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「十八の夏」を読んだきりだった光原さん。BOOK OFFで
たまたま本作を見つけたのはいいのだけれど、表紙を見て、
ちょっと引いてしまいました(^^;)。
創元なのに、どう見ても少女漫画なんだもん(笑)。
(表紙と各作品の扉絵を野間美由紀が描いてます)
浪速大学のミステリ研究会に所属する1年生の吉野桜子は、
初めての合宿で“密室事件”に遭遇!
連作短編という形で、さまざまな謎をミステリ研究会の
面々が論理的な推理で解決していきます。そして最終的に、
桜子が大学入学以前から抱えていた“気掛かりなこと”を、
桜子を大切に想う先輩たちが、解決してくれます。
日常の謎、という部分では光原さんらしいと思うのですが、
なんというか、この人はミステリーを通して少女小説を
書こうとしたのではないかと思ったのです。「十八の夏」は、
ミステリーだけど、美しい純文学寄りの作品だったと
思うんですよね。で、本作は、ミステリーだけど少女小説。
もちろん、ミステリーとしてもとても面白い作品なんですが、
それ以上に、心をかき乱す何かがある。しかも、謎の
使い方がとても上手いので、より心に響くんです。
俄然興味が沸いてきました。
この人の作品を、もっともっと読んでみたいな。
「遠い約束」光原百合(創元推理文庫)
たまたま本作を見つけたのはいいのだけれど、表紙を見て、
ちょっと引いてしまいました(^^;)。
創元なのに、どう見ても少女漫画なんだもん(笑)。
(表紙と各作品の扉絵を野間美由紀が描いてます)
浪速大学のミステリ研究会に所属する1年生の吉野桜子は、
初めての合宿で“密室事件”に遭遇!
連作短編という形で、さまざまな謎をミステリ研究会の
面々が論理的な推理で解決していきます。そして最終的に、
桜子が大学入学以前から抱えていた“気掛かりなこと”を、
桜子を大切に想う先輩たちが、解決してくれます。
日常の謎、という部分では光原さんらしいと思うのですが、
なんというか、この人はミステリーを通して少女小説を
書こうとしたのではないかと思ったのです。「十八の夏」は、
ミステリーだけど、美しい純文学寄りの作品だったと
思うんですよね。で、本作は、ミステリーだけど少女小説。
もちろん、ミステリーとしてもとても面白い作品なんですが、
それ以上に、心をかき乱す何かがある。しかも、謎の
使い方がとても上手いので、より心に響くんです。
俄然興味が沸いてきました。
この人の作品を、もっともっと読んでみたいな。
「遠い約束」光原百合(創元推理文庫)
TBさせていただきました。
わたしも「十八の夏」「遠い約束」両方とも読みました。
おっしゃるように前者は純文学寄り、
後者は少女小説のテイストがあるなと思いました。
どちらも日常に潜むミステリという意味では共通していますが・・・。
光原さん、“日常の謎”を愛する方々からはとても高い評価を得てます。
最近、女性のミステリ作家は、とても素敵な作品を出されてますね。
しかも、それぞれに個性的なのがとっても魅力的。
光原さんももっと読みたいのですが、寡作な方なようで、
文庫ではなかなか手に入りませんね(^^;)。