雷神、電設工業展を見る

５月２７日から２９日まで東京ビッグサイトで、第６３回電設工業展が開催されました。
本展は電気関係者にとって、最新の設備と技術情報を得る機会として親しまれています。
電気設備関係の材料、工具、機器、照明器具、計測器など最新の製品と説明があります。

多様な展示物の中でも、電力関連機器として重要な役目をするのが変圧器です。
その外観写真を並べました。

変圧器は電力会社の配電線により供給される６６００ボルトの高圧電気を、電灯用の１００／２００ボルトや、動力用の２００ボルトに変換する主要な設備です。

従来から油入変圧器が使用されていますが、最近は屋内設備のもので難燃化対策の必要から、油を使用しないモールド形変圧器が採用され、この展示品が多数ありました。

もう一つの傾向として、変圧器は２４時間常に電力を変換し続けるため、損失の少ない省エネ型のアモルファス鉄心を用いた変圧器（トップランナー変圧器）の展示もありました。

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　以上はモールド形変圧器で、メーカー別のものです。

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　「組立式高圧受電設備」の一例で、油入変圧器を用いています。
　　　　　　　　　　　　　　　今では殆どが金属製箱に収められた「キュービクル式高圧受電設備」が用いられています。