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創業120年の建設会社「今西組」の六代後継者が あなたの”いいね”を築く!

75期株主総会、「フンコツサイシン」、10人集まれば文殊の知恵

2008年07月11日 11時29分54秒 | Weblog
写真は広告の途絶える赤坂見附のホーム。
普段あるはずのものがないと、なにか社会を暗喩したくなるような、一種の違和感を覚える。
しかし誰も正確に、なにが原因なのかは分らない。

前期無事決算を迎えた当社の第75期株主総会は、6月27日に開催された。
当社は上場しているわけではないので、従業員をはじめとする出席者が多数を占めている。
今回新役員の選任が認められ、賭ける決意をそれぞれ各人が一言おっしゃった。
当日、委任されてメッセージをお聞きになられていない方にも、聞く権利があると思い、以下にコメントを記載したいと思います。(姓はアルファベットで表示します)

A氏「粉骨砕身(ふんこつさいしん)の意をもって、気持ち新たに、今後業務に励みたいと思います」
N氏「皆様のお力を借りながら、管理部の諸先輩方に負けないように一生懸命頑張ります」
K氏「先輩が築かれてきた今西組の伝統を、後輩に伝えるべく、次世代に向けて残していきたいと思っています」
M氏「未来の当社の礎(いしずえ)となるべく、邁進いたしたい思います」

「前期の売り上げとは、社員一人ひとりが築いてくれた当社の「本業」による現実の数字であります。」と社長は述べた。

「当社の伝統として、変わってはいけないところはしっかり固持していきましょう。」


ふと周りを見渡すと、まったく油断できない状況が続いているのはまちがいない。
赤坂見附のホームには広告こそ入っていなかったがその枠はあった。
確かに見えた。
そんな枠さえ見えないゼネコン業界全体の規模の縮小。
http://www.tsr-net.co.jp/new/sokuho/index.html

「当社の伝統として、変わってはいけないところはしっかり固持していきましょう。」
という言葉が未来への期待感につながるためには、「変わってはいけないこと」が一体なんであるかを早期に発見することである。
時代の流れのなかで、「変えてはいけないこと」がいつのまにか「早く変えないといけないこと」に化けることがしばしばあるように思う。
手遅れになる前に、「冷静」に気づくかどうか。
そのことにすぐ「興奮」して判断を誤ってしまわないかどうか。
会社として、ますます、「今後当社をとりまく流れを、程よい確信を持って予測」する先見性と実行力が問われている。
私は決して安心しない。
10人もの役員がいるからといって。
10人集まれば文殊の知恵になるってもんじゃないと思う。
だからこそ、皆さんを信頼する。
今西組は、世界に一つしかない。