「居酒屋ご飯」

　急遽、夕方７時から、都内でお客さんと打ち合わせ。
（まあ、呼びつけられた、とも言う）

　電車で向かうは九段下。
　個人的には、もう一駅先の神保町で、古本など見たいのだが、そんな余裕も無く。

「さっさと終わらせましょうね。」
　笑顔の担当者の言葉を信じるも、やっぱり夜９時まできっちりと会議。
　まあ、それでも何とかこなしたし。
「何か、喰って帰ろうか？」
　後輩に聞くも答えは・・・No!
「僕ら、方向違うんで。」

　そうなんだよなぁ。
　こいつらは、ここから帰るといつもよりは、多少早い感じ。
　まあ、おぢさんとはつきあえんやね。
　
　仕方なく、一人で電車に乗りつつも、思いをめぐらせるのは夕飯。
　打ち合わせの連絡あった時点で、メシ、喰ってくるって言ったしなぁ。
　おなかも「きゅう」となる。

　さてさて、麺類は昼間に食ったし、出来れば家の最寄で喰いたいし。

「そうだ、居酒屋にしよう！」（ここ、JR東海の京都CM風）

　かくして、「居酒屋ご飯」となる。

　基本的には、一人よりは誰かと行く方が好きである。
　しかし、たまぁに、家族にも友達にも後輩にも構われず、一人で飲んでいるとちょっと落ち着く。

　てな訳で、お店に。
「えっと・・・。」
　メニューをしっかり見て。

「シークアーサー割り、ひとつ。
　それにジャがバターとししゃも」

　うーん、心なしか健康を意識してしまうのは、歳なのね。
　基本的に。^^;
　ずっと前なら、生大に串カツ、牛スジだったなぁ。

　まあそれにしても、あまり何も考えず、ボーっと飲んでいる。
　辺りには、常連が集って、やれ今年の野球はとか、最近あいつはとか賑やかだ。

　そんな中で、ほけーっと過ごす事、小一時間。
　最後は葉唐辛子のおにぎりで締めて。

「お愛想」
　締めて、３６００円。
　夕飯にはちと高い。
　修行が足りないね。
　
　とまれ、微妙にホッとする空間を抜け、家路に着く。

　丁度、良い（酔い）加減。

　さて、今週も残り２日。
　頑張ろう。などと思いつつ。