海老穴子メゴチ天重 2500円(税別)
千束いせや 東京都台東区千束2-23-5 第3コンパスビル1F
おいしい天丼を食べに行こうと思い立ち、都バスを乗り継いで千束に向かった。
旧浅草区の区域は深川や本所とは違った古の歓楽街の雰囲気が色濃くて街歩きも興味が尽きない。
目的の千束いせやは飾らない雰囲気の天ぷら専門店で、令和の現代では絶滅が危惧される業態と言えるかもしれない。
ノレンをくぐると揚場を囲むカウンターに小さなテーブル席と小上がり席がある。
カウンター周りには漆塗りの短冊メニュー額や熊手、招き猫、ミニチュア明け荷といった縁起物のほか、出前用のお重がうず高く積まれていて、雑然としてはいるが懐かしい雰囲気に満ちている。
揚場には年配の御主人が立っており、つい後継者の有無を心配してしまう。
テーブル席に座らせてもらい一寸一杯といきたいところだが叶わず、さまざまな組み合わせが吟味して海老2本に穴子とメゴチの天重を注文した。
穴子がはみ出したお重の蓋をパカッと開けて天重の御開帳。
褐色の天ぷらがうまそうであり、実際うまかった。
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