紫微の乱読部屋 at blog

活字中毒患者の乱読っぷりを披露。主にミステリーを中心に紹介します。

『おしりのしっぽ 旅する私のふしぎな生活』竹内海南江

2005年08月30日 | た行の作家
オンライン書店ビーケーワン:おしりのしっぽおしりのしっぽ 旅する私のふしぎな生活』竹内海南江(集英社be文庫)

竹内海南江といえば、『世界ふしぎ発見!』です。エジプトといえば、
必ず彼女です。辺鄙なところでも、辺境でも、なんなら地の果てでも、
彼女ならば楽しんで出かけていくんじゃないかと思います。
そんな竹内海南江の、旅をテーマにしたエッセイ。
どこもかしこも、飾らない彼女らしさに溢れています。

このエッセイを読む以前に、彼女の描いたとても不思議な小説を読んで
いたので、それとも通じる独特の雰囲気を、より楽しめたんじゃないかと。
というのも、うまく言い表せないのだけれども、とても面白い“風”を
持った人だなあと思うのです。ホントはきっと、ものすごい気配りの人で、
私たちの目に見えているほど単純に楽しいだけのものではないと
思うのですね、そのレポーターという仕事も。まあ、何にしろ仕事ですし。
しかし、そういう“仕事”もやっぱりきっと、考え方一つで
随分、気持ちも変わるんだろうなと、そういう風に思えてきます。
だから、楽しもうとしているんだろうな、と。

まあでも、たとえその辺を読み取ったとしても、結局
「どういう風にとらえてもらってもいいんです」なんて言われるのがオチだ(笑)。 

4 コメント

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Unknown (Unknown)
2005-09-01 12:03:32
私もこの海南江さんの本読みましたよ♪

彼女らしいですよね。

飾らなくて、自然体で。

彼女がなんかのインタビューで言ってたので印象的だったのが、

「脳の脂肪がこの仕事のおかげでとれちゃった」

て素敵な人だなあって思いましたよ♪
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素敵な人です(^-^)。 (紫微)
2005-09-02 10:51:56
コメントありがとうございます。

よろしければ、お名前を書き込んでくださると嬉しいです(^-^)。

(何と呼びかければいいか悩んでしまいますので(笑))



私が印象に残っているのは、

日本にいるとよく聞く、ベランダでお布団を叩く「パン、パン、パン!」という音。

海外のある地域でこの音を聞くと、銃声だと思う。

というようなことが書かれてあったところです。

その国ごとに安全の基準も違うだろうし、常識だってまったく違うし。

そういうことを、すんなり受け入れて当たり前のように対応しているということが、彼女のすごさだと思いました(^-^)。

インタビューなんかでは、「何も考えてない」とかよく言ってますが、

やっぱりちゃんと考えてるんだと思うんですよね(当たり前か^^;)。

湖の上の白鳥、というと例えが悪いかもしれませんが(笑)、

私たちには見えないところでやるべきことはしっかりやっているんですよね。

その結果が“長寿番組”である、ということなんだろうな、と。



何よりも、子供の頃から見てますが、昔とまったく変わらないのが不思議です(笑)。
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はじめまして (こずえ)
2005-11-09 14:00:56
私もこの本大好きです(^^)

私が初めて竹内さんを知ったのは2年前にやっていたNHKのアラビア語講座なのですが、これほど多くの国をリポートしてると知ったときはびっくりしました!

明るくて素敵な人柄ですし、これ一冊で彼女のファンになりました♪
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私も大好きです。 (紫微)
2005-12-11 20:10:00
初めまして。

アラビア語、ですか。多芸ですね(笑)。

いちばんたくさん行ったのは、やはりエジプトだそうです。

私もエジプトが大好きで、まだ行ったことはないのですが(^^;)。

ますます行きたくなりました(^-^)。

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