そろそろ記録に留めようと思う品がなくなってきました。もう少し頑張ってみようと思いますが近日中にはしばしのアップロードは休止・・・かな。次は少しの花物の開花を待っての再開って、これもわかりませんが。
2023年5月15日撮影
4年前?に棚入れしたと思う九州産の平戸風月です。泥軸・泥根の散り斑縞種です。今回、同じ九州産ですが風蘭の産地で有名な綾町産の散り斑縞種と比較したく思い、並べ撮りしました。
2023年5月15日撮影
葉先鋭い立ち葉性の葉がひねり気味であるところが特徴を醸しだし、ただの散り斑縞種とひと味違うところかな。葉の紺性もやや淡い感じです。
こちらは綾町産で、全体に見る草体は姫葉姿。しかし幅のある葉は肉厚で中には金広錦が特徴とするへの字型の葉も交え、優しさよりも力強さを感じる散り斑縞種かな。上下画像を見比べればその違いがハッキリと。葉の紺性も本種の方は強いです。そのため同じ散り斑柄でも青味強く感じます。
これは親株との比較。ちょび柄の芽が2本付いていますが殆どが無地です。
殆どの芽がひねり気味であるのがよくわかります。
古い話ですが実生種の富岳が世に出て以降、日を追うごとに散り斑柄の人気が薄れていく一方(但し、登録品では至楽や未登録では銀嶺の最上柄など作が難しく未だ高値の花というべき幾多の品種もあります)のように。とはいえ曙性のものや下葉まで明るい斑柄のものなど、散り斑柄といっても品種による性質の違いも多様であり、綺麗にまとめて作れば見栄えもよく、また、作のし易さから安心して楽しめる私のような作ベタにはもってこいの品種ですね。
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