電車で席を譲ってもらう機会も増えてきました。時にもう高校生くらいのお子さんがいそうなお母さんや、時にはまだ10代の男の子だったり。電車はやっぱり揺れたりがちょっと不安なので、本当にありがたいことです。今までは、私が席を譲る立場だったので、何とも言えない不思議な気分です。
で、今のこういう立場になって改めて考えます、優先席について。私がわざわざ優先席の前に立つと、なんだか「すみませ~ん、席、譲ってもらってもいいですか?」ってアピールしているような気がして、混んでる電車の時なんて、ちょっと立ち位置考えてしまったりします。その遠慮がちな考え方もどうかとは思うんですけど、結局のとこ、以前から思ってる事ですが、優先席は必要なのかなってことです。普通の席だって、席を譲るべきと判断すれば譲るわけだし、譲ってもらう当人も、それを受け入れるのがごく自然な事っていう考え方が浸透すればいいのになあ、なんて思います。
空いてるのが優先席だからって、入り口近くがものすごい混んでるのにその席に座らない方がなんだか不自然だし迷惑な気がするし、だったら降りるのがあと一駅だとしても座ってくれた方が親切なんじゃないかなあとか。
少し前にこんな事もありました。優先席に座っているご高齢のご夫婦。その向かいの優先席には数人のマダムが携帯いじりながら着席してました。すると、おじいちゃんはどうやらペースメーカーを装着しているらしく、マダム数人に向かって、「携帯やるならよそでやってくれ!」と大きな声。慌てて電源を切ったマダム、で、降りる時に「すみませんででした」とお詫びしながらお一人ずつ降りていかれました。
言い方もね、あると思うんですけどね。でも、優先席の意味を成してないこの現状、どうかと思うんですよねえ。ペースメーカーが誤作動してしまうのは本当に危険な事だから、例えば妊婦さんマークがあるように、ペースメーカー装着してますマークがあったらいいんじゃないかなあ。んで、優先席は無くして、どの場所でもそのマークをつけた方がいらっしゃったら、その周囲の人は席を譲って電源オフ。
なんか、こういう事、自然に当たり前に出来るようになったら、やっぱり日本っていい国だなあって思える気がします。オリンピックも開催決まったことだし、設備設営ももちろん大切だけど、心意気から世界にアピールしたいもんですなあ。