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風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

和歌山県かつらぎ町四郷山採り

2019-05-14 08:35:20 | その他葉芸

根の動きも活発でこれからが育成の勝負時残り2ヶ月足らずのこの期間が自然栽培しかできない
我が家では風蘭の生育を大きく左右する時期です。真夏に一度休眠し、また秋口から成長が(根が
再び伸び始める)再開されますがなんといってもこの時期が最も活動力のみなぎる時期。秋口の成
長期に比して数倍勢いのある時期かと。
活動初期は水のみとし、以後少しずつ活力剤を増やしてきましたがそろそろ液肥の使用も交えて行
ってもいいかな。

札に誤って「紀美野町」としてしまいましたが、実際は「かつらぎ町」四郷(しごうと読みます)
の山採り種です。

2019.5.9日撮影





豆葉というにはやや無理があると思いますが、葉が湾曲する小型の付け変わり種です。


棚出し先の方は手元に縞が入ったものがあるといっていましたが我が家の割子については棚入れ後
16~17年たった今もそのような気配はなく、単なる無地葉変わりのままです。



もう少し癖のある葉芸となってくれればいいんですがね。人気的には縞芸の方が圧倒的に高いだろう
と思いますが、数的な方では葉変わり種の方が数少なく貴重だろうと思います。しかし、昨今の培養
技術により豆葉の縞も多種作出され珍しい物ではなくなっているので、葉変わりといっても無地では
注目度が上がらないのも仕方ないのかな。


本種もやや根を傷めてしまったので今シーズンは養生させることとし、しっかりした株に戻れば
育成環境厳しくしてみるのも面白いかも知れません。そこは来シーズンからの楽しみということで。


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福井産無名品

2018-05-20 12:00:00 | その他葉芸

 本種も先輩を通じオークションに出品した品種です。それも元親株の出品でした。


<平成30年5月12日撮影>








 葉変わりに斑入り、非常に葉重ねの良いボリューム感のある品種です。


 軸の泥も特徴を際立たせています。

 そうそう世間で目にすることのない品かと思うのですが、オークションではいまいち伸び悩んで
しまいました
  写真の株は現状片側に13枚の葉がついていますが出品した元親はもう少し多く葉を重ねていたので
一体どれくらいまで葉を重ねていくのかもう一つの同サイズの株とともに手元において気長に挑戦して
見ます



 

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楠本山採り&祥雲

2017-07-30 11:36:43 | その他葉芸

 いつも秋口の時期が一番綺麗(大したことはありませんが)に映える地元「楠本産」の無名種
ですが、昨日の水遣りのとき意外と立ちがきれいに上がっていたので早々記録です。

平成29年7月30日撮影












 立ちを含む上2枚の葉に透明感を感じるようになってきます。


 大方の葉は白くとはいきませんが・・・・・


 この葉だけは今回非常に白く上がってきました。といっても、晩秋の涼しくなってくるころには緑が戻り
この時期の芸(とするかはその人次第かと思いますが)は形を潜めてしまいます。






 続いて九州産の祥雲です。






 楠本産も腰のあたりがきれいですがそれを大きく上回る腰斑の冴えを見せる品種です。




 芸としては、腰斑と後冴えの境目のぼやけた中斑が特徴かな。で、この特徴とする中斑ですが、あまり
中斑が強すぎると葉持ちが悪くなり枯れ落ちてしまいます。また、日焼けを起こしやすく、見栄えを落として
しまう中々良作をするにはやや気難しい品種かもしれません。




 葉先に向けよく芸が出ていたのですが案の定葉焼けが

 
 葉表の中斑は葉裏には抜けません。これも一つの特徴といえるかな。


 下葉になると墨を流すこともあります。


 葉裏にも墨が。

 品種としては素人受けのしないいぶし銀のような芸ですが、中々の多芸品種であると思います。

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有田川町産2種

2017-06-18 11:00:16 | その他葉芸

地元有田川町産2種(楠本産・・・いくつか棚割り済み、釜中産・・・一株も棚割りしていない)です。両株とも例年
この時期は特に芸らしいものを表わしませんが今年は少し違うような

平成29年6月17日撮影の楠本産(棚割り済み)


写真では分かりづらい(光の反射程度にしか見えない)ですが何枚かの葉にぼやっとながら
虎芸模様が見て取れます。例年秋口にのみ葉に透明感が感じられるものの休眠期にはいるとほぼ無地に
なってしまう本種。今年はいつになく明け方と日中に温度の高低差があり、その環境がどこか秋口の気候
に似ているんでしょうか





平成29年6月17日撮影の釜中産(いまだ棚割りなし)
 親木に子が2本。割り子2本と合わせ全部で5芽となりました。とりわけ苦節18年の成果です。


新葉の伸び始め時なども特に芸らしきものがあるわけでもなく、本種もまた秋口にのみ虎斑模様に
葉色が変わってくるものです。しかし休眠期からこの時期は一部の葉を除き無地となってしまいます。






こちら1番子。




こちら2番子。現状どちらも全くの無芸状態。もう少し根が充実してくれば試験的に環境を変えて、
芸の出具合いを観察(湿度の関係か気温の高低差かはたまた日照時間かなど)したいと思います。


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青軸幽玄

2017-06-10 08:56:54 | その他葉芸

芸は登録品の孔雀丸と同様の羅紗豆葉が本芸で、その芸が崩れたものは普通の風蘭同様となります。
写真では孔雀丸と変わらないように見えますが実物を見ると葉幅が引き孔雀丸よりも一回りから二回り
は大きように思います。

平成29年6月10日撮影  (札名が違っていますがどちらも同じものです)








棚入れから7年は経っているので一度くらいは花を見ているはずなんですが記憶になく、いつもなら
花軸が伸びる前に摘んでしまうところを今回は咲かせてみようと思っています。今のところ距は視認でき
ません。青軸だけあって素芯の綺麗な軸が伸びています。


本芸から突如として普通の風蘭に戻ってしまいました。当然逆のパターンもあるのですがいつになったら
落ち着いてくれるのか






棚入れ当時の写真が残っていたので比較のため掲載を。何やら花軸が伸びているようですね。
やはり花は確認済みのようですが、記録していないということは何ら珍しいものではなかったのでしょう
2010年7月25日撮影

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