今日もお盆休みとあり朝から風蘭を眺めていました。久々に幽谷錦を手にしましたが、さすがというか
過去に名鑑の最上部に名を連ねた品種だけあってやはりその芸は一級品ですね。
<平成28年8月14日撮影>
幽谷錦と祥風を並べ撮りです。
派手子ですが幽谷錦の特徴である雲が現れ何とも言えない風情が際立ちます。幽谷錦の醍醐味ですね。
柄がさほど見て取れませんが沈み気味の細縞が4・5本通っているので、幽谷錦を作る上では最上の柄行き
と思います。
このような太縞などより雰囲気がいいです。
風蘭はコレクション性が高く、そのため希少性が価値を高めるところかと思いますが、芸風や柄の良しあし、株立ちの具合
といった品種としての綺麗さや丁寧な作りこみなどに価値観を見い出すのも伝統の継承という面では大事なことなんでしょう
ね。実際の品評会などは無縁の私ですが、ブログに掲載の写真など拝見すれば作者の思い入れや意気込みが感じ取れ、
常日頃から大事に大事にと作に励んでられるんだなと、自分への叱咤激励もかねて皆さんの努力の賜物を拝見しています。
祥風の葉も立ち葉ですが、幽谷錦の凛とした立ち葉に比べやや姫葉ぎみに展開するので幽谷に比べると
優しさを感じますね。木も九州産なので一回り大きく雄大さを感じます。
幽霊は?出ますか?