遠くで、雷鳴が轟く
黒雲が低くうねる
一面に、雨の気配が広がる
その時
石のエッセンスが目覚める
にわかに地中より湧き上がり
あたり一面に立ち込める
石に封じられし記憶とともに
なんて、下手な抒情詩(!)はさて置き、雨の気配って間違いなく感じる。
それは、もちろん、上の詩に書いたような視覚的な気配もあるが、雨が近づく時、独特の「雨のにおい」って、感じないだろうか?
埃っぽい . . . 本文を読む
「梅雨」は、一日だけ本降りで、気象庁は「中休み」宣言。
ホームのベンチに腰を下ろし、ぼーっと電車を待っていると、気持ちの良い風が吹きぬける。
いい夜である。
こんな夜は、本当は何をするでもなくブラブラと出歩きたい気分になる。
缶ビール片手に河原に出かけてもいいし、飲まずに車で遠出して、海岸でぼけっとするのもよい。
実は、そういうのは好きなのである。
学生の頃は、何をするで . . . 本文を読む