺りをシリアスに追求したわけでもない。わざわざ遠くまで来て、暇さえあれば、撃ちたい、殺したいと口走り、撃つべき敵もいないので、マスターベーションばかりしているような兵士の珍道中を描くことで、この戦争そのものが、アメリカの、国を挙げてのマスターベーションに過ぎないと言いたいのではないかと思ったりして。そんなしょうもない戦争でも、多くの犠牲者が出るし、兵士たちは苦悩し、一生消えない心の痛みを抱えていかなければならない。
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THE 有頂天ホテル

2006-01-15 23:00:21 | 映画[さ]

THE 有頂天ホテル オフィシャルサイト

 大晦日の年越しパーティを前にてんてこ舞いのホテルが舞台。
一癖ありそうな妙な人々が入り乱れて大騒ぎ。みんなバカばっかり。
全編に渡ってツボに入り込む笑いが満載、
見終わって満足できる映画だった。これはなかなかポイント高い。
エンドロールを見て一言: お、おまえ、オダギリジョーだったのか・・・
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シン・シティ

2005-10-03 00:03:46 | 映画[さ]

シン・シティ オフィシャルサイト

 いいんじゃない、この噴霧器。コミック雑誌のようなモノトーンのを基調にした映像の中に、ピンポイントで色がついている。真っ白い血なんてのが印象的である。跳ね上がってぶっ飛んで行くクルマなんかアニメそのもの。映像の出来栄えを見るだけでも充分楽しめる。殺戮のオンパレードで、テーマは重いけれど、漫画的なライト感覚で、映画館のシートになんとなく浸っているだけでも満足できるような、何度も見たくなる映画である。

 いろんな大物俳優がそれぞれ物凄く個性的な役柄で、ちょこっとだけ出ていたりして、もったいないというか贅沢というか、いったい誰が主役かなんてどうでもいいって感じ。ジェシカ・アルバもせくしいぃで良かったけど、やっぱりちょこっとしか出てこない。

 問題ありなのは映画のパンフレットデザインで、赤い背景に赤い文字、それもやたら小さい文字で印字するあたりは、目の悪い人への嫌がらせとしか思えない。まったくイエローバスタードでホーリーシットな役立たずの糞野郎なデザインである。くたばりやがれ・・・
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シスの復讐 2杯目

2005-07-10 10:21:51 | 映画[さ]
 何度見ても、最初の♪ジャーン♪が鳴ると、体中がSWモードに突入してしまう。いいもんだなぁ。
 アナキン・ベイダーと一緒にシリーズ全部に出ているR2D2とC3PO、今回大活躍するR2D2は、エピソード4,5,6になると鈍臭くなる。今回比較的おとなしくしているC3POは4,5,6ではやかましい金キラ野郎になりさがる。グリーバス将軍は仮面を取ったカオナシっぽい。いちばんのカッコつけ野郎はヨーダである。いちばん怖い顔は暗黒卿ではなくて、メイス・ウィンドゥの小鼻の膨らみ具合である。
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スター・ウォーズ3 シスの復讐

2005-07-03 03:22:16 | 映画[さ]
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 オフィシャルサイト

 ついに来た、最後の晩餐、ダース・ベイダー誕生の瞬間。評判いまいち・・・なんて噂もあるけど「じゃあ見ない」ってわけにはいかない。9作作るはずが6作で完結したのは、かえって良かったのかも。また十年もかかってエピソード7、8、9なんて言ってたら、ルーカスも俺も死んじゃう鴨新米だから。今回の主人公はアナキン。あんなにチビでかわいかったアナキンが、いかにしてダークサイドの悪徳リフォーム商法の罠に落ちていったかが描かれている。かなりハードなシーンもあって、もうSWは子供のための映画ではない。アナキンはどんどん目つきが悪くなる。クスリやってる奴みたいだ。エピソード4に繋がろうとしているいろいろな発言やシーン、登場人物、アイテムなどを見つけるのも楽しみの一つだ。「あ、あいつがこんなとこにいるぞ」なんて、逆に懐かしかったりする。どうせまた、一度では見逃してしまったモノもいろいろあるんだろうなぁ。とりあえず近日中にもっかい見るけど。
 写真は、前売り景品の「寸詰まりライトセーバー携帯ストラップ」を握れないままベイダー麺を食うベイダー卿。全長9センチくらいで、ひねると赤いライトが点くという実用一点張りの優れものグッズだが、携帯ストラップにしてはでかい。
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ザ・リング2

2005-06-19 00:21:34 | 映画[さ]
ザ・リング2 オフィシャルサイト

 リングUSA2。監督:中田秀夫。呪いのビデオはもう話の伏線程度の扱いになって、普通のホラーの仲間入りをしてしまった。ビデオを見たら死ぬというルールがどっか行っちゃって、死ぬ人は平気で死ぬ ← なんじゃそりゃ。全体的にそれほど怖い感じはしない。一番怖いのは「鹿」だったりして。
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戦国自衛隊1549

2005-06-12 01:20:16 | 映画[さ]
戦国自衛隊1549 オフィシャルサイト

 こんどは越後ではなくて駿河だった。自衛隊の最新兵器が過去へタイムスリップ、そこで武士を相手にひと暴れ、という半村良の名作を福井晴敏がリメイクしたSF小説。戦国武将が現代兵器を見て恐れおののくというのが、定番シーンだが、今回は、第一陣が過去へ飛んでから2年後に飛ぶ第二陣の話なので、過去の武将も慣れっこで、堂々と装甲車に向かって来ちゃったりして、カルチャーショックが薄い感じ。それでも、ワイシャツ着た武士やらG-SHOCKしてる武士やら、小技は効いている。東富士演習場に建てられた天母城の威容もなかなかよい。
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