"FOR THE CUSTOMER"

創業120年の建設会社「今西組」の六代後継者が あなたの”いいね”を築く!

現場体験と企業文化

2007年05月05日 11時32分37秒 | Weblog
●私が現場管理で常駐していたとき、わずかな期間ではあったが様々な初体験を全身で感じとっていった。
着工直後の「いよいよ感」
杭打ち中「泥まみれ」
根切り・山留め工事「雨での作業」、、、

一年生のとき、これほど大変な思いをしないと建物がたたないということに相当のショックを受けた。
大学時代に学んだ事は、机上の空論に過ぎなかったのだろうか。
振り返ろうとすればするほど、睡魔が襲ってくるような怒涛の日々をすごした。

大体、工事現場では、職人さんは、決まって朝の10時と昼の3時に休みをとる。
「一息つく」というが、本当につかの間である。
決まって飲むは「120円の缶コーヒー」。
われわれ現場監督も、所長の目をぬすんで、この時間に少し休むというのが通例かもしれない。
私のひそかな楽しみは、新しい銘柄の缶コーヒーを買うことだった。

同じところで、長いあいだ、ともに汗をかいた現場員の方々は、それぞれ共通の想いというものが形成される。
他の人にはわからない、決してわかちあおうとも思わない「苦労」という記憶。
HPの特集のなかでも、社員の方から「苦労」をにおわす回答が多い。

http://www.imanishigumi.co.jp/feature/q3.html#result
当然である。
私はしっかり、それを受け止めて、これから考え行動しないといけない。

●企業文化を感じる瞬間というものがある。
東京・日本橋三越本店で働く方は、管理部門の扉を開け閉めする際かならずお辞儀をして入っていった。
なかには「ついで」にしている方もおられた。
だがたいていの方は、まるで目の前に本物のお客さんがいるかのように深々と礼をしていた。
いかに気付くか の商売。
だからこそ、経営者が見つけた「しぐさ」の実行なのだろう。
企業が示す「しぐさ」とは、企業文化そのものである。
余裕のない会社にはもちろん見えてこない部分でもある。
お客さまとの対応を形で示すこと。
魅せること。
社員教育の実態から、どんな企業かがあらわになる瞬間であった。
世界をみればきりがないけれど。
リッツカールトンのサービス水準。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3
従業員は常にサービスの基本精神が書かれている「クレド(credo)」というカードを携帯しているという。

ディズニーランドを誇るオリエンタルランドのサービス水準。http://www.olc.co.jp/company/philosophy/index.html
最近私も実際に行って、あらためて感じた。
掃除のお兄さんまで本当に笑顔でやさしく対応してくれた。

建設業とサービスが無縁かというと、私はそうではないと思っている。
以前に増して、お客様は建物づくりに関して本当によく知っている。
われわれも、その勢いを形へ実現させるサポートをすべく、
コスト面以外でもなお、よりよい品質だと思ってもらえるものを提供することが一番大事なことだと感じています。


p.s.最近行われた議員選において、新宿アルタ前で「マイミクになりましょう」とミクシイを活用して得票を獲ろうという候補がいた。あの方は果たして当選したのだろうか。

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今西良介
昭和54年6月11日生まれ、27歳。
株式会社今西組 取締役 
現在、東京支店営業部に在籍。 http://www.imanishigumi.co.jp/
駐日ネパール大阪名誉総領事館
名誉総領事 秘書としても活動。 www.imanishigumi.co.jp/company/activity.html
関連HP;今西壽雄オフィシャルサイト http://toshio.imanishigumi.co.jp/

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