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風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

祥雲・祥雲芽変わり

2014-05-05 05:01:30 | その他葉芸

 祥雲本来種です。先日掲載の芽変わりと一緒に並べてみました。

平成26年5月4日撮影
 祥雲は九州産のわりにはそれほど大きくならず、どちらかといえば中型に留まります。それでも並べ比べれば
大きさにこれだけの差が・・・・・・芽変わりしているので大きさを比べる意味・・・ないですよね





 
 祥雲の斑は葉の表面だけ(裏側からは斑が見えません)ですが、下葉ほど鮮明になり、よく斑が出た良芸品など中々の逸品といえる
かと。ただ、芸が強ければ強いほど葉もちが悪くなり、結果中々綺麗な株立ちに成りにくいという欠点が悩みの種に・・・・・
 
 手元のものは御覧の通りです。良芸ではありますが最上芸とまではいきません。ま、玄人好みのいぶし銀のような芸止まり・・・・・
・・・でしょうか。

 
 相変わらず、軸は非常に綺麗に冴えています。この部分も祥雲の持ち味なので大事ではあります。


 こちら芽変わりですが、ボヤ虎っぽくながら一枚の葉に祥雲本来種と同様の斑が。


 こちらも下葉の中ほどに斑が出ています(決して日焼けとか痛めたものではないです)。こちらの方が部分的ですがもう少し
はっきりとしているかな。

 
 腰の辺りはまだまだです。本来種に比べれば相当見劣りが。


 こちらの葉もボヤ虎程度ですが斑が見て取れます。とにかく、芽変わり種の葉は細く短いので本来種と同様の芸というのは厳しいかも
しれません。現状本来種に比べればその芸はまだまだです。しかし端々にこのような兆候もみられるので今後への期待をこめて作に取り
組まなければね。また、葉もちがよくなっているようなので株立ちを目出す(おいそれと嫁入りはさせません)のもいいかもです。

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有田川町釜中山採り

2014-05-03 19:50:10 | その他葉芸

 平成11年の採取なので非常に時間がかかりましたが、14年目(去年)にしてようやく授かった一子が無事冬を越してくれました。
 ただ、目立った特徴もなく極普通の子芽なのでちょっとがっかりですが、親もわずかながら今の特徴が現れるまで相当の時間を要した
ので、お楽しみはこれからかな。それと、未だ花を見ておりませんので、どんな花が咲くのか非常に楽しみ大きいものがあります

平成26年5月3日撮影
 大きさが解りやすいように少し遠目からですが、鉢(3.5合)も含めた全体像を写してみました。



 
 何芸かとなると、う~ん虎芸でもないし勿論牡丹芸でもない。やはり単なる葉芸とするしかないのかな。

 



 
 左隅に見えるのが去年でしたが苦節14年目にして付いた初の子です。ホントこれといった特徴もなくごく普通の青子ですが、そのうち何らかの特徴が
現れてくるでしょう。とにかく無事冬を越したので、あとは今夏の暑さを乗り切ってくれればまず一安心といえるかな。

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祥雲芽変わり

2014-05-01 04:42:30 | その他葉芸

 ある程度の鉢数は必要かと思いますが、風蘭との付き合いが長くなると自分の棚での変化(芽変わり)に巡り合う
ことがあります。無地のものから縞が出ることも珍しいことではありますが、それ以上に珍しいのが葉変わりといわれ
ています。その変化(芽変わり)が起こったのが今回の祥雲の小型化で、付まで変化していますのでおそらくこのまま
固定するのではないかと思っています。その小型化した祥雲ですが、親木同様の祥雲らしい葉芸も表現しています
ので、その希少性と合わせ将来が楽しみです。

平成26年4月29日撮影
 左が芽変わりした親で、右側がその芽変わりからの割子です。    

 
本来の祥雲の付は月型ですが、本種は完全に芽変わりしたのか、付も波型といえるくらいに変化しています。



 
根色は、本来種同様の赤っぽい泥根ですね。

 
裏側からです。付が変わりきっているのがよくわかります。また、やや弱いですが祥雲の特徴でもある腰斑も表現されています。

 
ボヤ虎っぽいですが、細く短い葉に中斑状の斑も出ています。この辺りも本来種同様の最上芸が表現されるようになれば中々の一品に
なるかと・・・・・・・



 
 この子も親の芸をよく引き継いでいるようで、将来が楽しみですね。祥雲は縞芸ではなくどちらかといえば虎斑芸の様相が強い
品種かと思っています。ですから、芸の継続は100%かと考えがちですが意外や意外、無地の子も出します。そのことを思えば
この芽変わり4本は中々良い系統木といえるかな

 
こちら、更に小さい割子です。この子は付が月型のままで、もしかすると未だ完全芽変わりに至っていないかもしれません。しかし、葉先にあらわれた斑など
これも本種本来の特徴の一つであり、小さいながらもいい性質を引き継いだようです。








裏側からですが、付が月型のままで変化に至っていないのがよくわかります。ま、豆葉で月型の品種もよくあるので、このまま大きくならなければ
それでよし。たぶん大丈夫でしょう。(植替えでわかったのですが、根が細く少ないのでその影響ではとの思いも。ま、今シーズンの一作でこのまま
でいてくれればほぼ確定ですかね。

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今シーズンもこれでブログ終了!!

2013-11-17 19:36:10 | その他葉芸

 季節柄、休日はみかん採りが日増しに忙しくなり、仕事の方もこれまでに比べ帰宅が遅いとあっては、ただでさえ面倒くさがりやな私ですので、
ブログの更新ははっきり言ってもう無理!!  ということで最後に撮りためた写真を一気に掲載し今シーズン終了ということで

福井産無名耳摺り斑   約9年かかりました、中々の株立ちかとの自負を持てるかな。



翠 宝   もしかすると来シーズンの戦力に使うかも



富貴殿   オークションでは割子でしたが良い評価をいただき、パソコン購入に大きく貢献してくれました



建国殿縞   兄弟木は、最近近所の知人宅に引き取られていきました。



金屋産緑花  ここまで至るに、約10年かかっています。形もまずまず整っているんで、これはこのまま更なる大株立ちを目指すすことに。ガンバ



羅紗梵天   残念ながら今シーズンも花未確認。緑花とのことですが、翡翠のような花色はまず無理と。もしや三日緑ということも



薩摩貴富士   九州産なので今後どれくらいにまで育ってくれるのか?成長ぶりが楽しみです。



土佐翠宴     長く作っていると株立ちも増えてきますが、その中でもまとまり具合が特に気に入っている一鉢です



熊本産無名豆葉     特に変わった特徴があるわけでもないのに、何気に?愛嬌を感じてしまう無名品です。



慶 賀  どういう訳か今シーズン最後のおおとりに。特に意味はないんですが・・・・・・・・・


それでは来シーズンまで冬眠ということで・・・・・・・・・・

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楠本産無名品

2013-11-11 18:59:09 | その他葉芸

 盛夏の蒸し暑い時期、最も本種の特徴が表れる地元楠本地区の山出し種です。
平成25年8月26日


平成25年11月9日

 
向かって左側の子なんかは、左の葉の中ほどにぼや虎っぽく芸が残っています。また、右側の天葉前の葉のつけ辺りに透明感
が残り、涼しげな雰囲気を残しています。


平成25年8月26日


平成25年11月9日
 50%遮光下のものはさほど変化ありませんが、直射下で栽培しているほうは、季節柄日差しが和らいでくるとともに青味がもどって
きたようです。

 伸長中の葉元に現れていた白味が、今はほぼ見て取れなくなっています。通年芸が楽しめればいいんですが、現状夏場の一時期に
限られているのが残念ですね。

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