高電圧の電気室や屋上キュービクルの扉を開くと、遮断器の下部に写真のような装置が取付けてあります。
過電流継電器(Over Current Relay:OCR)といいます。
高電圧設備の保護装置として電気回路に異状な電流が流れたとき、それを検出して遮断器に遮断信号を送り、事故の拡大を防ぎます。
誘導円板形と静止形という2種があります。どちらも目的は同じです。
上の写真は誘導円板形で、異状な電流を検出すると円板が回転して電気接点を閉じ電気信号を送ります。
下の写真は静止形で、トランジスタ等の半導体で構成されています。
最近では静止形が多く使われるようになりました。
詳細はJIS C 4602に規程されています。
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