待望の子も暑さに潰れることなく順調に育っています。
平成26年5月3日撮影
以下、平成26年7月21日撮影
葉繰り1枚。これも我が家の標準値。
結構肥培していますが、それでもこのサイズに落ち着いているので大きさ的にはこれで本芸かと思います。あとの
楽しみは開花のみとなりますがいったい何時のことやら。ま、付けを見る限りでは普通花の確立が高そうですが・・・・・。
子もこれくらいになれば少々のことではつぶれないと思うので、日々猛暑が続くもののまずは一安心かな。
秋口になれば、この辺りにも冴えが出てくるんですが、今はこんなもの。2か月後の観察が楽しみです。
しばらくの間がありましたが、シーズンも中程を過ぎたのでそろそろ記録を残さないといけないかなと
重たい腰を上げました。
まずは祥雲とその芽変わりからです。
前回、平成26年5月5日撮影
以下、平成26年7月21日撮影
風蘭は、前半の方が旺盛に成長するもの。現時点の葉繰りは1枚にやや満たないと思いますんで決して良いとは
いえませんが、我が家としてはこんなものかな。
こちらは、小型になったといっても付は月型。そのうち葉が伸びてくるかも・・・・・・・・。
こちらは完全に芽変わりしたようです。付も変化し、まずもとに戻ることはないでしょう。
本来の祥雲です。
腰斑は、祥雲の特徴の一つですが、その芸もまだまだ甘い!というか全くの青。本来種も芸抜けのような木も
散見されますんで、もしやこれも芸抜けかも。ま、同じような芽変わりが並ぶよりは、このままの状態が保てれば
これはこれで、良しとすべきですね。
葉に透明感が感じられるようになる、晩夏から秋口にかけてが最も本種の魅力が引き立つ時期かと。ですから、
今の時期は今一これと伝えるものがありません。が、地元山採り種ですので一応今の時期の状態も記録です。秋
が来れば、その時期と今の時期を比較できるので双方の写真を並べ比べるのもいいかな。
平成26年6月1日撮影
左の葉に若干ぼやっと虎斑が残っています。その他は、全くといっていいほど伝えるものがないですね。
根も時にはピンク根も出たんですが、最近はほぼ泥根。何か変化をと別の株を二鉢ですが直射下で
炙っています。軸の当りが腰斑っぽくなることがありますがそれ以外は取り立てての変化はなし。逆に
秋口に感じられる透明感がなくなり、かえって本種の魅力を殺しているかも・・・・・・・です。
どうにも葉が行儀よく決まらないので、いったんばらして出直しを図ることに。で、親木は手元を離れて
どこかに嫁ぎ、残したのがこの割子一本です。
平成26年5月25日撮影
孔雀丸かなとも思った時期がありましたが、もとはといえば、先輩が普通の山採り風蘭を石付にしていた中から
知人が気が付き見つけだしたもの。青軸・青根に羅紗葉とくれば孔雀丸かその実生品等を思い浮かべますが、手元
にある孔雀丸と見比べて数年、じっくり観察すれば似て非なるものかとの結論に(手前勝手ではありますが・・・・・)。
割る前はおいそれと子を出してくれませんでしたが、株分けがよい刺激になったのか速攻新子が。それと、
ちょっと気が付きにくいかもしれませんが左の株もとに極小さいもう一つの子も。
この2本の子が揃って行儀よく育ってくれたら結果よしなんですがね。
耳摺り斑といえば登録品種の玉川ですが、本種も玉川同様耳摺りを表す品種です。棚入れから十二年位
にはなるかな。結構年を重ねましたが一応それなりの株立ちになりました。耳摺りといっても全部の葉に入れば
それなりの一品といえるかもしれませんが、残念ながら今のところ思い出したように数枚の葉に耳摺りが出る
程度。とはいえ、葉変わりともいえそうな葉重ねのいい中小型風蘭で、株立ちになればそれなりに見栄えがし
ます。また、強健種なので別株を日強く作ってみるのも面白いかもしれません。
平成26年5月25日撮影
海王丸実生の鶺鴒は、古木になれば斑が消えるようですが本種は無地になることはこれまでに一度もありません。ま、
本種は耳摺り柄なので鶺鴒柄とは似て非なるものですけどね。とにかく、もう少し班の入りがよくなってもらいたいものです。