京都
北野天満宮
連歌所の井戸
天満宮には室町時代より連歌会所があり宗砌・宗祇・兼載らが会所奉行(宗匠)を務めています。
この井戸がその時代のものか、江戸時代のものかは不明ですが、今に遺る連歌会所の遺構なのでしょう。
本殿
豊臣秀頼が慶長12年(1607)に造営した。
御土居
豊臣秀吉が京の街を囲むように築いた土塁。
その秀吉が天正15年(1587)十月一日この北野天満宮で催したのが「北野大茶湯」、
北野大茶湯之址
大名・公家はもとより町人・百姓にいたるまで茶の湯数寄者を広く集めて行われた。
利休・津田宗及・今井宗久と共に秀吉自身も茶席を設け諸人を持て成したとされます。
太閤井戸
大茶湯の際に秀吉が使ったとされる。
三斎井戸
こちらは細川忠興(三斎)が大茶湯の際に使ったとされています。
織部形石燈籠
こちらは大茶湯とは関係ないようですが、織部好の燈籠もあります。
さて本題
【第3期】刀剣×お茶 北野天満宮の至宝
期間:4月20日(土)~6月30日(日)
北野大茶湯高札
大茶湯の開催を告げる触書を記した高札。ただし当時のものではなく後年に復元制作されたもの。
楽茶碗
「大黒」「早船」「禿」など長次郎の代表的な茶碗を11代慶入が写したもの。
昭和11年に北野大茶湯から350年を記念して行われた昭和大茶湯の再現展示。主な道具は、
共筒茶杓 銘 此君 細川三斎作
輪花水指 仁清作
長次郎写「東陽坊」「木守」樂慶入作
刀剣は
太刀 鬼切丸(別名 髪切)
太刀 国広
慶長12年(1607)豊臣秀頼奉納
太刀 青江恒次
元禄15年(1702)加賀藩5代藩主・前田綱紀奉納
今回は茶の湯と刀剣と欲張り展示。三斎や仁清が良かったです。
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