ぷっく姫の韓国留学(後)日記

9カ月留学してきました22歳。9歳年上飼い主(彼氏)とラブラブラブ☆☆☆9/28記事で報告、今年結婚します!

活用してます!『韓国語文法辞典』

2005-07-17 11:13:18 | 留学生活・学習編(前半)

6月10日に手に入れた本、今さらながら初めて書きます

小学館の朝鮮語辞典だけを担いで韓国に来ましたが、こっちに来て語学堂で勉強し始めて、

「文法辞典がほしい、文法辞典が必要」

と強く思うようになりました。
語学堂では、日本で読んでいた学習書には載っていなかったような文法もどんどん習うし、習ったものでももっと詳しく知りたくても、教科書(日本語解説が載ってます)だけだとやっぱり限界あるし。
で、こっちに来る前から本屋なりネットなりでちらちら見かけて気になっていた、この『韓国語文法辞典』が頭に浮かびました。
ネットでAmazonのカスタマーレビューやブログを読んで調べてみると、評判はとってもいいけど、ただちょっと説明が固くて分かりづらい部分もあるとか。

、「本当に頭のいい人は、難しいことを易しく説明できる、中途半端に頭のいい奴は難しいことも易しいことも難しく説明する」という説(説・・・?)もあり、中身をじっくり見ないで買うのはちょっと不安でしたが、きっとあって損はないだろうと思い、5月に思い切ってAmazonで購入しました。

支払いは私のカードでおろして、飼い主の住所に送ってもらい、飼い主が辞典やグミ(私の好物)、色々なパンフレットと一緒に下宿まで送ってくれたんです。
(このパンフレットの中身に関しては9月の一時帰国後に書きますね~、その時はリンク貼ります)
なかなか届かなくて心配しましたが、6月10日にようやく届き、それから毎日のように活用しています

ハードカバーで一見本っぽいけどやっぱり辞典ですから、一通り読むといった使い方はしませんが(実は最初のうち取り組んで挫折した)、ひとつの文法事項につき「範疇」「構造」「意味」「例文」が詳しく説明されていて、すごくいいです。
こんな本、他にはなかなかないかもっ
私にとっては、本当に買ってよかった~と思うもののひとつ。
朝鮮語辞典と並んで、私の宝物になりそうです。

解説は専門用語使ってて分かりにくいところも確かにあり、最初はすごくとっつきにくく感じましたが、そこであきらめずにがっぷりとかかっていくと、そこで深くしっかり納得できる感じします。

こういう本、好きだな~。
最近出てる韓国語学習書(だけに限らないけど)では、カラフルにしたりなんだりして一見なじみやすいけど、その実中身が浅いのも多いですよね。
この辞典の説明は確かに堅苦しいけど、『私は文法用語なんか何も知りません、難しいことイヤです、簡単にこれらの文法を教えてくださ~い
っていうのは単なる頭カラッポの甘ったれのような。
こっちも文法用語という役立つ武器を手にしたうえで文法と取り組まなくては、後々いい景色が見られるぞという心構え(大ゲサ)でこの辞典を扱っていたら、少しずつ自分になじんできました。

この辞典、私は大好きですが、韓国語学習者にオススメしますっともオススメしませんとも、どちらとも言えません。
(あくまで私の意見です)
基礎的な文法項目も確かに載ってますが、特に基礎はこの説明じゃかえってわかりにくくて混乱すると思う・・・。
私も留学しないで独学で続けるんだったらきっと買わなかったと思うし(なんと言ってもわりかし高価<4600円+税>)ですし、ハングル講座が優秀なので、きっと必要性もなかったと思います。
ハングル検定準2級あたりからの人にはあると役に立つかな?
一方で、「文法にはこだわらない、どんどん進みたい」と言う人にはきっと必要ないだろうし。
個人的な見解ですが、こういう人の方が、会話はさっさか上達するでしょう、でも上に上にいこうとすれば行き詰まるんじゃないかな・・・。
まだ語学堂3級の私がいうのもなんですが、私は文法と言う土台をしっかり固めた上で、単語とかを積み重ねていきたいな。
そのために、『進度が早く量も多い、文法をしっかり教えてくれる』と評判の延世を選び、私は実際延世が気に入ってるし。

ちなみに、この『韓国語文法辞典』を注文した直後に、『完全マスター ハングル文法』の存在を知りました。

こちらは2000円+税、しかもCD付きということで、一瞬だけ「しまったー」と思ったのですが。
色々見ていくと、やっぱり私の『韓国語文法辞典』よりは説明が不足だったり(その分、解説は親しみやすいそうですが)、日本語訳が変だったりするそうです。
『韓国語文法辞典』は、日本語母語者のことを考えて作られてるけど、『ハングル文法』はネイティブが書いたのがウリだとか。
私は長ーく使っていきたいし、色々な面で(私には)こっちの本が向いていたと思うのでよかったです
もちろん、練習問題が付いていたりと、こちらの方が優れている面も多いようですので、文法辞典をお買いになる方は本屋で両方チェックしてみてください


ところで、
「辞典は、他の人に貸したり触らせたりしたら、効果が落ちる」
という話を聞いたことがあります。
なんだか神懸り的なアヤシイお話をしているように見えますが、私は決してそれ関係の者ではないですっ!
中学校の時の先生に教えてもらった言葉。
その時は「つまり辞典持ってくるの忘れるなってことでしょ~」と浅く解釈していたのですが、この辞典を使いまくってる今になって、意味がしっかり分かってきました。
単純に、使いたい時に手元にないのも困るし、辞典は使っていくうちに自分の手になじんでいくし、人に見せると思うとどことなく気が引けて思う存分書き込みができなかったり、自分のものっ!っていう愛着が湧きづらく、使いこなしにくかったりするとか。
やっぱり辞典みたいなものには自分なりのクセがつきますよね。
(クセがつきまくるほどは使い倒してない・・・使わなきゃ)
私も、誰かに見せるかも、触らせるかもという遠慮をとっぱらって使っていった結果、かなり自分仕様に使いやすくなり、その代わり確かに誰かに見せられるシロモノではなくなってしまいました
(でも汚さず綺麗に綺麗に大事に大事に使っています)
ということで、この本は、学校には持っていかず、下宿の机の上で毎日使われ、門外不出、貴重品扱いしています