義経千本桜の菊五郎狐を観てきました

2007年03月14日 23時49分37秒 | 日記・エッセイ・コラム

Dscf1784 Dscf1785 今日は歌舞伎座に義経千本桜を観ていきました。なんと花道そばの席をいただいて、学生時代、大阪で文楽を一緒にみて、日本芸能史の勉強を共にした友人のSさんを誘っていきました。なんと、Sさんは今日じゃなければいけなかったそうで、奇跡のようでした。

私は仕事の関係で、すし屋のいがみの権太の最後の方から。でも、仁左衛門さんの権太は、男前です!最後の死ぬ前の演技、ガクンと死ぬ前に何度かビク、ビクとするところなんか、すごい演技だなと感心しました。

平治師匠と歌舞伎の話をした時、「花道のそばは、おしろいの匂いとかがぷーんとするんだ」と言っていたので、それは知らなかったので、何だか五感を研ぎ澄まされた感じがして、ワクワクして座ってました。でも、私の鼻は花粉でやられてます。詰まってる。

しかし、川連法眼館が始まった時、鼻を全開でクンクンしてたら、匂ってきたのは、隣の人の手にしたグラスからただよう白ワインのいい香りでした。なんで持ってるの??飲みたいよ~ある意味、本当に五感が動きました。芝居中、私の鼻の中はワインの香りでいっぱい。思ってもいなかったよ~

静御前 福助丈、佐藤忠信・狐忠信 菊五郎丈、義経 梅玉丈、平教経 幸四郎丈。義経千本桜は、何度みてもいいですね。奥庭は初めてでした。満喫!

終わって、私とSさんが話したことは、菊五郎の狐を観たのに、猿之助先生の千本桜の演技の話。偶然、去年の海老蔵さんの狐を二人ともみていて。二人で猿之助先生の話で盛りあがりました。こんな話ができる人は、めったにいないので、興奮しました。

写真は、今日ふたりで食べた和民の鍋とたこわさび。たこわさびは安いけど、うまい!

今日は、それから入院している友人から手術無事に成功しましたと連絡がきた。良かった~本当に良かったな。口では、「悪いとこ早くきっちまえ~」と言っていたんだけど、心配だったんだ。安心して涙ぐむ。良かったな。

花を送るというと、私のパワー送ってと言われた。手術の朝、がんばれ~とオレンジと黄色い元気がでる花を送っったら、元気がでたと言ってくれた。私は医者じゃないから、何もしてあげらない。本当に何もしてあげられないから。元気になったら、快気祝いしようね!

今日も一日、たくさん元気をくれた師匠と友人、知人に感謝。ありがとうございます。幸せです!