Qoonie の あんてな日和

日々感じたこんなことや、あんなこと。つらつら書いていこうと思います。

NEWS

Qoonie HP ライブスケジュールなど


Qoonie YouTube Channel
ライブ映像やオリジナル動画を公開中。

muguet YouTube Channel
ソプラノ歌手木村はる奈とQoonieによるユニット

Free Style Group THE ENTERTAINMENT
Mr.kazzsoul率いる音楽集団。絵本×歌企画で参加させて頂いています。

<Release>
2018.04.25  Qoonie 幻標本箱

MKNR-9004 ¥2,500+税
全作詞 松井五郎 全作曲 Qoonie

(郵便振替)

(クレジット、コンビニ支払可)

ポップスってつまり。

2016-05-07 23:19:17 | Weblog

先日のライブで、70代くらいのおじさまとお話しして (←夢であいましょう話で盛り上がった方です。詳しくはこちら)、

あなたの音楽は何というジャンルか?

と聞かれたので、私が「ポップスです」って答えたら、

「ポップスってどういうのだ?」

と聞かれたので私なりに答えたんですが、このことがきっかけで、ふとポップスについて考えているここ数日です。

おじさまにも話したけれど、ポップスって言葉が指す音楽は時代ごとに変わるもの。ネットでその言葉を調べると大衆音楽って書かれてあったりするように、その時代に多くの人に好まれた音楽ってな感じでしょうか。おじさまが若かりし頃のポップスはきっと、今や昭和歌謡というジャンル分けされている音楽であったりしたんだと思うのです。テレビの音楽番組は生放送でビックバンドの演奏とともに歌うという、今じゃなんて豪華な贅沢な編成が当たり前だった時代。その頃の曲ってカバーしようとして耳コピとかすると、結構コード難しかったりするんですよね。シンプルなメロディなのに演奏めっちゃ緻密、みたいな。そんな印象の昭和歌謡。それがその当時のポップス。

「じゃ、AKBもポップスか?」

とおっしゃるので、「そうだと思います」と答えました。今の時代はアイドルの音楽もポップス。

んじゃ歌謡曲とポップスの違いは?みたいな話にもなりそうですが、私は一緒で考えてます。確かに、歌謡曲に対抗してポピュラーミュージック、もしくはニューミュージックが出てきた、みたいな時期もあるけれど、歌手と言わずにアーティストと呼ぶ、みたいな差別化が出てきた時代もあったような気がするけど、やっぱり私はぜんぶ一緒かなぁ。

そういえば。

昔は自分のジャンルがポップスです、っていうのがすごく嫌でした。それは、たぶん結構長い間。だから、アコースティックという便利な言葉をよく使っていました。ロックでもジャズでもブルースでもカントリーでも演歌でも、もちろんクラシックでもないから、ポップス=こだわりがない音楽って印象があって。言葉のネガティブな部分ばかり見てましたねぇ。

でもそれが、ある時からむしろポップスって素晴らしいじゃんか、とむしろ思い始めるわけです。それはSeptemberというユニット時代に、たくさんカバー曲をやったんですけど、そのアレンジ作業中、うわっ!この間奏めちゃくちゃポップ!と、自分が作ったコード進行やメロディ聞きながら、かなり楽しんで作っていまして。時代によって変わるからこそ、人それぞれのポップスの形がある。私は私なりのポップス感をようやく身につけられたってところでしょうか。そのあたりからですね、堂々と「私の音楽はポップスです」と言うようになったのは。

受け取る方も言う方も自分の中の音楽が基準になってくるからこそ意味合いも広すぎて、伝わりにくいとは思いますが、その漠然としたゆる〜い枠感も好きなのかも。笑。一つだけ、そのゆる〜い中にも規定があるとしたら、

キャッチーさを求めてるかどうかってとこ。

そう、これが私の中のポップスの定義なのかもしれません。

ふと、ポップスに想いを馳せる夜。久しぶりに鈴木祥子さん聞きたくなってきた。

皆さんにとってのポップスってどんな曲ですか?

 

追伸:今日のうなだれ。