雷神の街歩き

高電圧機器を点検しながら東京の街を歩いています。
雷神の見た街の片隅の電気設備を紹介するページです。

雷神遮断器を考える

2014-01-21 13:41:23 | インポート

電気を入り切りしたり、電気事故が発生した場合には、電気を確実に遮断しなければなりません。
そこで回路を切り離す遮断器を使用します。
大電流が流れている接点を切り離すと、アーク放電という火花を発生します。
もし、火花が消せないと遮断器自体が損傷するため、色々な工夫が施されています。

写真は高圧電気設備で一般的に用いられている真空遮断器(VCB)です。
原理は、接点が高真空に保たれた容器(バルブ)内に組み込まれていて、遮断時はアークを高真空によって拡散し消弧します。

遮断器は、電気設備に設置する各種の継電器と組合わせて使用します。
電気事故が発生したときに、継電器の信号により高圧回路を自動的に遮断して事故の拡大を防ぎます。

Vcb_4 Vcb_5


物理学 ブログランキングへ 励みになります、クリックよろしくお願いします。