納涼床と五山の送り火イベントで、京都へ出張。
東京のお盆は7月なのでピンとはこないが、このイベントを担当するようになって、五山の送り火に対して、お盆の行事なんだと自覚するようになった。
以前は『大文字焼き』だと思ってたが、京都の人から言わせてみれば、『奈良の若草山の山焼き』と違うんだから『焼き』と言うなと怒られる。
確かに、山は焼いているが、意味が違う。
我が家も下町なので7月のお盆になると、焙烙に迎え火炊いて、提灯を持って道の角まで迎えにいき、帰りは送り火を炊いて角まで見送ったものだ。
我が実家が凄いのは都市開発で引っ越した権利者マンションの外廊下で迎え火と送り火を炊いてしまうことだっ

迎え火は参加出来なかったが、送り火は三回跨いで、先祖をお見送りした。
それにしても、このマンション。下町住民がそのまま移住して来たので、他のマンションとはちょっと勝手が違う。
夏になると、ドアを開けっ放しにして簾をかける。
表札も元々家に掛かっていたものを持って来ているので和風な立派なものが多い。
玄関の周りも此処は道路かと思わんばかりに、植木が置いてある。
これまた、下町の名残である。
下町の気持ちが細ぼそながら受け継がれていくように、
火五山の送り火も豪華な送り火で観光色は強いが、いにしえからの先祖を思う気持ちは変わらない。
数百年続く京都下鴨神社 宝泉堂の五山の送り火限定菓子。
味はもちろんだが、包装も素敵だ。
さすが、老舗。
今回は時間が無くて寄れなかったが、夏の時期に下鴨神社内の“さるや”のかき氷 が食べたいなぁ