Qoonie の あんてな日和

日々感じたこんなことや、あんなこと。つらつら書いていこうと思います。

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ソプラノ歌手木村はる奈とQoonieによるユニット

Free Style Group THE ENTERTAINMENT
Mr.kazzsoul率いる音楽集団。絵本×歌企画で参加させて頂いています。

<Release>
2018.04.25  Qoonie 幻標本箱

MKNR-9004 ¥2,500+税
全作詞 松井五郎 全作曲 Qoonie

(郵便振替)

(クレジット、コンビニ支払可)

メダカのおじさんの住む街。

2013-06-12 02:07:26 | Weblog

私が今の街に住んでもうずいぶん経ちます。東京に来てからもう4軒目の物件ですが、住んでいる場所はエリア的に言うと、もう15年近くおんなじ。もう行きつけのお店も病院もずっと同じだから、変えるのが面倒ってのも少しあるかもしれませんが、やっぱりこの街の雰囲気が好きなのかなあ。どんな場所もそうだけど、自分が暮らす街はやっぱり安全な場所であって欲しいって誰もが思いますよね。

先日近所を散歩していて、そうだ、ジュースを買おうと思い、小さな個人経営のお店に行きました。

「御用のある方はインターフォンを押して下さい」的なものすごくノンビリしてるお店。押してはみたがなかなか主はやって来ない。代金置かずに商品だけ持って帰ってやろうかと思いつつ(嘘)、もうしばらく待っていると奥から主。

「ごめんねえ。今、メダカの水槽の水換えやっててさ~いやあ、もう沢山産まれちゃってねえ。」

最初、「?」でしたが、要は外で作業をしていたので、インターフォンが聞こえなかったという事のよう。

「お時間あったら、どうぞ」

と言ってくれたので、お店から出てその家の壁づたいに曲がってみると、そこに結構大きな水槽発見。中を覗くとものすごい小さなメダカがものすごい沢山泳いでました。すぐ横にはそのご両親の水槽。おじちゃんは水換えのため別の容器に移したメダカを戻すために網を用意したが、メダカの方が小さすぎて、編み目から流れでてしまうので、小さなコップで掬いながらメダカを元の水槽に戻しているんだよ、と、色々説明してくれたりして、なんだか楽しいひとときでした。またたまに見に来ますね、って話してまた散歩再開したのでした。

昔って、近所歩くと「~ちゃんおかえり」なんて声かけてもらってたなあなんて思い出しました。子供の頃、なんか親の目を盗んで悪い事やろうとすると、誰かに見つかって告げ口される、みたいなマズい展開もなくはないんですが。苦笑。でも、やっぱりそういうのってあたたかい。今は色んな事件を耳にするし、正直私は隣の部屋にどんな人が住んでいるかさえ知らない。それでもやっぱりご近所付き合いっていいなって思う。

先日テレビで見たんですが、足立区だったかな、引ったくりなどの被害件数が多かったそうで、その対策を考えたそうです。防犯のために何をやったかっていうと、防犯カメラを増やしたわけじゃないし、警察のパトロールを増やしたわけじゃない。花壇をね、増やしたそうなんです。そしてボランティアの方が水やりをする。帰宅途中の学生達に「おかえり」と声をかけ、「ただいま」という声を受け取る。花を見たくて子供が足を止め、母親も一緒になってボランティアの方と話をする。一日の間でそういう時間が沢山生まれてました。もちろん直接的に監視、っていう意味合いもあるけど、そういう和やかな雰囲気の街では犯罪する側も犯罪する気にならない、という心理的なとこにもっていこうってことだそうです。確かに被害件数は減っているようで、テレビを見ながらなるほど~!って感心してしまいました。

メダカのおじちゃんのお宅、今度通ったら、「メダカ、大きくなりました?」なんて声をかけてみよう。直接何がどうってわけじゃないけど、こういう事がきっかけで人と人が繋がってく街づくりってすごく素敵だなあ。