先日久しぶりに息子と電車に乗りました。電車が大好きで乗る時はいつも一番前。そんな彼はコロナの影響で、なんと一年以上ぶりの乗車。前回はまだ運転席の窓に背が足りず、抱っこしてやっていました。とはいえもうそれなりに大きかったので、腕がプルプルしてたのを思い出します。
ずいぶん、背も伸びたね。大きくなった。
そんな彼が、今日サッカーのため向かった公園で、14時46分の合図を聞き、立ち止まって黙祷したんだよと、帰ってきてから教えてくれました。震災については、もう何度か伝えてはいて、彼なりに思うところもあったようです。語り継いで語り継いで、私達はいかなくてはいけません。首相は挨拶で十分復興も進んでいると仰っていたけれど、本当にそうなのか。まだ行方不明者もいる。探している家族がいる。離れ離れに暮らさなくてはならない家族。そして原発の問題もある。まだまだまだまだなんだ。
少し前、息子が学校から配られた「放射能副読本」。文部科学省から発行されたもので、放射能は身の回りにいつでも存在するものだという導入から始まっていて、震災での福島第一原発の被害やその後の復興についても書かれていました。思うところは多々あり。でもこの本を読むことで放射能について考える機会になりました。この本の内容が全てじゃないよ、自分で調べて、自分なりの解釈を持ちなさいね、と伝えておきました。
戦争を知らない世代の人に戦争を伝える事。震災の事を思うたび、いつもそのことが頭に浮かびます。体験していない子供達に語り継いでいく事、これが使命なのだと、改めて思いました。
作家金原京子さんが書かれた絵を見ながら、あの日について話し合った会の様子を、メソンドラパンさんのブログで紹介いただいています。→こちら
そのイベントのときにも話しましたが、震災後なかなか曲が書けず、しばらくしてようやく書けた思い出があります。YouTubeにアップしているし、ライブでも歌っている曲です。良かったらご覧ください。
亡くなられた多くの尊い命に、哀悼の意を捧げます。そして、行方不明の方々が1日でも早く見つかりますように祈ります。
Qoonie こころ