根の動きも活発でこれからが育成の勝負時残り2ヶ月足らずのこの期間が自然栽培しかできない
我が家では風蘭の生育を大きく左右する時期です。真夏に一度休眠し、また秋口から成長が(根が
再び伸び始める)再開されますがなんといってもこの時期が最も活動力のみなぎる時期。秋口の成
長期に比して数倍勢いのある時期かと。
活動初期は水のみとし、以後少しずつ活力剤を増やしてきましたがそろそろ液肥の使用も交えて行
ってもいいかな。
札に誤って「紀美野町」としてしまいましたが、実際は「かつらぎ町」四郷(しごうと読みます)
の山採り種です。
2019.5.9日撮影
豆葉というにはやや無理があると思いますが、葉が湾曲する小型の付け変わり種です。
棚出し先の方は手元に縞が入ったものがあるといっていましたが我が家の割子については棚入れ後
16~17年たった今もそのような気配はなく、単なる無地葉変わりのままです。
もう少し癖のある葉芸となってくれればいいんですがね。人気的には縞芸の方が圧倒的に高いだろう
と思いますが、数的な方では葉変わり種の方が数少なく貴重だろうと思います。しかし、昨今の培養
技術により豆葉の縞も多種作出され珍しい物ではなくなっているので、葉変わりといっても無地では
注目度が上がらないのも仕方ないのかな。
本種もやや根を傷めてしまったので今シーズンは養生させることとし、しっかりした株に戻れば
育成環境厳しくしてみるのも面白いかも知れません。そこは来シーズンからの楽しみということで。